2012年8月27日月曜日

Try and feel 女子会ふたたび!



コレを読んでいる紳士淑女の諸君は「トラコレ」というお試しサイトを知っているだろうか!またの名を「トライフィールコレクション」・・・なーんて、もったいぶる話じゃないんですけど、たしか大阪に端を発する実用的なサイトなのです。

いろんな業種のお店がこのサイトを通じて一般の方に「お試し価格でのサービス」を提供。私達は安心してお安く色んなお店を試せるし、お店の方も新しい顧客を広げて行けるという、まあそういうイマドキなサービスなんです。

本当にお安く試せるの。私も気に入ってリピーターになったお店もあれば、良くなかった、といってそれっきりになったお店もある。

で、今年のヒットはですね、東京は代々木公園近くのヒーリングサロンRENさんでして、その施術がフレッシュなぎこちなさがあるものの、ものすごく良かったんですよ。とても真摯で可愛い方で、お人柄がとても良い。で、そのセラピストの茜ちゃんをナンパ(?!)してお茶に誘ったの。私も人見知りなので、ちょっと勇気がいったし緊張もしたんだけど、話してみたらなんと中学の先輩後輩であることが発覚。それで全くヨガとは関係ないんだけど、彼女のサロンで二人で一緒に何かやろうってことになりました。またやります。女性の為のワークショップ。今回はナプキンとお茶つくって、体質チェックなどをして遊んで、茜ちゃんのプロフェッションであるアロマセラピー用のオイルの知識を学びます。女子会再びってやつです。

そして彼女の施術、いいですよ。おすすめです。トラコレでお安く試せます。

ちなみに9月15日(土)アロマサロンでの女子会の詳細はコチラをご覧下さいね。

トラコレといえば最近、勉強会の生徒さんの間で話題沸騰になっている奥沢の鍼の先生。こちらは実は1年前から気になっていた人だったんですよ。今年になって、頼りにしていた西荻窪の首の先生が山口に帰ってしまい困り果て、ついに奥沢の門を叩きました。

大ヒット!!

みんなで行ってます。

この治療院のWebサイトはおそらくプロの方が作っているのでしょう。実際の先生のイメージと全然違います。実物の方がずっと面白いです。良い先生だな、って思います。
何回か通っていると更に先生の味わい深さと、すごさが分かってきます。村上春樹から渋さを抜いたようなお顔をされています。

体調のすぐれない方は要チェック!

またね!




2012年8月24日金曜日

残暑お見舞い。


みなさまごきげんよう。お暑うございます。元気にしてますか?

私は毎年恒例の夏バテ。インフルエンザA型が入国されたそうで、まんまと風邪をしてしました。そもそも、もって生まれたこの肉体、そんなに頑丈じゃないんですよ。そうは見えないでしょ。ヨガって凄いなと思います。

タイのリトリートの話をふられたとき、正直不安でした。自分で発案した訳ではないものの、どうやら全ての責任と殆どの仕事が私の双肩に掛かってくるらしい話の流れで、これは大変だぞ・・と。スワミジ軍団には日本でセンターを作りなさいと言われてるし、もう不安だらけ。だいたい私は派手なことを好まず、リスクの多い賭けを選ばないタイプ。学芸会なら森のリスみたいな薄〜い役が好きなのに・・・。責任を取りたくない、器の小さい奴なんです。

だから、バーンロムサイのオフィスの前のテラスで、お水を飲みながら思わずつぶやいてしまった。

「本当に出来るのかな・・・」

本音中の本音。しけた顔してたに違いない。

すると庭を背に坐ってらした名取さんが「やってみることよ、一歩を踏み出さなきゃ始まらない」というようなことを優しくおっしゃいました。

出来る出来ないを論じても仕方ない、ただやるのみ・・・ということ。そうなんだよね、わかってるけど、でも最初の一歩は怖い。

名取さんは髪がベリーショートで、多くを語らず、静かさの中に「強さ」を感じさせる。ちょっと怖いかんじ・・・ともいえる。私は少し緊張する。ようはカッコイイ方でした。何も無い状態から、今では知名度のある施設となったバーンロムサイを、幾多の困難をブレイクスルーして支えてこられた名取さん。


