2011年12月25日日曜日

Mother Christmas!!

予告通り、Tulasiマタと、Piyush(ハンマー投げの室伏ににていることが発覚、残念テノールから金メダリストに昇格)の協力を得て、怪盗ねずみ小僧次郎吉、もといサンタクロースになってみた。

 “室伏”は町から、例のインドの満員バス(しかも山道)で無事にケーキを運んでくれ、Tulasiはすぐ眠くなるにも関わらず、私の酔狂に付き合って、夜の作業に付き合ってくれました。月の無い真っ暗な夜。星ばかりがチカチカと輝く中、皆が寝静まるのを待って、全てのドアにプレゼントを!見た目は完全に泥棒・・・。

紙で作ったツリーとプレゼント。こそこそと撮影。


ベジタリアン・クリスマスケーキは撮影後、ロッカーに厳重管理!蛇とネズミがいるからね。


そしてクリスマス当日、サットサンガが終わった後、日が昇る前に・・・とオフィスにダッシュ。スワミジが来る前にケーキと電飾をスタンバイ!


 うちのFather Christmas(ほぼリアル・サンタさん)が登場して驚いてたよ。ふはははは。しめやかにケーキ入刀の儀。


「スワミジが二人に大事な話があるってよ!」とコックの二人を呼びつけて、サプライズ!皆で記念撮影してみました。Tulasiマタ入りの「スワミジ、ケーキ食べてるVirsion」はfacebookにupしました!これはケーキ食べてないVirsion。Tulasi、いつもありがとう。




लोकाः समस्ताः सुखिनो भवंतु


この世界の全ての人々が、あまねく幸せでありますように。


Merry Christmas.

Sita

2011年12月23日金曜日

Merry Christmas !!




おーむ、おーむ、おつかれさまでーす。

今日、好奇心から周りの人の血液型を尋ねてみました。

スタッフ・・・

Swami Govindananda A型
Swami Nivedanananda B型
Super Karma YogiのGopalji AB型
Tulasi B型
私 O型

全部揃ってる!


台所男子・・・

Rajanesh A型
Manoj A型(RH-)
Piyush A型(RH-)

ヒマラヤボーイズは全員A型しかも二人がRH-とは・・・。

 日本はA型、インドはB型の割合が(しかも世界で一番)多い国だと聞くけど、ヒマラヤボーイズがこぞってA型というのは面白い。北部、ネパール近くの民族はもしかしたら日本人と血筋が近いのかも知れないね。私はインドではよくネパール人に間違われるし・・・。


22日の朝はMaha Mrtyumjaya Homaがありました。今シーズン13回目のプージャ(・・・ってことは今年40回目くらいかも!)。MrtyumjayaとはSiva神の別名ですが、Mrtyumとは「死」のこと。えー、じゃあ死神なの!?っていうとそうではない。MrtyumをJAYA=Victory over・・・死(と誕生)を超越している・・・ってことです。永遠の象徴だよね。これを境に朝のサットサンガが4時半に早まり、サーダナコースも佳境。

 さて、近況報告を写真にて。

 昔で言うところの小使いさん、ワサントおじさんとパチリ。



 集合写真の撮影準備中にラジャネーシュとパチリ。



 Japanese全員集合。私?右背後でワイルドにニキタと遊んでいる人。



 Swami NivedananandaとBhoomaChaitanya。かっこいい!



 プージャ前夜。準備中。Mrtyumjayaのビジャマントラを忘れてないかテストされてるところ。覚えてたさ!



 例のPuja。どうしようもなく神聖、どうしようもなくインド。綺麗だよね。


練習のフィードバックタイム。真剣にお話しながらも、西瓜を食べるスワミジ。



 これは、ちょっと前なんだけど、お気に入りの写真。ゴアに行った時、ガソリンスタンドでトイレの順番待ってるところ。


 というわけで、メリークリスマス。オレンジのサンタ達。


 

私は、どうにかケーキが手に入らないか、健闘中。

キッチンボーイズ達のサンタさんになろうかなって。

(コース中なので塩抜きのお粥と、野菜しか供給されないので、こっそりね!)

みなさんも良いクリスマスを。


またね!

2011年12月20日火曜日

Om




Om Namah Sivaya,
How is everyone?

 東京は寒いですか?安藤夫妻はお元気ですか?(・・・とイキナリ名指し。はははは。)

 私は元気にしています。

 二週間のサーダナの真っ最中ですが、とても良いグループですね。この集中的な修行にいたるまでに、ふるいにかけられているというか、身体的、情緒的に成長した人が来るからかな。実際の平均年齢もすごく高いですけど。一番の若い人で36歳かな?

「楽!」

の一言に尽きる。


 深い(長い?)意味での、大きなターニングポイントに立っている人が集まっている印象があって、それも面白いです。自分も含めて・・・ですけど。目には見えない(?)はた目に見えない(?)感動的なシーンをいくつか目撃し、感動させていただいています。ここでの出会いがまた、未来に活きてくると嬉しいね。


 日中のハタヨーガの修行の他は、朝はViveka Cudamaniというテキストを勉強します。夕方はSrimad Bhagavatamを読みます。


 BhagavatamというのはVishnu神の転生の全て=特にクリシュナの時期を主として語った「物語」で、語り部の下でこのお話を聞くことで、正しいWorship・・・信仰心っていうの?を育てる・・・とでもいうのかな。おじいちゃんが夜、昔話をしてくれるのを聞くような感じです。


 スワミジはお話が上手なので、これがまた夕の楽しみでもあります。今はアートマヴェーダとドゥンドゥーリのお話をしてくれてるのだけど、これがまた長い話なので、短いお話が出てきたら、ここに紹介しましょう。


 ということで、今日はヴィヴェーカ・チューダーマニ。(Nitya-Anitya、普遍と遍の)識別知の宝石のくれスト、髪飾りというようなタイトルですが、その三節。ちなみにチューダというのは、インドの聖者が後頭部斜め45度くらいにつけてる、ラーメンマンみたいなチョビ毛のことなんです。


今年の2月にも書いたかもしれないんだけど、

 
「得るのが実に稀な三つの神の恩寵があります。

 ① 人間として生を得ること。
 ② 普遍の真実を悟りたいとの強い願いを持つこと。
 ③ その悟りを得た人間からの加護を得ること。

 がそれです。」

 人間として生まれることは、実は当たり前じゃない、ラッキーなことなんだよ。それは、人間だけが自由意志をもっていて、自分の行動を=自分の未来を選んでいくことが出来るからだよ。

 同じ人間に生まれても、自分自身の本質を知ろう、良く生きよう、と思いついて、それを実行に移せることも稀なんだよ。周りを見回してごらん。

 それから、真実を得た師に出会い、その人の加護と導きを得られることも、稀なんだよ。だから、その三つを貴方が持っていたとしたら、それは、とても幸運なこと、とてもありがたいことなんだよ。


