2013年6月29日土曜日

ブッダガヤのシータマ②

4月8日(日)

走る、走る、列車は走る。ランクとしては上から二番目に良い2ACなので毛布1枚とシーツ2枚、枕1個が付いてるが、とにかく具合が悪いので体力温存の為に寝る、寝る、寝る。揺れる列車の中で、幾らでも眠れる。インド人達は、一食目のお弁当は確実に持参しているが私は何も持っていないので、昼も夜も車内の食事を注文する。インド人は晩ご飯が遅い。9時頃。そして食べたら即寝る。

コーチの入り口のカーテンをペラリとめくって車両スタッフがゴミだのメシだの言いにくるのだが、東部インド人と思われているようで一切の声かけはヒンディ。しかしこの程度の会話なら全部理解出来ている自分が不思議。「ネイ〜」とか答えている。

予定では翌深夜3時に付く筈だが、スタートからして6時間遅れている。一応アヌープには連絡を入れておいた。


4月9日(月)

3時なんてとっくに過ぎている。その後、遅れがどれだけ拡大しているのか分からないが、一応6時間後の午前9時くらいからはスタンバイする。一駅止る度に手元に書いておいた駅順と照らし合わせなくてはならず、気が休まらない。インドの列車には到着アナウンスは無く、いくらヒンディが読めても寝過ごしたりしたら大ごと。しかも、そういう時に限って睡魔が襲ってくるのだ。

結局ガヤ駅に到着した時はに、既に正午をまわっていた。9時間の遅れ。なにはともあれホームでアヌープを発見。AC付き車に乗り込むが、窓全開、エアコンは付ける気配なし。ガヤは騒々しい町だ。車中からゴパールジに到着を知らせる電話をかけるも、騒がしすぎて会話にならぬ。窓の外から熱風がしんどい。

30分ほどして、ようやくブッダガヤに到着した。ガヤからのバスはないのだそうだ。アヌープが取っておいてくれいたゲストハウスの部屋はダライラマの灌頂広場に面している。一瞬、日本人的感性で

「広々して日当りもいいし、大きなベランダもGOOD!」

と思ったが間違えた!インドで日当り良好は超BADなんだよー!

危険な暑さ!


2日ぶりの水浴びをして休んだ後に、アヌープが彼の地元スジャータ村につれていってくれる。スジャータの墓の遺跡や、私のリクエストでマータンギー寺など。アヌープ家でご飯を勧められたが、結構具合が悪いので気合いもお愛想もここが限界。

町に戻って、露店でムサンビ(蜜柑の一種、ビタミンCが豊富)ジュースを飲んで、アルティキ(マッシュポテトにグレイビーをかけたもの)を食べてそれで夕食を済ます。ちなみに、私はインドの露天でバクバク食べているが、それでお腹を壊した事は一度もない。熱が出ていてもそれは同じ。日本人とドイツ人は神経質過ぎる。

熱は38°弱。完全なる風邪の兆候。数日移動が激しすぎて疲弊したのだろう。

スジャータ村。小麦畑に沈む夕陽。



ところで、


皆さんは、インド人の音響が凄まじい大音量だということをご存知だろうか?


私はそんなに沢山の国に行った事がないけど、世界中どこの国だってインドの比ではないことは間違いない。自信を持って言える。

この日、私の部屋の目の前の灌頂広場では労働組合の大会が開かれていた。ものっ凄い爆音スピーカーで労働組合の力強いシュプレヒコールが・・・・。

「カイダーヴァー、カイダーヴァー!」(Never die ! Never die ! 絶対負けないぞー!)

とマイクの人が叫ぶと群衆がそれに応えて復唱する。


そして・・・

皆さんは、日本語は現存する中で唯一の母音主体言語だということをご存知だろうか。日本人の脳は子音よりも母音をピックアップして言葉を認識するのだ。

したがって日本人である私の耳には


ai aa aa, ai aa aa !

と聞こえる。

「ii aa aa, ii aa aa !」

sii taa maa, sii taa maa !」

先週ようやく終わりを告げた五ヶ月間のアシュラム生活で、毎日、毎日、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も聞いた言葉!

 「シーターマー!シーターマー!」

「シーターマー!シーターマー!」

「シーターマー!シーターマー!」

やめてくれーっ!


こちとら熱を出して真夏の最中に毛布かぶって寝てるってのに気が休まらない!組合長、私の名前を呼ぶな!群衆も応じるな!しかも真夜中の12時まで!

頭が痛い時の爆音というのは、実に身体に障ります。

(続く)


やっぱり瞼が目に被さっている・・・。アヌープの作った学校です。






2013年6月25日火曜日

ドリフのような・・・

事件は昨日起こったのでした。


アシュラムで私と寝食をともにした事のある皆さんは知っているでしょう。そう、私は寝付きが悪い。


もともと、音楽をやったり絵を描いたりと、そっちの方が得意で、計算などの左脳系の仕事に弱い私ですが、個人事業主だからやらなくてはいけない。アンボリで「それは私の仕事じゃないですから出来ません。お金にはさわれません!スワミジも私がどんなに計算に弱くて数字を間違えるか知っているでしょう!」と頑なに拒んだら「克服しろ!」とえらい厳しく怒られまして、それを素直に受けて、克服したわけです。

・・・厳密にいうと克服は出来ていない。最大の努力をもってそれに挑んでいる訳で、元々足りないアタマをフル回転ですわ。そうすると交感神経バリバリのオーバーヒート気味になって寝付けなくなっちゃうのね。

そんな訳で、ここ最近、深夜まで目がパキン、パキンに開いちゃって寝れない。

で昨日も最後に見た時計の時刻が3時半くらいだった訳です。そうして朝の7時。

ドンガラガッチャーン!