相変わらずこの世界では、下らないポリティクスと足の引っ張り合いが蔓延。財と数の力こそがパワーとされている現代、たとえ悪政だろうとパワーの傘の下に入ること、利用することばかり考える人、人、人。


ちょっと怖くみえる(すみませ〜ん!)名取さんの一言を、私は心の杖とし孤独と戦いました。それは戦いの相棒として相応しい「言葉」であり、これからも不安な私の背中をグイグイ押してくれるであろう力強い「言葉」です。

名取さん、バーンロムサイのスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。これからも良きことの輪が広がっていきますように。

名取さんといえば28日に鵠沼でこんなお話ランチ会があるそうですよ。→クリック

また、今回の件を通じて尾道でショップをされている方と知り合うことが出来ました。こちらでは今まさにバーンロムサイ展開催中です。

どちらも、お近くの方は是非足をお運び下さい。


現在タイのリトリートは女性枠キャンセル待ち、男性枠あと2名様OKという状況になっています。男性の方ウェルカムです。

今年の日本での生活も残り僅か・・・。月日の過ぎるのは早いものですね。また暑いインドが待ってる。年中夏バテのSitaでした。

またね。

P.S. 名取さんという人物を描いた本や、名取さんご自身が書かれた本もあるよ。写真貼っときます。







2012年8月15日水曜日

マキリンピック観戦。

オリンピック、素晴らしかったね。

・・・といっても、あまり観てないけどね、テレビ無いからね。お盆に里帰りしてレスリングだけ観ました。インドvs日本の決勝で、思わずインドを応援してしまう非×民な私。


インド人は小さい。日本人よりも小さい。小さいスシル・クマールが、でかい西洋人に果敢に挑んでいくのには心打たれました。後情報だけど、彼のイシュタデーヴァタ(個人的に崇拝する神様)はハヌマーンです(そりゃそうでしょー!)。そして、彼はヴェジタリアン。しかも、結構制限された食べ物しか摂ってないらしい(チャパティとミルクとサムシングね)。

「お肉も食べなきゃだめよー!」という人々に対して、私の健康状態とか、筋肉量を示すだけじゃ全く説得力なかったんだけど、スシルのおかげで益々胸を張って言えるぜ。よっ!ヴェジタリアンの雄!


しかし、いったいヴェジの何がいけないってんだい?



さて、私もマキリンピック(母校の陸上部OBが4年に一度開く大会)に行ってきました。
高校生だった当時、運動なんてしたこと無かった私は早い選手じゃなくて、県を幾つかのブロックに分けた地区大会で2位だか3位だか、そんな程度。しかし、とりあえず、私の居場所はあのトラックでした。


さて、開会前に裸足でトラック一周してみたんだけど、足裏から伝わる感触は「こんなだったけか〜??」って感じ。「うーん。スパイク履かないと分かんないのかも・・・。」しかし、レースが始まって後輩や同級生らが走るのを観てたら突然思い出した。血液沸騰!思わずホームストレッチを駆けながら「ファイト!」と叫んでました。

思えば今以上に・・・というか、今よりもずっと、ストイックだった、あの二年間。自分以外に全く興味が無かった私にとっては、陸上競技は自分に挑戦する新たなファクターだったのかも知れない。

まあ、今も似たり寄ったりなんだけどさ、正直、順位とか、名誉とか、他のレーンを走る対戦相手も、どうでもよかったんです(・・・いやあ勝てない訳だよね〜)。不可解な「自分」というものを、ただ、ブレイクスルーしたかったんだと思う。自分に纏わる「まやかし」をブレイクスルーし続けるのが人生だ。そうだ、人生は挑戦だ。




あのトラックは、どんな声援と喧噪の中でも、ただひたすら静かだった気がする。私の記憶の中で、そこは完全な静寂の場所。(瞑想的な空間だったってことか?)変な場所でした。

マキリンピックも、なんだか時間と空間の交錯する、なんだか不思議なひとときだったな。つらい戦いとともに、陸上部の仲間と過ごしたエラく面白い日々の記憶も蘇った。本当に楽しかったんだ、あの頃。みんなのおかげ。やんちゃだったね。