・・・というようなシャンカラチャーリヤ先生の語りですが、この下りでいつもウルウルしてしまう私。

「恐れ多くも、わたくしめのようなものが、全部持ってるかも。ありがたや、ありがたや。」


 特に、自分の先生のプロテクションと普遍の大きな愛を受け取っていることは、身に余る幸せと骨身にしみて解かっているから、これまでのあまたの人生の中で、最も幸せな境地にいるような気がします。


 というと、自分の幸せ自慢みたいになっちゃうけど、これを読んでる皆も、グルに出会っているかどうかは別として、既に大分ラッキーということです。なぜ、ヨガなんぞやに興味をもって、そして、私のところに来ていただいて、一緒に勉強して、行いを良くしようと努力して、気持ちの良い考えを持って暮らそうと努めてるか・・・。

 人として生まれ落ちて、そして小さな願いの種を持った、そういうことですよ。私が良い先生かどうかは、私自身もわからないし、当然まだヒヨッ子なんですけど、少なくとも、私の向こうには、私の先生がいる。私の先生の向こうには、そのまた先生がいる。その向こうにも、ずっとずっと居ます。だから、安心してね。


 皆さんを大分ほったらかして、アシュラムでルンルンしていて(フフフ・・・)、申し訳ないような気がしないでもないのですが、ここで得るものの全ては皆に全部、差し上げるつもりで必死で吸収します。日本に、皆が、楽しく、気持ちよく、清貧に集える場所を、いつか、みんなと一緒に作りたい。


みんな、大好きよ。
日本に帰ったらまた、ビシビシ鍛えます。
いつか一緒にインドに来ましょうね。

またね!


付録:こういうことに興味津々な方は↓をどうぞ。


Swami Govindananda
Swami Vishnudevananda
Swami Sivananda
Swami Viswananda

・・・・

Sreshwara
Tam totakam
Hastamalakam
Padmapadam

の4acharya.

Shankara (この時代は長いと見た。)
Govindapada
Godapada
Shuka
Vyasa
Panasharam
Shaktim
Vasista
Padmabhavam(Brahmaji)
Narayanam(Vishnu)
Dakshinamuruti(Siva)


Om

2011年12月17日土曜日

とうとつですが、

私はここ、インドはアンボリで、事務長さんとか、寮母さんとか、まあ、そんなような立場もありつつ、先生でもあるのだけど、でも、本当は、ここに来る生徒の皆さんから、教わっていることが、本当は多い。しみじみと感謝です。

 友人のマオちゃんのブログの中で、彼女の先生のティーチングの言葉に感心したのでここに転載。
 

「そもそも、こと男女間や家族間での”愛”とか言われているものが、”愛”という名の”執着”であることが多い。あるいはその二つを混合してしまっている場合が多い。

”愛”する、というのは”あなたに幸せになって欲しい”ということです。

”執着”する、というのは”わたしを(あなたが)幸せにして欲しい”ということです。

だから、相手の幸せを願って、それにもとずいて相手に接する、つまり愛すれば愛するほど、二人の関係は向上し、幸せになっていくでしょう。

その一方で、相手に自分を幸せにするよう要求する、つまり執着すればするほど、それが問題を起こしていくでしょう。」


 まったくもって正しいお言葉。愛とは、与えるもの。でも同時に受け取るものでもある気がする。

 もっともっと、受け取り上手になれますように。

Anyway、ありがとう、皆さま。

2011年12月16日金曜日

サーダナインテンシヴ始まりました。

Hello, great yogis and yoginis,om om!

ご無沙汰しています。


冷やし中華はじめました。


 もとい、インテンシブ ハタヨーガ コースが始まりました。

 このコースはSwami Vishnudevananda 先生自身が行った集中的な練習スケジュールを、ちょっとだけモデレートにしたもの。二週間かけます。ここに15人が集いまして、今回はSwami Nivedananandaもプラクティショナーとして参加しています。

 私は、というと、例によってスワミジの手下として捕獲されているので、裏方として頑張ってます。このコースをアシストするのも、もう2回目。これって実は贅沢なことなのかな。自分はいつ、この二週間を教えられるようになるのだろう。10年後?20年後?
 
 ここに参加するための条件は、TTCを終えているってことなんだけど、ちょっとだけ残念なのは、TTCを卒業しているのに、きちんと学べて無いことが多い点。

「はい、じゃ、ウッディヤナバンダやって、アグニサラして、ナウリしてから、スートラネティ、ジャラネティー、ダウティ、クンジャクリヤの順番でやって下さーい。」

と言えば済んじゃうから楽だわい・・・な筈が、

「なんですかそれ、どうやるんですか?」
  
・・・というパターンが多いです。

 まあ100人、200人体制のクラスでは、隅々まで先生のアテンションが届ききれないので、仕方ないのかも知れないね。その場合は、提供する側の問題なのだけど・・・。


・・・ともかく、そういう人に、シータマタは個別におさらいをしまして、あとは基本的に皆さん、自分で練習していきます。一日最大9時間位になります。


 私は、このコースを三年前にヒマラヤのウッタラカシで、Govindananda Swamiのもとで行いましたが、ウハウハでしたね~。ご飯作らないでもいい、ヨガ教えなくてもいい、上げ膳据え膳で、ひたすら自分の練習をしていていい。みんなと一緒に住みながら行うので、怠け心にも打ち勝てる。東京では(インドでも・・・)まず、無いですから、そういう時間は。


 スワミジは、「年に一回、この修行を、しかるべき場所に行って、グルのもとでしなさい」と言っていたけど、それ以来、出来てないです(いつもスタッフ側に居る為)。でも、インテンシブ奉仕コースをやってると思えば、それはそれで満足。

 コースに興味津々人は、個別にお尋ねくださいねー。



 上の写真は、その三年前のサーダナコースに直前の写真。イケメンなのに声の高いPiyushと、尊敬するスーパーカルマヨーギのヒロミダス様。Piyush、君は三年間、何を食べてこんなに大きくなったんだ!?(下写真、右端)


 10月からこれまでにアンボリを訪れてくれたジャパニーズ。別嬪さんな佳代さん(左)。女性用のふんどし作ってます。商品名はYoga Airだけど、私は密かにヨガフンと呼んでいる・・・。


 ゆうか、ひさえ、Tulasiマタ(+スワミジ)。
 

 みんな元気よ。

 これからも続々と日本の方が来てくださいます。メールのやりとりだけで、初めてお目にかかるかたも居ますね。お会いできるのが楽しみ。それから、Swamiji がアンボリでコースをするのは、多分今年が最後。諸事情により、2月のTTCはKeralaのVarkalaに場所を移す予定です。もう既にお申し込みの方は、追ってスワミジからメールが届くと思います。

 Varkalaといったら、んも~素敵なところじゃないですか。棚から牡丹餅。そこまでは車を借りて大荷物を積んでキャラバンです。南へ、南へ、巡礼しながら向かいます。また、スワミジと旅だ。

 GokarnaのSiva寺院、Swami Vishnudevanandan師のマハーサマディの場所Kollur、Udupiのクリシュナ寺院はある理由でインドで唯一のレアなお寺です。それからシャンカラチャーリヤの四弟子の一人が根付いたシュリンゲーリにも行きたいので、おねだりしてみます。ATTC組の皆、良かったら途中まで一緒に行きませんか?私たちは南端まで突っ走りますが、希望者のために、途中からゴアまで戻る車をアレンジ出来るね、と話しています。帰りのフライトに余裕を持っていただければ、可能でしょ?