ともの凄い音がして、飛び起きた。

飛び起きては見たものの、眠りが足りてないし気のせいってことにして目を閉じる。すると今度は遠くからピンポーン!とかすかな呼び鈴の音。後で気付いたんだけど私の部屋=元納戸なのでチャイム聞こえないんですよ。音が遠いから近所の家だろうと思って、再び寝る。

しかしピンポンがあまりにもしつこいので、もしやウチですか〜?と階下に降りてドアを開けると、そこにはパジャマ姿で流血しているシェアメイトが!


二階のベランダから庭に降りる階段を使って、飛ばされた傘を拾いに行く途中、階段が底抜けして一緒に落ちたとのこと。

まじですかー!そんなことってあるの!?

で、慌てて見に行ったら、確かに、五段分くらいスッポリと、下の倉庫に抜け落ちて居ました。驚異のバランスで着地に成功したから軽症で済んでいるけど呆然のシェアメイト。さぞビックリしたでしょうに。




自分を支える床面が一瞬にして無くなるなんて、そんなことは考えもしないからな〜。だけど生きていると思いも寄らぬことが起こるもんだ、とシミジミ思いましたよ。

しかも景気付けにテレビを付けたら朝の連ドラ「あまちゃん」の週タイトルがババーン!「おら、奈落に落ちる」いやはや、笑いごとじゃないんだけど笑いました。笑いの神様が降りているような気が・・・。



この話の後になんでこれ?って思うんだけど、勉強会の皆さんがワークショップを主催して私を招いて下さいました。勉強会の方が優先になりますが、もし参加のご希望があれば私からお繋ぎしますので、声かけて下さいね。



  • Sitaさんにお願いして、ティーチャーとしてハタ・ヨーガを教えるコツの講座を開催していただくことになりました!!

    何らかのTTCを修了した方、すでにヨーガを伝えている方を対象とした、実践的な内容です。

    日時:2013年7月21日(日)13:30~16:30(17:00完全撤収)

    会場:九段下(ご参加の方に詳細をお伝えします)

    定員:15名
    (人数に限りがあるため、Upasana Sangaの方を優先とし、空きがあった場合にのみ友人知人の参加も可とします。ご相談ください。)

    参加費:6,000円 (当日会場で集めます)

    予定している内容:
    ☆ティーチングのコツ(アーサナ、プラーナーヤマ)
    ☆アジャストメント法(お話と実践練習)
    ☆Q&A など

    主催:Upasana Sanga Krisna Class(サチコ・アユミ・アキコ)


2013年6月21日金曜日

ブッダガヤのシータマ①

そろそろ、書こうではないですか。

私のブッダガヤにまつわる紀行を。

うーん。

書いちゃうのか・・・というのは、なんだかねえ、思い出すのもシンドイ旅だったような気がしないでも無いからだねえ。


ブッダガヤといえば、お釈迦様が悟られたということで超有名な聖地。読者の皆さんには既にお馴染みのアヌープ君の出身地なわけです。

「シ〜タ〜マ〜タジ〜、来て来て、絶対に絶対に来て、来て来て来て!」

というアヌープ君の熱烈なお誘いを受けて、キッチンボーイズの故郷ウッタラカシに行くのは来年に回し、取りましたともブッダガヤ行きのチケット。



4月1日(月)
朝。私は5ヶ月を過ごしたヴァルカラの仮アシュラムを畳んで、最後まで残ってくれたマー君親子、地元でお世話になったカオリちゃんに涙のお別れ。そしてお父さん(スワミG)との涙をそそる別れ。・・・といっても3日後にマンガロールで落ち合う約束なんだけどね、毎年シーズンの終わりにはジワーっと来ちゃうのよね。

ウェイティングリスト6番だった私のチケットも当日朝にコンファームされ、久々に列車の揺れに身をまかせ。この旅のことはまた後日書きましょうね。


とりあえず、ここではざあっとなぞることにしましょ。
「アイマン坊主」という髪型(すなわち坊主)が流行


4月2日(火)
早朝にアンボリ着!懐かしの面々に挨拶をし子供達と遊ぶ。一緒にお寺へご挨拶にいくと、ニキタなんか作法がしっかりしちゃって、お姉さんになった。




4月3日(水)
子供達を公園に連れて行ったり、宿題を代わりにやったり。深夜にマンガロール行きの列車に乗る。

ラジャンおじさんとアイマンにアシュラムからの日の出を見せる事ができた。


4月4日(木)
朝マンガロール着、スワミジと合流、車でシュリンゲーリへ。一日中走って夜はアシュラム建設予定地である農場へ。ゴパールジとラジャンジは外で寝る。私は一応小屋の中にヨガマットを敷いて。熱が有るらしく、深夜に数えきれないくらい、オシッコに起きる。
外の物置き場に寝るといって驚喜のゴパールジ。


