2013年10月31日木曜日

雨にも負けず、風にも負けず。

あああ~!

本当に更新が遅れて、遅れて、遅れまくってかたじない。

今年は地味な趣味であるブログ書きもままならないほど、忙しかった。

・・・とはいえ、我ながらやりとげた感はありますね。計算してみたら、6月からの5ヶ月間で、延べ140時間もヴェーダーンタの講義をしていました。喋って喋って喋りとおした夏でした。

私にとって、これはものすごーいトレーニングになっているのですよね。

地方は特に突貫って感じのスケジュールのクラスもあって、1日6時間も話を聞き続けることはキツイ。それなのに、ついてきてくださった皆さんの根性に感動しました。

ほんとうにありがとう。数年後にはこれを英語で出来るようにします。



それにしても、脳ミソがどれだけ燃料を食うかってこともよーく分かった。

他のどんな運動や仕事と比べても、一番エネルギーを使うのは講義なんですよー。

期間中そばにいらした方は、私の食べる量と回数にびっくりしたでしょうね。

私は普段は朝は食べないので、その感じで朝食で気を抜いていたら、午前中のうちにガス欠でクラリ・・・という場面もありましたね。




とにもかくにも、生徒である皆さんあってのティーチャーですから、皆さんには本当に感謝です。特に地方の方には私の交通費を負担していただきまして、ありがとうございました。


しかしインドにいるよりも忙しい感があったのですが、彼の地でブツクサ言っていた私には良い心の訓練となりました。

あちらに着いたらのんびりとした気分で、この夏の出来事をブログに綴ることができましょう。


さて、この夏の集大成といえばタイのリトリート。諸事情により開催が危ぶまれた今回ですが、女神が微笑んで、今年も大成功となりました。

このリトリートの醍醐味の一つはですね、ひろみ先生作詞っていうかパロディーによる日本語のバジャンがあること。今年は新曲が二曲も出ましたからねえ。

そのひとつがアンパンマンの替え歌だったのだけど、我々が声高らかに「アンパンマン」ならぬ「アンジャネーヤ」を歌い上げているころ、作者のやなせたかしさんがお亡くなりになっていました。

帰国してニュースで知ってびっくり。やなせさんのインタビューの映像が流れてきたので、納豆の糸もそのままに、お箸を放り出してメモを取りました。


ざっとこんな感じ。


座右の銘はアンパンマン。

アンパンマンは自己犠牲で人を助けるの。

俺もそういう風い生きてきたつもり。

人を喜ばせるのが好き。

世の中ってのは、もともとまともじゃないんだよ。

その中でどうやって生きるかってことだ。

人を喜ばせることがそれなの。

アンパンマンはね、世界のヒーローの中で一番弱いんだよ。

雨にぬれるだけで駄目になっちゃうんだから。

でも勇気を振りしぼって人を助けるんだ。





そりゃそうだよねぇ、パンだから水はちょっとねえ・・・。

そして、見てちょんまげ、このボロボロのマント。

アンパンマン、ありがとう。

かっこいいね。

雨にも負けず、風にも負けず、私はアンパンマンになりたい。

私の脳ミソもいっそのことアンコだったら良かったのにね。


さあて、行って来るよ。

インドで会おうね!


Om tat sat

Sitama



2013年10月5日土曜日

あたしのあした


プールのほとりで、これを書いています。他の宿泊客がチェックアウトし、もうすぐ日本から、リトリートに参加さる方々が続々やって来る。

束の間の静寂です。

ここはタイはチェンマイ郊外のハンドン。私はHIV母子感染の孤児の為の施設、であるバーンロムサイ所有のゲストハウスにいます。

ここのプールは気持ちいいんだよー。誰もいないプールであまちゃんのように自由に泳ぐ。よろこび。

半年かけて消えていったクラビーでの日焼けのあとがまたクッキリと浮く上がってきた。

昔は、太陽の下が嫌いだった。日焼けも嫌い。海も嫌い。泳ぎも嫌い。大勢での賑やかな時間も苦手…これは今もか…。とにかくこだわりが強すぎて、いろんな好きと嫌いが私の生活をがんじがらめにしていました。ま、夜ライブハウスやクラブ演奏するミュージシャンとしてのイメージっていうの?文学してたしなあ。


こだわりを取っ払ったら、なんだか歓ばしくなった。魔法が解けたように全てがなんだか、すごい綺麗になった。自分と少し近づけた気がする。

歓ばしいなあ。

昨日ヒロミ先生が

やっぱ究極の自己満足だよ!エガちゃんが言ってた。エガちゃん最高!


と言ってたけど、自己を満足させられなくて、どうやって他人を満足させられるかってことよね。自己が満足そのものであることを知ってる人は、自分の幸せが涸れない泉であると知っている人は、自己犠牲なんて言葉使わないんだよ。だって涸れないんだもん。

プールで鰻のように泳いでいたら昨年よりも疲れを取るのと気持ちの切り替えが上手になってるのが解る。この体の感じ。気持ちいい体の感じ。よろこびも悲しみも痛みも怒りも、全部ひっくるめて生きてる感じ。これが綺麗なんだよ、きっと。

孤児院では村人との交流卓球大会が開かれており賑やかです。さあ、今年のリトリートも頑張るぞ!