あ、ご飯の時間です。サーダナ中は、おかゆと、塩抜きの野菜。ちょっと日本を思い出す味です。ではまたね。

2011年12月9日金曜日

地獄に仏とはこれいかに。

名前は忘れちゃったけど、ある王様が亡くなる時ににヴィシュヌ神が「二つの選択肢をあげるから選んでいいよ」と言うですよ。


①「貴方を天国に送ります。ただし悪い人たちも一緒に送ります。」

②「貴方を地獄に送ります。ただし良い人たちと一緒に送ります。」


・・・で王様は地獄を選ぶわけですね。ヴィシュヌが驚いて理由をたずねると王様はこう答えるんですね。

「悪い人間と一緒に行こうものなら、天国だって一瞬にして地獄になります。また地獄とて、良い人々とともにあれば、それは天国と同じです。」


 これは考えてみると、とても現実的な話だと思うんだよね。


 多少なりとも影響力のあるブログという場において、こういうことは書くべきではないのかも知れないけど、一市民として書いちゃうわい。


 これまでも我々は、妬みや、やっかみや、お金がらみの貪欲さによって、「はあ?」というような迫害にあってきたし、正直、まだまだあるんですね、「まじ、引くわ~。まったくどいつもこいつも・・・・」ってなことが。

 100人中100人が困惑する状況のなかで、私が心の平和を保つどころか、それ以上に極めて幸せな気分で居られるのは、例えここが地獄だとしても、一人の「良い人」がいるからなんですよ。


 グサッときたり、が~ん!となったりしていると、「その人」がその辺で「中傷に耐え、侮辱に耐えるのが、至高の修行~♪」(作詞作曲:スワミシヴァナンダ ※もちろん英語)鼻歌機嫌で歌い出すのです。

 それで「はっ!いかん!そうだった、そうだった!」と自分を引き戻す。

 今、一時的ではあるものの、嫌なポリティクスの犠牲になって、気の毒な貧しい娘、みたいな役回りをしているんだけど、そんな昼下がり、窓の外から、誰かがこっそり呼ぶので出てみると、「その人」からのお使いだった。ある物と伝言が一緒に届けられました。詳細は内緒だけど、その人の思慮深さ、慈悲の深さに、私は部屋で一人泣いてしまいました。


 「その人」の名前は、Swami Govindananda Saraswati。

 母ライオンのように教えを叩き込んでくれるだけでなく、いつも影から守ってくれている。感謝してもしきれません。

 今、シャンカラチャーリヤのとある短いテキストを習っているんだけど、「良い人」というのは単に性格の良い人ってことではありません。それは、サッチダーナンダな人です。


 今日はダッタットレーヤ・ジャヤンティ・・・ダッタットレーヤの誕生日でした。一年前のこの日、私はスワミジと一緒にこの村に初めてやって来たんだよね・・・。皆既月食とともに、感慨深い一日でした。


 ダッタットレーヤって何かって?じゃ、今度教えるね。

 おやすみ。よい夢を。

2011年12月6日火曜日

ある日の対話



12月6日はGita Jayantiと言って、Bhagavad Gitaの誕生日でした。それとエーカダシが重なって・・・というか、この時期のエーカダシ=Gita Jayantiになるのか、わからないのだけど、好日でした。

す「Sitaはいつ、自分のセンター作るんだ?」

し「さあ、いつでしょう。」

す「センター作って今後の人生、知識の伝承に本腰入れなさい。日々のクラスをして、講義と、チャンティングを教えて、充分なキャパシティーがあるんだから、やらないと駄目だよ。」

し「でも場所がないかな・・・」

す「そんなのはSitaの弟子が協力してくれるからいいんだよ。」

し「そうですかねぇ。」

す「僕が日本に行こうと思ったけど、僕の出来ることはSitaがやれるから、行かなくて良いかなーって。」

し(っていうか、そういう問題じゃなくって。みんなが会いたがってるの!)



という会話がなされた昼さがり、いつも私に厳しいスワミジですが、とても優しく神妙に話してました。

 私はある部分で人嫌いの変人なので、これまで

「自分の教室を作りなよ。Sitaならきっといっぱい人が来るよ!」

とか人に薦められても

「げーっ!人がいっぱい来ちゃうなんて、そんなの絶対に嫌だ!」

と思っていたのだけど、今年あたりから少し気持ちが変わり始めたんだよね。というか、自分の義務を、受け入れる覚悟が少し出来てきたのかな。スワミジに教えてもらった、執着に起因しない愛情の、その広さを、みんなにも分けてあげたいなぁ・・・、どうやったら伝わるかなぁ・・・って思い始めたのかも。そうなると、自分がそういう人になるしか方法はないのかも知れない。


 そういうわけで、もしかしたら将来、そんなことがあるかも知れません。その時はきっと、みなさんのお知恵とお力が必要です。どうぞ気が向いたら私を助けて下さい。

 この秋、スワミジの来日は実現しなかったけど、そこに集った人々の中から、私以外で8人もの方が、ここアンボリに来て下さる予定です。その他にも数人の日本の方がいらっしゃいます。恐るべしスワミジの吸引力。ダイソンの掃除機。

 こうしていつまでも、スワミジに叱られながら、甘えてぶらさがって居たいけれど、いつかは独り立ちしないといけないんでしょう。私は、とても、とても幸せな人生でした。まだ死なないんだけどさ。グルたちの恩恵を受けて、これからも、ずっと、ずっと幸せでしょう。


 今年もまた、小さな瓶の中の、小さな蓮の花が咲きました。一年の大半を泥の中で過ごすことも、甕が小さいのも「関係ありませーん」という顔して、綺麗に咲いてます。

そういう風に、私もなりたいです。

ある日のストーリー。

・・・がさごそ、むしゃむしゃ、もぐもぐ。

「あーっ!こら、駄目だよ、それ、お花食べちゃ!ほれっ、どきなさいっ!」


・・・もしゃもしゃ。


「ちょっとー!チャンドラモハーン!ヘールプ!」

「どうした、シータマ?!」(駆けつけるチャンドラモハン)

「あ、牛。チャロ、チャロ!」

(牛全然出て行かず)



(・・・ていうかUターン)

「せっかくなので三人で撮りましょう。」

(パチリ!)