それから(このブログの読者の中にも隠れファンが多い)G先生ともお会い出来て心底嬉しかったなー。先生は昔とちっとも変わらない不敵な・・・もとい素敵な笑みを浮かべていました。こんな先生になりたいと、私は思うのです。




先生、またも勝手に載せてすみません。ふははは。先生はかっこいい。一番かっこいいです。今後とも宜しくご鞭撻のほどを。


あとがき:

「君のお母さんは、高校生の時100M早かったんだよー。12秒で走っちゃうんだから!」
「え、すげ!ボルトと3秒しかかわらないじゃん!」
「そうだよ、たったの3秒!」

その3秒の果てしなさも真実だけど、3秒が一瞬というのもまた本当だ。そう、君のお母さんはカッコ良かった。走れ、少年!

2012年8月9日木曜日

粋な神様。


どーもどーも。(外国の方が日本人の真似をするとき必ずこれを言う。便利な言葉。)

ったく神様って粋なことしやがるぜ。(これは私が毎度つぶやき続けている言葉)

本当にそうなのよ。心からそう思う。人生は(ときに悲惨に見せかけたりするけど)驚きと喜びに満ちている。

日本に帰って来るか来ないの時期に、知らない人から一通のメールが届いた。送り主はフランスで活躍する日本人の音楽家でした。「日本、インド」などのキーワードでGoogle検索して、たまたまヒットしたブログの一つが私のとこだったのでしょう。そして、彼はそうやってヒットした複数の連絡先にコンタクトしたのでしょう・・・というのが私の推測でした。

さて、その人、辻さんはパリを中心に、IONAHというグループで音楽活動をしているとのこと。8月にはメンバーを連れて一時帰国をするのでコンサートを開くツテを探している。

・・・で、4月に横須賀で行われたジミーさんのサントゥール、加えて後日行われたとジミーさんとアリフ・カーンのコンサートのことを思い出したのですね。ああ、あの横須賀の夜は良かったなあ・・・と。アリフ・カーンの時は有志で頑張って実現された立派なホールでのコンサートでしたが、しかし、私は日本に帰って来たばかり。しかも、セクレタリーも居らず、たった一人の興行(?)で日本中を駆け巡っている身である私には、立派なホールでの企画をする時間も実力もないだろう・・・。

で、辻さんには「気持ちはあるのだけど、人の力を借りてアットホームなコンサートを実現するのが精一杯だ」ということをお伝えしたのです。辻さんはメンバー全員の移動費などを捻出せねばならない訳で、まあ、あちらからお断り頂けくのかなあ、なんて思いながら。

でも・・・この広い地球上で、ひょんなことから全然知らない人とご縁して、これってまた粋な神様の仕業じゃない?しかも今、私は生の音楽に飢えている。だからコンサートやりたい・・・というか聴きたい。



この話がその後どうなったのか知りたい・・・?


小さな温かいコンサートを開けることになりました。

あの横須賀の精霊宿る古民家で。
一生懸命生きていて良かった。


真理ちゃん、お忙しいなか快諾してくれて本当にありがとう。

お勤めの方にも、遠方の方にも足を運んで頂きやすいよう、土曜の夜、しかも早めの時間を設定して下さいました。だから皆さん、私は声を大にして言う。

絶対、来て来て!→詳細

サロード、タブラ、そしてギターというインド古典スタイルの演奏会。ついでに私の120分アーサナ・クラス、講義もつけてもらいました。もしも制作が間に合えば京都で完売してしまったアイピローも持参しようと思うので、入り用の方は声をかけて下さい。



IONAHメンバーの詳細については記事のラストに添付しておきますね。平日に大使館での公演もありますが、演奏と人物に身近に迫れるまたとない機会だと思います。去り往く夏に別れを惜しむ夕べを、一緒に楽しみましょう。だって粋な神様の計らいだから。長くなりますが以下詳細です。



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「よがふぇす夏の陣」プログラム

2012年8月25日(土)
10:00~12:00 アサナクラス 
シータ由美子先生の2時間どっぷりハタヨガクラス 2000円(定員20名)