4月5日(金)
早朝、スワミジと農園をまかされてるオジさんと、敷地内の森を見て回る。私は具合を悪くしているらしい。年に一回飲むか飲まないかのバファリンを飲んで再び車へ。頭が割れるように痛い。ラジャンジとお別れし、例のいつもの3人組(スワミジ、ゴパールジ、私)でお寺を巡る。午後マンガロールまで戻り、スワミジとお別れ。10日後にシンガポールで落ち合うのにまた寂しくなるアホな私。ムンバイ行きの列車に乗る。

初めて行ったジャイナ教の聖地。とにかく古い!



4月6日(土)
ウドゥピで降りる筈のゴパールジがムンバイまで来ちゃったので、ゴパールハウスに泊めてもらう。半年ぶりのご帰還なので、まず、二人で手分けして大掃除。これ、毎年の恒例行事。この日の夜にコルカタ行きの列車でブッダガヤに向かう筈なのだが、だいぶ早い段階から「すでに6時間遅れの出発」という情報・・・・。

掃除をしてスッキリのゴパールハウスその①


4月7日(日)
未明。ムンバイ駅。ああ、ゴパールジが一緒に来てくれていて本当に助かった。もし一人だったら、熱があるのに大荷物を抱えて駅で一晩眠れずに列車待ちをしているところだった。ああ、神よ、ゴパールジよ!

初めてインドに来たのは、たしか10年くらい前。カルカッタから北東インドを旅したが、電車が遅れまくるなあ、というのがその時の印象。しかし5年前くらいに再び訪れて(今度は西、南方面)から印象が変わった。列車があまり遅れない。列車が遅れない代わりに、大奮発して買った二泊三日の2AC車両に私が遅れて呆然とした。乗れませんでしたよ、勿論。お金もだいぶ損しました。(どういうアホだ、私は・・・)。


だから、このコルカタメイルという列車の出発が6時間遅れたのも、レアケースだろうって思ってたのですよ。

しかし・・・

そうは問屋が卸さないってことを、この時の私はまだ気付いていなかった。

なんとここまでで、乗った列車の数は4本。この一週間の内に何時間寝台の上にいたのか。少なくとも数十時間でしょう。走行距離は・・・あまり考えたく無い。

相変わらず、颯爽と去って行くゴパールジの背中を見つめながら、ブッダガヤへの旅が始まったのです。



サイドロウアー寝台も悪く無い!と思った私の寝床

(続く)








2013年6月20日木曜日

強い光





声優の内海賢二さんのお通夜に参列させていただきました。

内海さんは、ひょんなことでご縁させて頂いた、声優の野村道子さんの旦那様であり、私は幼い頃から、サリーちゃんのパパを見て、則巻千兵衛さんを見て、みつばちマーヤを、ワカメちゃんを、しずかちゃんを見て育ちました。実はラオウ見たさに木曜のピアノ教室をやめた高校生でもありました。


道子さんのもとにどうしても参上したかったのです。生徒の皆様、クラスを後日に振替えて下さり、ありがとうございました。


帰り道、一人歩きながら思う。


大人になった私は、なんだか偉そうに生徒さんに何かを教えたりしているけれど、一人で仕事をしている身で、不条理に一人で対面せねばならないことも多く、ダルマの無い権力主義達との対話を、やはり心のどこかで恐れているのだと思う。しかしその恐怖を誰とも分かち合うことは出来なかったりする。

しかし、そんな私の心を支えて下さったのが、ご縁させて頂いた本物の大人の人達の存在でした。野村道子さんもそう、バーンロムサイの名取美和さんや他のスタッフの方もそう。いつも優しく優しく、どこまでも優しく。

でも私は知ってる。この本物の大人の人達に共通することを。みな「悪いことは悪いよ!それ、間違ってるよ!」と毅然と言える人達なのである。

今日を境に、私は、怖じ気づく度にこう考えるのだと思う。

「道子さんなら、どうする?」

「名取さんなら、どうする?」

「賢二さんなら?」

そうやって勇気を奮い立たせるのだと思う。

そして、これからは、私たちの世代が、これまで支えて下さった先輩達を、支えていくんだ。



たった二度だけ賢二さんにお目にかかったことがあります。大きなお声で、皆を守るみたいな強い光みたいな明るさを振りまいていらっしゃったことを覚えています。ご遺影のままの大きな笑顔で。強く、強く、そしてどこまでも優しく。

もっと、もっと、私もそんな風に生きるんだ。


先月タイでアラレちゃんの帽子を冠っている女の子に会った。タブラ奏者のアリフは、アニメで覚えたという日本語を、雄々しい声優声で披露していたね。世界中の子供に夢を与えて下さった賢二さん。ありがとうございました。