(チャンドラモハン呆れて去る)

「んも~!」(シータマ牛になる)




 もぐもぐ。

「・・・・・・。」





-完-

風の便り。




 TTCを送り出して、一安心しているところ。静かです。風邪をひく暇も出来ました。久しぶりにパソコンを開いてみたら、ずっと見れなかった自分のブログが、開けるようになりました。なぜだかは解からないけど、まあ良かった。

◆最近がっかりしたこと

①私は、関節に気泡がたまりやすく、骨がバキバキ鳴るから、シリアスな静かなシーンで、無意識に鳴らしちゃうんだけど、それで毎回スワミジに叱られること。

②スワミジが何かを数えている時にうっかり話しかけてしまい、どこまで数えたか解からなくしてしまったこと。



◆最近嬉しかったこと

①夢でバスに乗っていたら、虎を二匹見れたこと。

②夢で皿を洗っていたら、Swami Cidananda 先生が来て、流し台にお香を立ててくれたこと。

③久々にやった私のアーサナクラスに、Swami Tattwarupanandaが来てくれたんだけど、「すっごい良かった、すっごい良かった!」と大興奮でフィードバックをくれたこと。※これは夢ではない。


・・・そんな話はどうでも良くて、Yちゃんから素敵なお便りを貰ったので、本人の了解を得ず、勝手ににシェアさせて貰います。




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om

由美子 先生


お元気ですか?
とても忙しい日々をお過ごしのことと思います。

今日、発見がありました。

今日、長年使っていたベッドを捨てたのです。
これからは、布団を出し入れする生活をしようと思ったので。
祖父が、生活にメリハリがつくから良いと言っていたのを思い出したのです。

そして、祖父の姿を色々思い出したんです。

毎朝、同じ時間に起きて、会社の掃除をし、近所の道を掃除し、
太陽に向かって、パンパンって合掌して、東西南北にパンパンって合掌してました。
見ず知らずの人にも親切で、とても正直に生きていました。
それらは、すべて「行為の結果をかえりみない行い」って感じでした。

ヨガの教えを追求していくと、結局、祖父の生活スタイルになっていくんだなって。
それは、つまり昔の日本人のスタンダードってことなのかなぁ。

私の生活は西洋化し過ぎていてしんどくて。
東洋的な生活、思想を取り戻しながら、現代にあったバランスをとる。
改めてそう思いました。

肉体をコントロールすることで、心をコントロールするなんて事、
とっくにヨガでも教わっていることなのに。。。
意外なところで、気づかないまま、放置していることがあるんだなって。。

なんか、先生に報告したくなってメールしちゃいました。
自分の成長を先生に報告したい気持ち?!(笑)

では、体にお気をつけて☆


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いいなあ・・・・。


このブログも、どこかで細々と誰かに読んでもらえているらしい。せっかくだから良いことは、みんなに教えてあげたいもの。Yちゃん、ありがとうね。


またね。

Love!

2011年11月28日月曜日

そんな人ってどんな人?


ヴァースデーヴェーンドラヨーギンドラン ナットワニャーナップラダングルン♪
ムムクシューナーンヒタールターヤ タットヴァボードービディーヤテー♪

・・・と言って始まる、かのシャンカラーチャーリヤ先生のテキスト、タットヴァボーダ。

 マイクロバスの中で、ところどころ度忘れして、なんだっけ、なんだっけ、と眠れなくなった。

 そんな時にゴパールジがいると良いのよね。二人でなんだっけ、なんだっけ、とやって、すっかり忘れたころに、ゴパールジが思い出してくれる。


 このテキストは、本質とはなんですか?本質を見極めた人とはどういう人ですか?という問答なんだけど、最後のほうが、おやおやっ?ていう展開になって面白い。


「・・・というわけで、これこれこういう人が本質を見極める人です。そういう人も、体をもってこの世に居る以上行為そのものからは、究極的には開放されてないんだけど、行為の結果から開放されています。」

 水に汚されない蓮の葉っぱのように、行為があるのに、行為の結果に汚れない人というのでしょうか。そういう人の行為の結果は、じゃあどこに行っちゃうんですか?って話になるんだけど、ががーん!そういう人の行為は、その人に関わる別の人のところに行っちゃうんですよ。

 確かに、どんな、悟った人でも、知らないうちに微生物とかを殺していたりするわけですが、その暴力行為の悪しき結果は、そういう人物を誹謗する人、妨害する人のところに、お届けされることになるそうな。

 逆に、そのような人物の良い行動結果は、彼に奉仕する人、たたえる人、その人に祈り奉る人間のところに、行くんだって。まじですか・・・・?


 逆に、すごい悪者に私が奉仕すると、その人の悪業の結果は私が請け負うって推論も簡単に導きだされるわな。



 われわれ凡人のライフは、どの様な人物に出会い、どの様な人物とつるんで、どのような人物を助けるか・・・ってことにも左右されちゃうってことです。でも、まあ言われてみればその通りだわな。実際にそういう例を多く目にするしね。おもしろいね。


 スワミジが今朝話してたけど、聖典に説かれる三つの恩恵。聖典による恩恵、師匠による恩恵、そして自分自身による恩恵。すべてをしっかり受けられる欲張り人生にしたいものです。

 遠足で海に行って泳いだら(イルカが居たよ!)バリバリに乾燥で荒れた肌が一発で治りました。海
恐るべし、なにやつ!写真はATTCの同級生のドクター・ラシュミと。


またね。

2011年11月27日日曜日

われら

アシュラム・ワーカーズ(+専属タクシードライバー)でーす!みんな若いので、私がドロンジョ様です。「へいっ!こらっ!そこっ!」と、いちばん威張ってます。単なる怖いオバちゃんですが。




毎週楽しみに読んでいる、石井ゆかりさんの星占い・・・・



どうでもよさそうなことが

今一番、どうでもよくないのです。

直接お金がもらえないようなことや

時間の無駄遣いや

道草や、無駄話や、

別にいつでも会える人とわざわざお茶を飲みに出かけることや

そんなことが大事なのです。


多分、今は、

普段一番後回しにしそうなことが

もっとも優先順位が高いのです。

そういう気持ちで周りを見渡すと

新しい「仕事」が見えてくるかもしれません。

この「仕事」は、

報酬があるかどうかで決まるのではなく

貴方以外の人には出来ない、という点で決まる「仕事」です。



・・・・・むむむ、なるほどね、って感じです。


またね。

北海道でっかいどう!