12:30~ランチ
随時皆でランチ今回はポットラック方式にします。参加可能な方は、ランチからでもokです。野菜や果物の持ち寄りでも、前の晩の残りのおかずでも何でも気兼ねなく、持ち寄り集まりましょう!!遠慮は無しです。

14:00~16:00 
ワークショップ「ハタヨガの基礎理論とチャクラ、3つの身体について」

シータ由美子先生 2000円(定員50名)

18:00~19:30 北インド古典音楽のライブ 2000円

今年はなんだか色々と企画が盛りだくさんでインド旅行にも今だ行けていませんが、そんな私の気持ちを神様はご存知か、インドからの風を沢山スタヂオに送ってくださっています。その風に乗りたいと思います。

シータ先生のアサナクラス、今回は2時間たっぷり汗かきコースです!今まで練習してきた集中力がどこまで続くかの挑戦ですね。定員になり次第締め切ります。入金をもって予約完了とします。お早めに。

それから午後のワークショップは、今皆がクラスでやっている、シバナンダヨガや、平日のクラスの基礎となっているハタヨガを理論的にお勉強します。一体自分はクラスで何を学んでいるのか、理論を知ると普段の練習の理解がもっと高まります。それから皆が興味津々のチャクラについて、それからヨガで考えられている私たちの身体のあり方について、シータ先生が皆に分かりやすくお話ししてくれます。


連絡先
問い合わせ、予約専用メール
yogasalapremal@gmail.com
アクセス
神奈川県横須賀市佐野町5-17
IONAH#trio
二人のインド人ミュージシャンとフランス在住日本人クラッシックギターリストとのコラボレーション。 それぞれの楽器が奏でる心地よい音色と、圧巻の超絶技巧で異国情緒溢れる音の世界に身を任せ一時の音楽の旅を。


辻 英明 → ストラスブール(フランス)在住、ギターリスト・三味線奏者。 1993年より渡仏。リヨン国立音楽院、オルネイ・スウ・ボワ市立音楽院、ストラスブール国立音楽院でギター、 音楽一般教養科目、室内楽を取得する。 また、多くのマスタークラスに参加し、レオ・ブローウェル、アルヴァロ・ピエルリ、パブロ・マルケス、 アルベルト・ポンセらに師事する。三味線を京極流民謡家元、京極利典師の下で学ぶ。
現在、ストラスブール国立音楽院で教鞭をとる傍らソリストまたはアンサンブルの一員として ヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。 自らリーダーとして作曲・企画を担当し活動している ワールド・ミュージック・グループIONAHは2009年から 二人のインド人演奏家、アビセック・ラヒリ(サロード)と パリマル・チャクラバルティー(タブラ)らと共にトリオ としてドイツ・フランス各地のツアーを行っている。 民謡アンサンブルSAKURAの一員としてフランスを中心に ヨーロッパ各地でのフェスティヴァルで演奏。 現代音楽のプロジェクトにも数多く参加し、フランスのensemble LINEAとピエール・ブーレーズ作曲の”Le Marteau sans Maitre”をヴィトリア・ガステイツ(スペイン) の現代音楽フェスティヴァルで演奏、ルーブル美術館主催 のコンサートシリーズ「無声映画と現代音楽」では、 溝口謙二監督作品の「瀧の白糸」を基に作曲家望月京が 書き下ろした新曲を初演し、後にジュネーブ、アムステルダム、 ベルリン、ケルンなどで再演する。



アビセック・ラヒリ/Abhisek LAHIRI → インド国営放送局認定のA級サロード奏者。27歳の若さにして、その完璧な技巧、綿密な構成力、深い音色により世界各地で才能を認められている奏者である。
6歳から父Pt.アロック・ラヒリの下で学び、幼少時にはオランダで開催された「ワールド・キンダー・フェスティバル」に天才サロード少年として招待され そのコンサート模様ははドイツのテレビ番組で放映された。 また、インド人としてはじめてフランスのヨーロッパ議会(EU)より演奏依頼を受け、インド国文化省より海外派遣アーティストとして助成金を与えられる。
ノルウェー大使館よりアヌン・ランド・レジ賞、インド国営ラジオコンクールにてテレグラフ・スクール賞および大統領賞ほか、 などの多くの受賞暦を持つ。 2010年11月に開催された第一回GIMA(グローバル・インディアン・ミュージック・アワード)で 彼のアルバム「スパークリング・サロード」が北インド古典音楽部門にノミネートされる。 総勢数百枚のエントリーの中から北インド古典音楽部門にノミネートされたのは5人のみ、 その中にはウスタッド・ザキール・フセインやハリ・プラサッド・チャウラシアなどがいる。
現在、インド国内の主要なフェスティバル、また、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各地でのコンサートツアーを行っている。 