心よりご冥福をお祈りいたします。

2013年6月16日日曜日

今年も女の子

らしいことをしてみた。



・・・というのはですね〜、あれ?事務職員だったけか?というくらい事務的な雑事というのは多いもので、一日パソコンの前に座っていることもしばしばな私。

不思議だよ〜。私は結構良い姿勢で座っているけど、ノートパソコンに向かっていると、首が真っすぐになってくる。いわゆるストレートネックってやつですよ。私のようなノマドはデスクトップパソコンというのを買えないんですな〜。いつか落ち着いたら買ってみたいものだ、デスクトップ。

話を戻して、首だけじゃなくて、目だってと〜っても疲れる。もうパソコン嫌!ってことで衝動的に鉱物と戯れたくなり、昨年から持ち越していたクリスタルのアイピロー作りに一日没頭しました。


スタンバイしてた石を全て使って18個作ってしまった!ついでに、絹の古布製の自分のが裂けていたので修理。わーい。


散らばったホコリや糸くずを掃除し、一息ついたところで携帯を見ると京都のタマ様からメッセージが入っており、大阪のゆみちゃんがアイピローを欲しいとの由。

なんですって〜!ゆみちゃん、あなたは凄い。今出来たんですってば〜!

ゆみちゃんから念力が私にアイピローを作らせたのね、きっと。

ご入用の方には、7月13日の東京のイベントでお譲りしようかと思っていたのだけど、イベントには来れないけどどうしても欲しい!という方は、右欄の連絡先にご一報下さい。キープしてクラスやワークショップの際にお渡ししますので。

ご連絡下さる際に、

1、石の種類(クリスタルかローズクオーツ)
2、カバーのデザイン(紺×柄か、水色×柄か、グレー×無地)

をお知らせ下さいね。あと、メールアドレスのセキュリティ設定を、こちらからの返信が届くようにしておいて下さい。

お値段は昨年と同じ2500円です。

ローズクオーツ、クリスタルそれぞれ9個ずつ。
紺 ×5、水色 ×5、グレー ×8ずつの限定になります。


カバーデザインとか作られ方とかは、こちらの記事を見てね。→ 過去の記事

2013年6月15日土曜日

マートゥルパンチャカム

帰国後いろいろ頑張り過ぎたか、疲れが出て、昨日は一日、ぐったりしていました。

うーん。生活のペースを掴むのって難しいですね。


さて、最近クラスでシャンカラさんのお話をしたので、アディ・シャンカラ先生について興味津々な皆様へ。


父の日なのに、なぜか母への詩をおひとつ。

シャンカラーチャーリヤが母の死の床に駆けつけた折に送った詩、マートゥルパンチャカムです。この話をスワミT(Swami Tattvarupananda )が聞かせてくれたときに、その熱い語り口にジーンときちゃいまして、その後ブッダガヤのゲストハウスのベッドの上で、熱にうなされながらこれを訳していたんですな。

熱があるなら寝てろって話なんだけど、何日も具合悪くてどこにも行けず、暇だったんだのよさー。多少意訳してますので原文と語順や行の順が逆転している部分が多々有る筈ですが、あしからず。



お母さんへの五つの詩編

私を産んでくれたとき、歯を食いしばってお産の苦しみに耐えてくれました。
一年もの間、私の汚す寝床で一緒に眠ってくれました。
痛ましく身体を細らせて、9ヶ月の間、私をお腹に宿してくれた
愛しいお母さん。
たとえ私が、どんなに立派な人間になったとしても
あなたの払った全ての忍耐に、何をもってもお返しのしようがありません。

グルの家にて、オレンジ色の衣に身を包み、出家を急ぐ私を
あなたはその理想と涙を押し殺し、毅然として受け止めて
抱きしめて下さいましたね。
グルも他の生徒達もみな、あなたと共に涙していました。
あなたの足元にこの身を投げ出し額ずく他に
私には出来ることがありません。

お産の痛みの中で泣き叫ぶお母さん
「おかあさん!おとうさん!おおシヴァよ、クリシュナよ!
おおゴーヴィンダ、ハリ、ムクンダよ!」
その痛みの代償に、私はただ頭を下げることしか出来ないのです。

あなたの死の床に遅れて参上した私は
あなたの死に水を取ることも出来ず
あなたの死の旅支度も供養することも出来ず、
あなたの耳にラーマの名を唱えることすら出来ませんでした。
おお、聖なる母よ、これらの私の失態の数々を
どうぞあなたのお慈悲によってお許し下さい。

「ぼうや、長生きするんだよ。
私の真珠、私の宝石、私の可愛い二つのお目めちゃん。
私の愛しい素敵な王子様!」
幼い日、あなたはそう歌ってくれましたね。
しかし私はそのお返しに、ほんの少しの干し飯しか
あなたに差し上げることが出来ないのです。



シャンカラは子供に恵まれなかった夫婦がやっと授かった一人っ子で、しかも早くして父を亡くしてしまい、母子家庭だったんですね。さぞお母さんに大事にされていたことか。それでもって幼少期に出家してグルの門下に入ってしまうのですが、お母さんのこと、大、大、大好きだったんだと思うんです。

どんな偉大な聖者にとっても母は偉大なり。

父も偉大なりです。

2013年6月13日木曜日

三馬鹿トリオ

さてさて、私が何の映画を観て来たか?