あゆみさん、さちえさん、けんじさん、あゆこちゃん、わたるくん、はじめ、北海道の皆さん、元気にしてますか?

 今日は北海道の皆さんに告知がありまーす。私の愛生徒さん、真澄ちゃん(北海道出身)が12月に札幌でチャリティーヨガクラスをします。内容はSivananda Yogaだそうです。

・・・というのはですね、真澄先生は、ひょんなことから、ブッダガヤの「プレマ・メッタ・オルファネージ・トラスト」という、貧しい子供達の為の学校をサポートしてまして、今回のチャリティーヨガの収益は、その学校への寄付となります。

 この学校の発起人ですけど、以前私のブログにもチラリと顔を出している、若きインド人アヌープ君が始めた学校なんですね。彼はまだ23とか24歳だったと思うけど、幼い時に学校に行っていなかった彼自身を見つけた仏教のお坊さんが、彼に教育の機会を与えたことが、このトラストの本当の始まりだったんだと思います。アヌープ君は本当にかわいい、普通の男の子なんだけどね、スゴイなって感心しました。

 私自身も、帰国しだい、こちらのチャリティーヨガで教えさせてもらう予定です。以下、真澄ちゃんのブログから詳細を転送します。皆で盛り上げていこうー!





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札幌にてチャリティヨガを開催します。



日時: 12月1日(木) 19:00~20:30 ※途中参加も可能ですが、静かにお入りください。

場所: 中央区民センター  和室

内容: シバナンダヨガ ※古典的なヨガです。年齢に関係なく、どなたでも参加できます。

持ち物: ヨガマットまたは大判のバスタオル、飲み物、タオル、動きやすい服装。

参加費: 500円~ (最低500円でお願いします。) 



インドにあるフリースクール、PremaMetta の運営を支援する活動の一環でチャリティヨガを行っています。

いつもは東京で行っていますが、今回は初めて札幌での開催です。

皆様から寄せられた寄付金はすべて、フリースクールの運営資金に充てられます。



是非、多くの方のご参加をお待ちしています。



予約は、この記事にメッセージをいただくか、または、yogabooking@gmail.com まで、メールをお願いします。

2011年11月22日火曜日

やさしいきもち


OmOm,

 TTCも三週目を迎え、私はサボることを覚えました。今日は声の高いイケメン、ピユシに掴まって、彼のラップトップの写真を沢山見せてもらっていたら、時間になったのでレクチャーはあっさり諦め。

 仕事の合間にレクチャーに出てもいいんだけど、そうすると座ってホッと一息つく時間もなくなってしまうので、最近レクチャーに行くのをやめました。もう何度も何度も手伝ってるTTCだけど、もしかしたら何か聞き逃してることがあるんじゃないか?!という猛烈な強欲が出るのよね。で、熱心に通いたくなっちゃう。でも、先は長い。自分の体を大事にします。(・・・とはいってもねえ、本当に素晴らしい講師陣なんだよ・・・。欲も出るさ、そりゃ・・・。)

 
 こうして、サボって周囲を見渡してみると、私なりに、ここに於ける関係の中に安らぎを見出しているんだなぁ、と思います。ピユシに2時間とっ掴まっても、損した気はしない。嬉しそうに、全写真を説明つきで見せてくれる素朴さに、逆に癒されている。

 誰かが何か間違いをおかしても、憎くはない。奥さんのおめでたを私だけにこっそり教えてくれたりするのもいじらしい。兄弟なんだな・・・。遠い昔、どこかで、同じようにして暮らしていたような、そんな不思議な感覚。

 なにかしらの愛情関係を、私はスワミジ達や、ここで働く人達と築いている。そしてその関係網に、大いに支えられているんだってことに気付きました。半年間という短い時間だけど、共に暮らす私たちの間に、混乱した執着・・・相手をコントロールしようという欲望はなく、だからリラックス出来る。大仰ではない、ほんの少しの優しい思いを、ほんの少しずつ持ち寄って、微かに寄り掛かり合いながら、微かに許しあっている家族。

 
 愛とは、関係とは、多分、これでいいのだ。

 多分、これが正しい気がする。

 これ以外に何が必要なのだろう。


 愛と、そして関係ということについて、学ばせてもらったような、そんな日でした。何かいいこと、今日も書かなかったけど、また時間のあるときに書きますよー。

またね。

2011年11月21日月曜日

ハーブ天国

なんか、いい話を、と言っておいたにもかかわらず、どうでもいい話を書こうとしてます。へへへ。

 こちらは、いつも通りのアンボリです。いつも通りなんだけど、日々ちょこちょこと新しいことが起こります。先週末に、日本のお友達のカヨさんが到着しました。日本語をしゃべる自分の声に違和感。まるでテープレコーダーに録音した自分の声を聴くようで気恥ずかしかったけど、すぐに慣れました。日本語は良い。


 追って4年近く前に一緒にATTCを卒業したラシュミが到着。彼女はお医者さんなので、アナトミーを教えに来てくれました。うれしい。


 写真は、先週のスダルシャナ・ホーマ(ヴィシュヌのPuja)です。スワミジがPuja好きなので・・・というか、インド人のスワミだから、それが当たり前なのかも知れないけど、Puja、Pujaの日々ですね。イベントがあると、私も仕事が増えるので大変なんだけど、こういう機会に多々恵まれるというのは、幸運なことだよね。頑張ります。



 こちらは、今年バージョンアップした祭壇。あたくし、またも一生懸命作りましたよ。昨年は、色の違う布を継ぎはぎしてたんだけど、ようやく同じ色になったし、フックをつけて額をつるせるようにしたりしました。




 そしてですね、見て見て。これなのよね。どうでもいい話ってのは。




 日々の強風と変化の激しい気温にやられて、体のバランス(アーユルヴェーダでいうところのドーシャですね・・・)がうまくコントロールできなくてスゴク困ってるのです。いつも出来ないニキビが出来たり、骨の髄まで乾燥して、関節がパキパキになったり。

 といっても心配いらないよ。基本元気なの。でもこのままアンバランスを放っておくと、絶対に風邪をひくとか、何かしらのトラブルが起こってくるので、なんとか未然に防ごうと・・・。