パルタ・サラティ・マケルジー/Shri. Parta Sarathi Mukherjee  幼少時より父、アスホク・クマール・マケルジーよりタブラの手ほどきを受け後に、ベナレス・ガラナ流派の長老で伝説的なタブラの巨匠、パドマブサン・パンディット・パラサジの一番弟子となり、現在ではタブラ研究者としての肩書も持つ多彩な演奏家である。インド国内外のフェスティバルで、 Pandit Budhaditya Mukherjee, Smt. Shubha Mudgal, Begum Parveen Sultana, Shruti Sadolikar, Ustad Shahid Parvez, Ustad Shujaat Khan, Pandit Rajan and Sajan Mishra, Smt. Laxmi Shankar, Smt. Malini Rajurkar, Pt. Ronu Majumdar, Ustad Nishat Khan, Ustad Imrat Khan, Pandit Alok & Abhisek Lahiri などの国際的に著名な演奏家達と共演し、また彼の活動は伝統的な音楽家、舞踏家との共演だけにとどまらず、ギリシャの著名な作曲家/ロス・ダリ―とのコラボレーションでは2004年のアテネオリンピックのオープニングセレモニーで演奏するなど他にも、フラメンコギターリストEduardo NieblaウッドベースのAchim Tang、ジャズギターリストGiorgio Serci、パーカッショニストRonny Barrac、フルーティストDeepak Ram などとの共演が一例として挙げられる。Swar Sadhane Mandir, Abhinav Kala Samaj, All India Radio Music Competition などの受賞歴を持つ。

2012年8月8日水曜日

夏バテ読書録

じつは・・・ちょいと夏バテ中・・・なんだと思う。お腹こわしてます。まあそれも良かろう。暑いながらも風は涼しく、そんな時私は、この気だるい部屋という水槽の底から水の外の世界を眺めています。あるいは手当り次第に本を読みまくる・・・何冊も平行して読みながら、自分の中の世界だけを眺めてみたりしています。

ジュリア・ロバーツが主演した映画「食べて、祈って、恋をして」は、ヒロミダスと一緒にタイで観たんだけど「うーん・・・」という感じでした。同じ日に観た「ベストキッド」の方が良かったねって感じ。

しかし、この夏バテのさなかに縁あって原作本を読んでみたんだけど、本の方はだいぶ良かったのです。なかなか面白かった。「私だったら?」と自分に問いかけながら読める女子本。





統合のつかない情緒に振り回されながら、それをなんとか制して自分の生き方を見つめよう、とガッツなトライをする女の人の自叙伝ですね。本の中に、すごい執念というか、アメリカ人の素朴さとパワフルさを観ることができました。中には「へ?」というような記述もあるんだけど概ね良かった。

アンボリに居た時「この本を読んで(あるいは映画をみて)来た!」といってアシュラムを訪れる西洋人女性が幾人かいた。そういう場合ちょっと面倒くさい人である可能性が高い。本当に嫌だよ、いい加減にしてくれよ!って私は思ってた。

本を読んでみて、その理由がなんとなく分かったような気もするな。同時に、こういう迷惑っぽい人も、純粋な「自己」へ探究心の種をもっている、みんながon the wayなんだ!ということもわかった。ちょっと勉強になりました。


それにしても、主人公の「自分自身を生きたい」と願う根性?執念?はなかなかエライものがある。

とにかく、学ぶこと・・・学び続けることっていうのは、そう簡単なことじゃないんですよね、きっと。主人公が挑戦し続け得るのは、執念というより「本心」なのかな。本当に知りたい、その強い気持ち。正直。