当たった人はいたかしら?邦題は「きっとうまくいく」。3、4年前くらいにインドでヒットしたヒンディムービーですが、何故か我が国ニッポンで大ヒット中。そもそも映画館のサイトでチェックしていたら終演間近だったので慌てて観に行くことにしたのですが、当日もう一度チェックしたら公演期間が延びてました。

なので、是非観て頂きたい映画です。これから未来に生きて行く若者と、それから若者を育て見守る立場の壮年以上の人と、あるいは子供を持つ親御さんと、みんなに観て欲しいですね。

舞台は現代の大学。近年ものすごい経済成長を見せ、すっかり競争社会化したインドでプレッシャーを受ける若者達が主人公。目的を履き違えた教育を施す教師や親、社会との戦いがテーマになってます。だから日本でもすごく意味のある映画になったのかも。

「唐突に現れる『西武警察』ばりの爆破シーン」とかもないし、ダンスの時にスイスとかに移動しちゃわないので理解しやすいし、本当に泣けるのよ、笑えるのよ。ドゥパタの裾で涙を拭わずにいられない。相変わらずインド映画は優秀ですな。

諸々の感想。

カリーナ・カプールが医者のインターンの設定で出てくるけど、大御所カリーナ、この貫禄で女学生とは!(後で調べたら32歳だそうだから有りっちゃ有りだね。)

逆に、そのカリーナの相手ランチョー役のアミール・カーンがなんと48歳だったことが分かっちゃってビックリ。大学生を好演。本当にいい男っぷり。

ラージュ役のシャルマン・ジョシは友達のヨゲーシュに似ている。ヨゲーシュの方がもうちょっとイケメン。だけどヨゲーシュは無駄に声が高い(インド人あるある)。あの高い声で「し〜た〜!」

邦題はランチョーのお守りにしている言葉「all is well」から取っているのだけど、「きっとうまくいく」でいいのかなあ、と、思ったりもした。勇気を奮い立たせるとこに呟く台詞で、「きっと大丈夫」のほうがニュアンス的に近い気もするんだけど、インドに立ち返って考えると「うまくいく」とか「大丈夫」とかじゃなくて、もっと深い高いインド人的感覚がある気がする。これを説明すると長〜くなるのでやめる。


それから、


「舞台が現代である」のと「私がインドに居過ぎ」なせいとだと思うんだけど、自分がこっちの世界にいることが、ものすごく不思議に感じた。あの町、あの言語、あの気配。

あれ、あっち(インド)に私は存在しているんじゃないの?
あれ、じゃあ、今ここにいるこの私はいったい何?
あの世界が今スクリーンの中にあるってことは、インドの存在は、夢?


とてもとても、不思議な気持ちなのでした。

youtube でフルで観れるけど、めったにないチャンスなので映画館観てみて!ただし、日本での上映にインターバルタイムはありません。ぶっ通しなのでトイレは先に行っておこう!

2013年6月11日火曜日

読書の梅雨



こんにちは。東京は雨です。いいね。恵みの雨。

駅に向かう25分の道のりの途中に、愛すべき変人の店主がやっている開いてたり開いてなかったりする古本屋があり、待ち合わせに急ぎつつも100円ワゴンの中から適当に選んで購入した本。白石一文。この作家を初めて読んだんだけど、当てずっぽうに掴み取った割に大ヒットだった。恋愛を題材にした中・長編が集められた本だが、恋愛というセットを通して、もう一つ多くにある大事なテーマを見ようとする、深い本でした。

あとがきから抜粋。

〜この五編を通して私が描きたかったのは、一言で言うならば、

 —目に見えないものの確かさ。

ということである。



ちょっと禅問答風に言わせてもらうと、この世界の完全性というものは、


 —目に見えるものの不確かさの中に目に見えないものの確かさが隠され、目に見えないものの不確かさによって、目に見えるものの確かさが保証される


ことで実に巧妙精緻に成立している、と最近の私は考えている。



いやはや、最近の私も、考えている。


 つまりは、この世界は私達が想像する以上におそらく完成され尽くしているのである。

 それは科学的にというのではなく、むしろし非科学的にそうなのである。
 ちなみに、先の一節の中の「目に見える」を「科学的な」に、「目に見えない」を「非科学的な」に置き換えてもう一度読んで貰えると、私の言っていることが少し分かりやすくなるかもしれない。(また「科学」を「物質」に換えてもいい)


やってみよう。


物質的なものの中に物質的でないものの確かさが隠され、物質的でないものの不確かさによって、物質的なものの確かさが保証される

 いまも戦争やテロ、犯罪、疫病、天災などによって大勢の無辜の人々(ことに子供たち)の過酷な死や不幸が絶え間なく繰り返されるこの世界に、我々はともすれば絶望感を抱きやすい。だが、それでも尚、世界は十分に完成されているのだと私は思う。つまりは、この悲喜劇的世界の悲惨さや救いようのなさは、それ事態に何らかの重大な意味が籠められているのである。
 無理を承知で、一度みなさんもこう思ってみて欲しい。