 この写真は、そんな私のデイリーケアキットです。

 手前、左からニームの粉、右がブラフミ、その奥の粉がアシュワガンダ、その右にヒマラヤ社のルマラヤオイル。

 奥左から、ムリヴァンナ、セサミ、ココナッツ、キャスター、真ん中の蜂蜜は飛ばして、アーモンド、ダンワンタラムの各オイル。で、右端はトリファラの粉。


 なんのこっちゃって感じでしょ?これらを必死で使い分けてケアしてます。インドは生薬天国だよね。


 ニーム・・・吹き出物に使ってます。
 ブラフミ・・・脳ミソ用。
 アシュワガンダ・・・いよいよ過労で倒れそうなとき。
 ルマラヤオイル・・・関節・筋肉痛。サロメチール的な使い道。
 ムリヴァンナ・・・傷と関節の炎症。
 セサミオイル・・・ウガイやマッサージ。
 ココナッツオイル・・・体に塗りこむ。
 キャスターオイル・・・関節痛と小じわ防止。激しい乾燥のケアと日焼け止め。
 アーモンド・・・主に顔の保湿に。
 ダンワンタラムオイル・・・全身塗りこみ用。Vataのバランスに。
 トリファラ・・・消化のトラブル。


 てなかんじ。これがなかなかどうして、結構効果を発揮してるのよ。とくにヒマシ油(キャスターオイル)のパワーのすごさには感心してます。初めて腰に塗った時は、背骨がグワン、グワンと揺れてるように感じた位でした。この体を実験台として更なる研究をすすめることにします。インドは生薬天国だよね。

つぎこそいい話書くよ。

ひまし油塗って寝ることにします。おやすみー。またね。

2011年11月18日金曜日

UK BOYS

台所を切り盛りしているUKボーイズを紹介します。UKといってもイギリスのことではなく、インドはリシケシのさらに奥、Uttar Kashのことなのよね・・・。どうもスワミジは(ってことは自動的に私も)ここのボーイズと縁が深いようで、UKは今4人。アンボリアシュラムの一番のマジョリティーです。昨年は日本がダントツだったんだよ。来たる一月のATTCには再び日本勢が台頭しますが。


 可愛い弟ラジャネーシュ(右)と、同じく可愛いマノージ(左)。マノージは今回スチューデントですが、デリーで一時期一緒に働きました。すごくシャイ。「可愛い」という日本語を気に入っていて多用しています。



 UKボーイズの中で一番やんちゃな悪がきチャンドラモハン。やんちゃといっても、可愛いもんです。二児の父。ちなみにニキタはここの管理人さんのダヤの子です。



 イケメンなのに声が高い、二大残念テノール(?)のうち一人ピユシュ。二年くらい前までは、ひょろっと縦長で、絵に書いたような優男だったのが、しばらく見ぬ間にふっくら・・・いや・・・ガタイが良くなってました。イケメン振りは相変わらずです。



<番外編>
 こちらSivananda Yoga Vidya Peethamの初代ゲスト、リダと司祭のスワミ・ニヴェーダナンダ。リダは初代ゲストであると同時に、われらが初のTTCの卒業生です。今年も遊びに来てくれたところ、スタッフ不足のため捕獲、拘束しました。小さな小さな私たちの売店。



我が弟達、UKボーイズに会いに来てね。



 日々の感想・・・そうだなあ。毎日のスワミジのレクチャーはキラキラ光る宝石箱ですね。次はスワミジのお話の中から、なんか良いこと書きます。

またね。


Sita

2011年11月15日火曜日

もうそこにあって、絶対に消えない光みたいなもの。

Om Om。

どうやら日本ではこのブログが見れるらしいですね。ふむふむ。めげずに更新することにします。


最近めっきり良い子になったニキタ。2時間のヨガクラスもTTCに混じってオトナシクこなしてます。



まばゆい三人衆。



知識を得る・・・ということはどういうことなのか?

「知識を得る」という言葉は、あってないようなもの、という。無知を払うことで知識が輝く。知識と言うのは、始まりもなく終わりもなく、ずっとそこにあるもの・・・ってこと。ゆえに、知識を失うってことはない。ひとたび、この無知が払われたら、知識は永遠で完全なる輝きとして存在するのでしょう。雲が太陽を覆ってしまったからといって、太陽が無くなるわけではないように。



昔・・・10年くらい前かな、親友のYが

「みんな、何かになろうなろう、とするけど、あたしゃ何かになんかなろうとするのは、もうやめた!」

宣言をしたことがあって、スゴイなあと、思いましたね。何かが足りない・・・という人間特有のメンタリティからの脱却。私とは、成るものはない。私は既に完全に私なんだ!発言。(ケンシローみたいだな・・・知ってる?北斗の拳。)


それから、高校の同級生のS子ちゃんが、数年前に言った言葉、
 
「みんな、ものづくりとか、クリエイティブとかいって、何か作りだすプロになろうとするけど、ってのはもうやめた。この際私は消費のプロになる。」


宣言も忘れられませんね。もうあるんだから、いかに的確に、上手に使うか。深い。



知識の使い方のプロになりたいね。



アンボリは、今日もお天気です。泣けちゃうときもあるけど、太陽がそこにあることを知っているので、大丈夫。

ではまたね。


Sita

2011年11月9日水曜日

facebook

・・・を久しぶりに開いてみたら、小さな嬉しいメッセージが。元気付けられます。インターネットや、昔で言うところのテレビジョンなどは、いろんな害悪をもたらしたし、暮らしを複雑にしてしまったけど、でも良いこともあるよね。私達が何処かと、あるいは誰かと繋がっているという「縁」を、目に見えるように表してくれます。ここに書いている他愛もないことが、遠い日本で小さな風になって誰かの頬をかすめていく。そして、風が届いたよーと、連絡を貰ったりするのが、また嬉しい。みなさん、ありがとう。


 しかし・・・自分で書いているブログが、昨日から突然で見れなくなるという、残念な状況が発生・・・。自分のだけではなく、同じbloggerを使ってる人のブログも全部見れないの。他の人には見えてるらしいので、コンピューターの問題なのかな。セキュリティーとかJavaとか、そういう関係っぽいですね。楽しみにしてるKumariちゃんのブログも見れません。ま、しかたないか。解決法に思い当たる方、教えて下さい! 写真と文章がマッチしてるかも確認できないのですが、へんてこだったらゴメンネ。

 

 さて、今日11月9日は我らが師匠スワミ・ヴィシュヌ・デーヴァーナンダ先生の命日です。なので私達は朝5時半にグルプージャを執り行って、ランチは少し豪華でした。

 2009年の1月だから、もう3年近く前のことになります。ケララのアシュラムでTTCを手伝っていたときのこと。受付事務所には貴重品預かり所があるんだけど、そこでYちゃんのお財布が紛失してしまいました。確か5万円くらいと記憶しています。21歳の普通の女の子にとって5万円が小さな額ではないことは、想像に難くありません。

 なんとか解決を、と奔走したものの、数日たっても、お財布が現れるどころか、運営側に逆ギレされたりして、事態は混迷をきたしていました。財布を受け取った人物は分かったもの「受け取った後どうしたかは記憶にないわ!」というだけで、詫びるでもなし。誰にも責任を追及できない状況でした。easy come easy goのボランティアスタッフが、受付担当をしているので、それも仕方ないと言えば仕方ないのですが

 そんなある朝のこと。「お願いがあります」とYちゃんが私のもとへやって来ました。

「昨日夢を見たんです。事務所の中の一角に光が当たっている夢だったんです。なので、その場所だけ確認させて貰えませんか?それで見つからなかったら諦めます。」


 かくして、私はYちゃんと共にオフィスに向かいました。その場所というのは、壁の高い位置だったんですが、棚板が取り付けてありました。

 みなさんは、果たしてお財布はそこにあったと思います?