たとえその気持ちがあっても「大人になってからの学び」は、これまで学校で受けた受け身教育とは違う。だから大変。「自分の頭を通さないとダメなんだって分かった」と月曜日のよっちゃんが言ってたけど、その通り、絶対的な能動性がまず必要。

世渡り上手な大人になると、自分相手にまで上手く世渡りしちゃって、それもよくない。周りの人や自分を誤摩化して楽な方に流れたりする。

しかし、たとえ「本気度」があったとしても、病気になったり、仕事や家族などの環境の為に「学び」を続けられなくなることもあるのが世の常なのです。だから私達はクラスの前にお祈りを唱える。どうぞ、この学びがつつがなく成就しますように、と。それからシャーンティという音を三回。三つの世界からもたらされる邪魔を退けるため。一つは「自分」から、一つは「自分以外の生き物」から、そしてもう一つは私達を取り巻く「環境」からもたらされるもの。


でもね、私は思うのですよ。たとえ様々な障害があなたの身に降り掛かっても、「本気中の本気」でなんとか持っていけるのではないか?本気の願いを神?が聞かない訳がないのではないか。本気の本気の人間を見たら、その人に手を差し伸べずには居られないんですよ、人は。この本を読んで更に確信した。必死で生きる本気の姿を観た時、人は感動するし惚れるんだって、ある結婚式で神父さんが言ってたけど、一理あると思う。

Jnana yogiは猿の子のように、何がなんでも自分から、必死にお母さんのお腹にしがみついていくんだって、そう教わった。猫のようにお母さん猫の名前を呼んでいてもダメだって。

だから気を落とさないで、その思いを燃やし続けていて下さい。上っ面ではなく、本気の本気を。きっときっといつか、あなたの学びが成就しますことを祈ってます。

ちなみに遅くなりましたが、豆の王国で話題に上った英語もうちょっと頑張りたい人の為のヨガ本はコレですよ。英語と日本語のダブルでもってね!でも言語なんてただの道具。何の心配もない。印グリッシュの私でも幸せに生きてるよ。

窓から誰かの口笛が聞こえる。「ルパン三世のテーマ」だ。
さ、そろそろ水槽から世界へ出るか。
今日も勉強会に行ってきます。




近畿・山陽、大旅行の記


7月15日(日)京都

祇園さんで大にぎわいの京都のはずれ、ぶらり一人旅気分で嵐山へ。天龍寺にいってみましたが、お寺の中を見学するばかりで誰も本堂にお参りしない。不思議。日本の寺。お庭がとっても綺麗で、遠くに水場にくると癒されます。明日のワークショップ、どうぞ頑張れますように。夜はマリちゃん、アマネちゃんと晩ご飯をご一緒させて頂きました。ありがとー!

天龍寺の池の睡蓮。今はじめて気付いたけど睡眠の睡って書くのね。


お庭の清流。私はとにかく緑の水場が好きですな。



7月16日(月)京都→兵庫

いよいよ、京都は誓願寺でワークショップです。寺町っていうくらいだから当たり前なのかも知れないが、あっちにもこっちにも寺がある。寺崎という名前の私は、というか寺好きの私はうはうは。場所をお貸し下さった誓願寺さま、ありがとうございました。沢山の方にお越し下さりました。混雑&インド時間になっちゃった点をお許し下さい。終了後は兵庫県たつの市まで移動。兵庫、大阪、京都の三府県をまたぐ快速列車が便利。東京ではありえない。便利さだ。


とても懐かしい感じのお寺でしょ?