 — こんなにひどく見える世界ではあるが、それでも、ここは完璧な世界なのだ

と。
 そして、そうやってこの世界の完全性を認めたとき、我々の思考は大きな伸長の契機を得るのだと私は考える。
 世界の完全性を所与のものとして受け入れれば、それはいわば揺るぎない大地のようなもので、私たち一人一人はただその大地に立ちつくすのみである。足元の世界の成り立ちや存在理由、その全容などに関心を持つ意味も必要もなければ、そんな能力も余裕も実のところ私たちにはない。
 私たちは、大地を踏みしめて、私たちが本当に知らねばならないたった一つの問いに向かって、限られた短い人生の中でその答えを見いだすための旅に出発しなくてはならない。
 その唯一の問いとは、
 — 一体、この私は何ものなのだろうか?

 という問いである。

〜そして、人間にのみ与えられた「私とは何者なのだろうか?」というこの難問を解くためには、私たちは目に見えるものだけを追いかけていては駄目なのである。問いの答を導きだすには、どうしても目に見えない世界に「目」を向けなければならない。それは好むと好まざるとにかかわらず、絶対に不可欠なことなのだ、と私は思う。



このあとがき、名作でした〜。

生徒さん達へ伝えたい言葉を代弁してもらった感じ。別の作品も読んでみようと思います。古本専門だけど・・・。そうなるとやっぱブックオフだな・・・。

慌ただしい気持ちの抜けない日々だったんだけど、勇気をだして読書に時を費やして良かったな。なんかちょっと落ち着いた。明日はレディースデーだから映画にいっちゃいます。何の映画か予測がつく人、いるかな〜?

ふふふ・・・




お知らせ 『小さな勉強会 ウパーサナ・サンガ』(更新)

学びたい人のためのウパーサナサンガ、クラスの詳細が決まっています。
参加希望の方は sita.japan@gmail.comまでご連絡下さい。




【新しく始まるクラス】

★東京 Sivaクラス 月曜日 14時半から120分
 6月10日(月)14:30 〜16:30 スタート 
 内容:Tattvabodha
 場所:品川
 参加費:2000円

★東京Krsnaクラス 水曜日 19時から90分
 6月12日(水)スタート
 内容:Tattvabodha
 場所:東京
 参加費:1500円

★東京Daksinamurtiクラス 木曜日 18時半から90分
 6月13日(木)スタート
 内容:Raja yoga, Vedanta, Hathayoga 基礎知識
 場所:品川
 参加費:1500円
※6/13, 20のみ18:00から120分 サンスクリット文字集中講座。本編は27日から。

★東海Ramaクラス全5日間
 8月24日(土)スタート
 場所:静岡県藤枝市
 内容:Raja yoga, Vedanta, Hathayoga 基礎知識
 参加費:未定


【すでに始まっているクラス】


★全6日間の大阪クラスがスタートしています。
 場所:大阪市から八尾市に変更
 途中参加ご希望の方はご相談下さい。
 (8月3 - 4日、9月21- 22日)





帰国するまで作業をため込んでいた為に、怒濤の勢いで更新中のこのブログ。私の職業は企画屋、あるいはグラフィックデザイナー、あるいはOLでは無いか、と思われる今日この頃です。一日中デスクの前なのよね。ツケを払うとはこういうことかって感じ。

この回は、ウパーサナ・サンガのお知らせです。

東京のカフェでひっそりと始まったこのサンガ。始めてみて、なんだか本当に良かったな、って思ってる。

というのはですね・・・

昨年、今年にかけて勝手に今、私のすべきだと思っているのは「教える」ことの他に「良き人のネットワークを作る」ことのような気がしてるんですね。「良い心」の草の根運動っていうのかな。もしかしたら「教えること」もその範疇に入っているのかも知れない。一人の力は小さくても、お互いに分け合い、助け合ったら、この世界に何か良いことをもたらせるのじゃないかなってさ。人を幸せにすることを趣味とする映画の中の「アメリ」みたい人のネットワークを作れるんじゃないかなあって。

だから、私が去ったあとも、皆さんが勉強をしたい意思のもとに自主的に集まったりしている現状を本当に嬉しく思います。「ふっふっふっ・・・してやったり(ニヤッ)!」って感じなんですな。私は単なるきっかけというか仲人みたいなものなのです。


以下の件、ご興味のあるかた!ご連絡下さいね。連絡先は右を参照、あるいはwebサイトからお願いします。






2013年6月10日月曜日

だれもしらないわたしの・・・




  • 普段やりとりをしていない、イタリアのラディカから突然メッセージがきた。こないだのATTCの生徒だ。英語の苦手な彼女が、英語の苦手な私に連絡しなきゃいけないくらい参ってるの?心配になる。取り越し苦労だといいのだけれど・・・。


    Namste Sita,
    How are you?
    I hope realy fine ....
    Sorry if I disturb you but I have some question.... i m in italy now .... And from whene i back i lose my a litle bit my spiritual path .... I want to back in the right way .... I d like to learn more... i don t feel so ready like a yoga teacher must be ..... Do you can sugets the best way for find that? Than you .... A lot 