 残念ながら、そこにお財布はありませんでした。その代わりに棚板に載っていたものは、Swami Sivananda Gurudev とSwami Vishnudevaanda の写真でした。私達2人は極めて静かに、しかし衝撃的にハッとしましたね。全身の毛が逆立ちました。感動しました。おっとり屋さんのYちゃんは、いつものゆっくりした口調で「ああ・・、はい、わかりました。これで諦めます。ありがとうございました。」と言いました。


 この時のことは、今だに、何度も何度も思い出します。

 何度思い出しても、泣けてしまう美しい話です。

 アクセスできるかどうかは、多分、私たち自身にかかっているんでしょうけど、私達のグルは、ディヴィニティーはいつもそこに在る。



May Guru's blessing be upon you.




Sita
 

2011年11月7日月曜日

仲良し・・・

・・・のマキシムが、かねてからの約束どおりアシュラムに遊びに来てくれました。う、うれしい。こうして誰かが訪ねてくれるのは本当に嬉しいことです。昨日からTTCが始まりましたが、私がATTCを手伝っていた時の生徒が、先生になって、そして自分の生徒を「本当に学びたいなら、Swami GovindanandaとSitaのところが絶対いい!」と言って送ってくるのもまた、嬉しいことです。

 マキシムは、私の知るインド人の中で、唯一の有言実行の人です(笑)。写真をば。











 数年前(India Photo参照)と同じような写真がありますが、私は相変わらずコラング(タミル語で猿)です。またね!

2011年11月1日火曜日

本、大好き。

Om Namah Sivaya!

みんなお元気ですか?I got a request form 清美ヨーギ二。清美ちゃん、お元気ですか?

 遅くなりましたが、頭の中から読書録を引っ張り出してきましたよー。タイのチェンマイにあるカフェGreen Daysは日本人の方がオーナーで、面白い日本語の本が沢山於いてあります。貸し出しもしてくれるので、自分の部屋で読むも良し、コピー屋さんでコピー&製本したり出来ます。


「高級霊(ハイスピリット)は上機嫌」五井 昌久 著

 「世界人類が平和でありますように」という思いで生きるといいよ、と言った故・五井昌久さんの気さくな講演を記録したもののようですが、語り口が面白くてサクッと読めます。「英語では上機嫌のことをハイ(高)・スピリット(霊性)と言うんだよ。これって真理をついているよ。高い精神性を持つということは、いつも上機嫌ってことなんだよ。」ということが語られています。おおー!やっぱ行き着くところはワンネスってことでヴェーダーンタだなー!と感嘆し、コピー屋さんで製本して持って帰ってきました。

 こちらではPUJAの日々なんだけど、儀式の最後のほうで個々が心の中で祈願するタイミングがあるんだよね。ゴヴィンダナンダ先生が生実況解説を付けてくれることが多いんだけど、「では、いまから願い事をお祈りしていいんけど、個人的なご利益をお願いもOKだけど、スピリチュアルな人は、この世界の、そして全ての人の幸せを祈るんだよ」とのこと。その中に自分も含めてしまうというか、世界と自分が一つというか、そいうことで全て円満。これぞまさに、世界人類が平和でありますように、ローカーッサマスターッスキノーバヴァントゥだよなーって思う日々です。




「瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡―愛と命の淵に」 瀬戸内 寂聴、 永田 洋子


 これはねー、へヴィーなんですよ。上級者(何の?)向けですが、すごく深い追求の本です。私がお母さんのお腹の中に居るとき、お母さんはテレビで「浅間山荘事件」に戦々恐々としていました。理想、情熱・・・さまざま人間のエゴの交錯したむごい事件でした。事件のディテールを知ること自体、かなり痛いのですが、その実行犯の一人である永田洋子死刑囚(当時)と瀬戸内寂聴尼との往復書簡集です。善とは何か、悪とは何か、もとい果たして善悪とは存在するのか、裁きをは何か、赦しとは何か・・・自分自身にも深く問わなくてはなりません。そういった意味で私はお勧めです。まあ、勇気が出たら読んでみて。勇気と強さも必要だからね。。。


 ある人に言われた「聖人とは、決して諦めなかった罪人のことである」という言葉が忘れられません。「ゆみちゃんならきっと解るよね」だって。どきっ!

 全てのハイスピリットな人だって、最初からそうだったわけではない。長い長い苦悶の日々が必ずあった。この本は2008年にケララからデリーに行く電車の中で読んで、友人のマオちゃんにあげたんですけど、どこかの町の古本屋で、日本人旅行者の手から手へと渡り歩いていたらいいな・・・などと思います。

 また何か良い本思いついたらお知らせします。本は、人生の良き先生です。読書の秋、楽しんで!

 またね。


 Sita
 

2011年10月29日土曜日

お月様のこと



 ディワリの翌日、27日の私は眠くて眠くて仕方がありませんでした。で、隙を見て部屋に立てこもり、三時間も昼寝しました。あまりに眠いので、「もしかして今日は新月か何かですかね?」と聞いたら、「ディワリは新月の一日前だから、今日は新月だよ」とのこと。まさかとは思ったけどやっぱり!


 そうなんですよ、実はこの新月、満月というのは、もっとも月の引力の影響が大きい日。すなわち修行が妨げられる日なんですね。だからムーンデイといって、練習を休んじゃうヨガの流派もあるでしょ?もっとも初歩的なプラクティスであるアーサナはもとい、それより高度なプラーナヤーマとか瞑想なんかは、より難しくなります。そういう日はお寺にお参りしたりしてSomething Greatな力を借りたりするのでしょうかね。

 では、引力の影響を受けにくい日はいつなのか?