    Radhika

    ナマステー、シーター。お元気ですか。すごく元気だといいんだけど・・・。もし邪魔になるようだったら申し訳ないんだけど、でも質問があるの。私はいまイタリアにいるのだけど、こっちに戻ってから、自分の精神修養の道を若干、見失ってる。正しい道に戻りたい、もっと学びたい。私は先生である準備が出来ていないんだよ、きっと。なにか、道を見つける最良の、お薦めの方法があったら教えて欲しいんだ。
    ありがとう。

    ラディカ



    Om Namah Sivaya! Dear!
    It's nice to hear from you. I'm still okay in Japan. Tokyo is so commercial city as you know. It's quite difficult to keep Sattvic living. I really understand what you mean.
    Mmmmm....
    First of all, please don't forget we all are together always, my sister. I'm with you. Swamiji is with you. All our friends with us. There is no limitation of time and space in our spiritual friendship.
    And I think helping some body who need our love will help us. Teaching for someone who wants to live rightly is will also become energy for us. I have some tiny study groups of Vedanta and yoga. Those are actual Satsang. And I have some project for this orphanage. http://www.banromsai.org/
    I hold a charity yoga camp for them.
    To tell the truth, I'm not so ideal yogini. I'm lazy person. And there are so much difficulty with my daily life in Japan. BUT, whenever I see my students, I can be brave. whenever I think about the children, I can be strong. They help me a lot. And you.
    I got courage to survive a day through your message. You are my "today's angel". I really thank you. We are helping each other.
    One more thing, you can read Swami Dayanandaji's practical teaching from this site.
    Don't worry. There are no "BAD" and "GOOD". Only happiness is there, you know. Enjoy your life and help your neighbor whenever you find a chance. Because, somebody need your help.
    See you around.
    Love
    Sita

    オーム ナマッシヴァーヤ、愛しい子!
    あなたからの連絡、とても嬉しいです。私は日本で今のところ大丈夫。東京はあなたも知っての通りとても商業的な都市で、清浄な生き方をするのが極めて難しいところ。だからあなたのいってること、よくわかります。
    うーん・・・・
    まず、はじめに、私達はみな、いつでも一緒だってことを忘れないで下さい。私はあなたと共に在る。スワミジもあなたと共に在る。私達の友達みんな、私達と共に在るってこと。精神的な友とのつながりには、時間や空間の制約などないのだから。

    それから、私達の愛を必要としている人のことを助けることは、逆にうんと私達の助けになると思う。それと、正しく生きたいと願う誰かに(ヨーガなり、ヴェーダーンタなり)教えることは、私達にとって大きなエネルギーになります。私は、小さな小さな、ヨーガとヴェーダーンタの勉強会を持っています。これこそが本当のサットサンガだよ。それと、私はこういった孤児院(バーンロムサイ)を手助けする企画をしています。チャリティーになるヨーガのリトリートをやってるんだ。
    正直いって、私は全く理想的な修行者なんかじゃない。単なる怠け者です。日本での私の暮らしは困難だらけ。でも、生徒の顔を見たらいつでも私は勇敢になれる。(孤児院の)子供達のことを思ったら強くなれる。私を強く支えてくれているのは彼らなんです。そしてあなたも。
    あなたのメッセージから、私は一日を生き抜く勇気を貰った。あなたは私の「今日の天使」。とても感謝しています。私達は互いに助け合っているってことです。

    それともう一つ。このサイトからSwami Dayanandaji の とても実用的な教えを読むことができますよ。

    心配しないで。そこには「良い」も「悪い」もない。ただ「幸せ」があるだけでしょ?あなたの人生を楽しんで下さい。そして、チャンスを見つけたらいつでも、隣の人を助けてあげてください。だって誰かがあなたの助けを必要としているから。

    またね。
    愛を込めて。

    シーター

    脳みその背景に、かかり続けている音楽がある。私はルイ・アームストロングの歌うコレが好きなのだけど、多分あの、でっかいガマ口の満面の笑い顔がこの歌詞を歌うからなんだよね。

    Nobody knows the trouble I've seen
    Nobody knows but Jesus !
    Nobody knows the trouble I've seen
    Glory hallelujah!

    Sometimes I'm up, sometimes I'm down
    Oh, yes, Lord
    Sometimes I'm almost to the ground
    Oh, yes, Lord



    だれも知らない私の苦しみ・・・
    神様だけが知ってくれている
    舞い上がる時もあれば、落ち込む時もある
    時には地に這うほどに・・・

    それでもまた歩いて行けるのは、やっぱり、ラディカのカタチをした何かに、子供のカタチをした何かに、生徒のカタチをした何かに、支えられているからなのだと思います。

    ラディカも私も支えられているし、ラディかも私も支えている。私達の小さな、目に見えないような行いが、本当は大きな宇宙の放つ数多の息の一つだと・・・。

2013年6月7日金曜日

ひとりごと



本屋で立ち読み&写メ。何かの雑誌で占星術特集だった。どなたかオネエっぽいアストロジャーの記事にも「おおーっ!」と思ったけど、やはり「夢」に関する石井ゆかりさんの記事がやっぱり美しかった〜。