 満月、新月からそれぞれ11日目になります。この日を私達はエーカ(1)ダシ(10)と呼んで、瞑想に最適な日なので、断食したり食事を軽くしたりして、お出かけなんかもしないで家にいて、この好機に沢山瞑想したり、聖典の勉強したりするわけですね。なので、私はキッチンに「明日はエーカダシだよー。」と伝えなくてはいけません。


 ちなみに次のエーカダシは11月6日。みんなで集って瞑想会なんでいいかもね。

2011年10月27日木曜日

Happy Diwali

Om sri Ram!

 遅ればせながらHappy Diwali!

 今日はなぜかインターネットが繋がりました。昨日はDiwali(Dipawari)というお祭りだったので、そのご利益かしら?


 クリシュナが魔物を退治して帰った日、あるいはラーマがラーヴァナをやっつけて帰還した日、ということですが、ラクシュミープージャをする日です。・・・で我々はですね、まず、朝一で体を清めますよね。この日はオイルバスってことでココナツオイルを全身に塗って、それから写真のパッケージの粉、ハーブとミネラルだと思われるのですが、これで洗い流します。この日にこの儀式をすると、ガンジス川で沐浴するのと同じことになるんだよ。


朝からスパ気分で最高。

 インドにはホリデーが沢山あっていいね、って言ったら、休みばかりで退屈で嫌だよ!ってインドの方が言ってましたが、私達には羨ましい限り。沐浴のあとにラクシュミープージャをしました。商売繁盛、家内安全、家庭円満。



 今年の司祭のSwami Nivedananda とは年も近く、一人っ子から兄持ちになった私。お父さん(Govindannda Swami)のもと、二人でせっせと孝行しています。やはり仲間がいるというのは良いものです。お父さんは、創造性と熱意に溢れているため、なかなかの人使いの荒さで、はたから「Sitaはハンブル過ぎるわよ!働かされすぎ!それでいいの?」と言われることもあるのだけど、スワミジが、文字通り深い敬意を払ってくれいているのが、しみじみ伝わるので、こちらとしては逆にありがたいくらい。 

 アンマ(Mata Amritanandamay)の国、ケララは元来、母系家族の土地なんですね。ケララ男は頑固ですが、母なる女性性への崇拝は並々ならぬものがあります。



 さて、唐突ですが、良い人生とは何か?ネットの繋がっている間に、いろいろ書いておかなくては。


 友人のおばあちゃん言うところの「全部自分の歯のジャクソンさん」=瀬戸内寂聴さんはこのように書かれてます。以下、私からDiwaliのプレゼント。



問:素晴らしい人生、幸福な人生を送るとは、どういう生き方をすることなのですか?どういう人間がすばらしい人間なのですか?
 
答:やはり自分の存在によってだれかを幸せにする、ひとりでもいいのです、だれかを幸せにしたら、それは素晴らしい人生だと思います。そのことによって自分も喜びを、幸福を感じることができますね。
なにか大きな偉大なことをしようなんて思わなくていいのです。

ささやかでいいから、だれか身のまわりの人を幸せにする。たとえば、病気で休む友達がいたら、その人のために習ったノートを一冊作って届けるとか、あるいは一週間ごとに今日はこういうことをやったと知らせてあげるとか、それは面倒くさいのですが、その自分の行為によって相手が非常に元気づけられると思います。病気をしたことによって、こんなにいい友達がいたということがわかって、病気をしたこともよかったなと思うかもしれないです。

Happy Diwali!



 

2011年10月24日月曜日

2011年10月22日土曜日

Hari Om,

Hello, Namaste, Vanakkam, Konnichiwa.

How are you, my dear friends?

I'm happy in Amboli with Swami Govindananda ji, Swami Nivedananda ji and our cooks. Now ouur 1st program here - 2 weeks Yoga Sadhana Camp is going on. I'm a little bit busy but it's okay, it's usual. During our Teachers Training Course I will be busy, crazy. But still might be happy.

After 2 week, one of my close friend, Marksim will visit us from Tamil Nadu. I'was so happy when I got this news. I'm gonna be stucked here for next 6 month. I can not go anywhere. Please come and stay in Amboli for a few days.


Now I'm at Internet cafe. Because mobile internet connection is horrible in Ashram. And I lost my old SIM card. I can not know some of your phone number.If you want to ask me something,call or SMS please.

09820163937

I love you all so much.


See you.

Sita

2011年10月14日金曜日

Happiness


御岳山のサットサンガでは、こんなお話をしました。

 よく、幼い頃の充足感はとても大切で・・・つまり母なる物から与えられる絶対的な安心感とか、幸福な記憶とか・・・、その時その時に必要な体験は、心理学などでは、後から取り返ることは出来ない・・・ってことになっているんだけど、私は、取り返せるのではないか・・・と信じるのですね。





 先日の御岳山のリトリートは、本当にみんながよく笑っていて、はたから見ていて・・・というか、私自身も、お腹を抱えて笑ったりして、とても幸せな時間を共有させていただいたのですが、大人になってからでもいいんですよ、多分。たとえ一期一会で、いつかは離れなければならないとしても、心のそこから誰かと笑いあった記憶がある人は、いつか、どうにもならない苦しみにぶつかった時、必ず乗り越えられるんだと思う。ほんの一時のその小さな記憶が、あなたを救う。

 どうしてかって?自分自身が幸せそのものである、ということを、つかの間の体験を通して知っているからです。その「知っている人」こそが真の自分。

 これからも、私達の人生に、大きな悲しみや、苦しみが訪れることでしょう。きっと想像する以上に苦しいでしょう。だって、それが人間として生きるということだから。


 Be always cheerful, lough and smile. Happiness is your very nature.

 私の一番好きなスワミ・シヴァナンダ・グルデヴの言葉。いつも機嫌良くいるんだよ。笑って、微笑んでいなさい。幸せこそがあなたの本質ですよ・・・とのこと。

 だから、みんな、たくさん笑ってね。御岳山で一緒に笑ってくれた皆、ありがとう。一人じゃ笑えない人は、では、インドにでもきてみて。先ほど、Swami Govindananda師匠が到着しましたよ。スワミジと、世界で一番スワミジに怒られてる私との面白師弟関係を見て笑って下さい。


 インドで「いいな」と思うことは、町の人々の顔に「可」と書いてあるところですね。「不可なことだらけだけど、可!」って感じ。東京とかだと「不可じゃないんだけど、可ではないんだよね」顔。スーパーリッチなインド人にゴッソリお会いする機会がありましたけど、恐ろしいことに彼らも、「不可もなく、可ではない」顔になっている。私達はいったい、何と引き換えに何を失おうとしているんだろうね。

 バカボンのパパじゃないけれど「これでいいのだ!」。それでいいのだと思います。


 そうそう!入国してすぐ、インドで初めて、観光地らしいところに行きました!インド門です。これ証拠写真。





Be happy! Love yourself!