 『天秤座の「夢」は、例えば、誰かとだれかを巡り会わせることです。
あるいは、あなたの心の中にある完全な美を、何とか現実の中に、実現することです。あなたには、ほとんど最初から、物事が「どのようにあるべきか」ということが、わかってしまっているのです。

 でも、その「あるべき姿」から、この世界はかけ離れています。だからこそ、あなたは無意識のうちにこの世界に手を伸ばし、物事があるべき姿になるように、置き換えようとしているのです。

 ほかの人が二つの選択肢の前で思い迷っている時、あなたにはもう一つ、あるいはもっと多くの選択肢が見えています。だからこそ、あなたは迷い悩むわけですが、その先には必ず、厳然とした「決定」があります。最大数の選択肢の中から、最前の選択肢を選びとること。これは天秤座の夢の主要な一部分を成していると思います。ほかの人の目から見ると、あなたの審美眼の鋭さはほとんど、理解不能な魔法のようです。

 おそらく、12星座の描く夢の中であなたの描く夢が、もっとも美しいのです。

 一切のムダがない、でもすべてを受け入れても崩れないような、黄金律のようなルールに守られた、完全な宮殿です。』



なーぜーわーかーるー・・・・

今の私の思い描いていること、自分自身にかけているプレッシャー。

またも恐るべし、石井ゆかり。


なんなんでしょうね、占星学というのは。またそれを表現する語り部たちの才能にも脱帽です。


この夢において、私は完全なる戦う女です。


実は結構大変なことが多い。スピリチュアル業界(っていうか社会のマジョリティー)が権力的だったり、ナスティーだったりして肩を落とすこともある。また、その重圧が重すぎて、次の一歩が踏み出すのが難しかったりもする・・・んだけど、背後で見守って、折に触れて勇気を下さる諸先輩・・・いやいや大先方の言葉なき応援に触れると、本当に勇気がでますし、純粋に「知ること」を渇望し、汚れを自浄しながら励む(これは実はすごく大変なこと)生徒さんの姿にふれるたびに、心が洗われ、癒されます。


私もいつか名取さんみたいな素敵な人になれるだろうか。
もっと大きな愛のある、もっと強い女性に。


雨がふるといいね。


またね。






京都ワークショップのお知らせ







I keep six honest serving-men
(They taught me all I knew);
Their names are What and Why and When And How and Where and Who.


僕にはね6人の正直者のお手伝いさんがあるんだよ。
(僕の知ってることはぜ〜んぶ彼らが教えてくれたんだ)

彼らの名前はね

「なに?」
「なぜ?」
「いつ?」
「どんなふうに?」
「どこ?」

それから

「だれ?」

・・・って言うんだよ。


ラドヤード・キップリング「なぜなぜ物語」のなかの「象のこども(The Elephant's Child)」 の一節。かわいいでしょ?今年も夏の京都でワークショップをさせていただくのですが、今回の講義のテーマは実はこれなのです。


what, why, when, where, who, how


の、俗にいう5W1H。


先日のブログでも「学びには追求、熟考が大事だよ」って話をしたけど、その能動的な学びのもとは「なぜ、なに、なんだろう?」とういう小さな疑問なんだよね。


キップリングはこんなに可愛いポエムの中でそのことを見事に語ってます。


全ての知識の種である「なぜ?」。


そこで私はこう言うのだ。


「青年を大志を抱け!」もとい「ヨーギニよ疑問を抱け☆」


いろんな疑問が既におありでしたら、お申込事に質問をお伝え頂いてもOKでーす。






寺崎 Sita 由美子 Sivananda Yoga ワークショップ 
「なぜヨガ?どうヨガ?」〜 YOGAの5W1Hにお答えします

日時:7月15日(月・祝)

講師:寺崎 Sita 由美子( http://yumikosita.blogspot.jp/ )
場所:誓願寺(※お寺への問い合わせはご遠慮下さい)
参加費:各クラス 3000円、通し 5500円
持ち物:マット、着替え(更衣室あり)、筆記用具、飲み物、昼食(外食可)
お申込:orange_mushroomusic@yahoo.co.jp  担当たまき迄 メールにてご連絡下さい。 

※メールのタイトルに「7月15日シータ先生WS申込み」とご記入お願い致します。ご参加者のお名前、メールアドレス、携帯電話番号、ご参加の内容(午前午後)をご記入お願い致します。ヨーガについて解決したい疑問などがあれば合わせてご記入下さい。


私達それぞれのヨーガの学びを一層深める為に、今回のレクチャーは日頃見過ごしていた「?」に焦点をあててみましょう。小さな疑問からヨーガの全体像に迫ります。大切なことは何なのか・・・?全ての疑問がヒントです。明日からのヨーガが、生活が、もっと楽しくなるワークショップにしたいと思います。(by Sita)



【スケジュール予定】


10:20 受付開始

10:50 受付終了
11:00~13:00 アーサナ&プラーナヤーマ
14:30~16:00 レクチャー「なぜよが?どうよが? 」




前後の日程でサットサンガ等も計画中です。
みんな!待ってるよ。今年も京都で会おうね!

大好きなみんなへ。


Sita