グループフォトは「修行」って感じにしてみました。photo by おかん。

夏休みの一コマっぽい。おかんとラディカ。


7月17日(火)兵庫

今日は貴重なデイオフ。たつののラディカハウスに泊めていただいています。洗濯をさせて貰ったり、畑にいったり、夜のドライブにいったり。お母さん、お父さん、おじいちゃん、お姉ちゃんにとても優しくしていただき大大大感謝。本当にありがとうございました。


滝にも連れて行ってもらったの。今年初の滝コレですなこれは。
いやー、良かった。三宝の滝。


7月18日(水)兵庫→大阪→兵庫

ついに行ってきました!キングダム・オブ・豆での座談会。こちらの食堂を経営しているのは、豆の問屋さんなんだそうです。そのあとルミカちゃんの新しく始めるスタジオを見に行って、可愛いカフェでお茶をして、いざ大阪のチャリティーヨーガ会場に向かいます。ルミカちゃんと、この短期間に三回も会った!すごい。ありがとねー。


遠くから来て下さった方も居て、嬉しかったです。

うまかった。ベジ仕様です。これでたったの1050円なり。

ヨガ後。学校つくちゃったアヌープと。


みんなで記念撮影です。学校の名前を英語とヒンディで。


アヌープ君とは、実はまだ4回しか会ったことが無い。でもなんだか昔から知っているような変な感じである。それはアヌープが思っていることをなんでも正直に話してくれるからじゃないだろうか。コレを書いているさっき電話があって「もう(インドに)行くよ。ありがとうございました。」こちらこそありがとうございました。そして、大阪のチャリティーにご賛同下さった皆様ありがとうございました。皆さんが目に涙をうかべて話を聞いて下さった姿がとても印象に残っています。本当にありがとうございました。


7月19日(木)兵庫→大阪→岡山

ますみちゃんのお家で、アヌープがご飯を作ってくれた。ありがとう。そして、今日は近畿を抜けて山陽へ向かう日です。・・・とその前に、大阪に戻ってよしえちゃんの勤める事務所のお引っ越し先の開所のお祝いにアーラティをさせていただくことに。「えっ!?この日本で、こんな怪しいっぽく見えることをしてくれ、と頼んでくる法律の事務所があるのかっ???えーーっ!まじですか?」という同様のもと事務所へ。実に素敵男子なお仕事仲間にお目にかかれて光栄でした。晩ご飯までごちそうになり、ありがとうございました。ちなみに遅くなってしまったので、新幹線で岡山。はじめて「のぞみ」だ!


7月20日(金)岡山

激しく移動を繰り返し、疲れ果てております。しかしその疲れも、よしえちゃんちでのんびりさせて頂きふっとびました。家族以外の人には100%突っかかるという犬のマロが、デレデレと甘えてくれて、心の疲れも吹っ飛び。今日は・・・とある場所でのPujaを頼まれていまして「えー!この日本で、そんな怪しいっぽく見えることを頼んでくる人が!」と、どこかで聞いたような動揺もありつつ、身を清めてから夜の会場へ。

きっとSwami Nさんは、こんな日の為に、私にプージャの儀礼を伝授してくれたのだわ!ということで承りました。金曜といえばDevi。夜といえばDevi。折しも新月の時期で、月といえばDevi。Deviに捧げるプージャを執り行いました。この日は実は、予定通りいくとムーンデイになってしまうんでは?という懸念があったのです。そうなると祭事のものには一切触れなくなります。そうしたらご要望にお応え出来ない。では!ってことで気迫の精神統一をはかり、気合いで遅らせることに成功。人間てやればできる。すごいね。



一体全体、あたしゃ何をやっているんだ?と思いつつも良い夜でした。Devi、知らずに犯したミステイクがあると思います。どうぞお許し下さい。

個人的な事柄としては「セルフうどん」の「たぬき屋」に感動!おいしいの連発!

サリー来てみました。上手に着せてあげることが出来るようになった!



7月21日(土)岡山

今日は新しく出来たばかりのヨガスタジオ「kula yoga shala」でワークショップ。その前にランチブッフェを堪能。食べ過ぎたか?ベジの人にも沢山選択肢がある「露菴」さん。昨日から「おいしー、おいしー」と豆を食らう鳩のように連発しながらご飯を食べる二人です。さて、ワークショップですが、会場にぎゅうぎゅうに集まって下さった皆さんに感謝。私が東京で教え始めた頃を思い出すような、懐かしい空気感がありました。

イエス!シャヴァーサナ!グッド!

集合写真は手作りの可愛い旗の前で。


そしてスタッフの皆さんと。

なんというんでしょう。皆さんのお人柄の良さが伝わってくる良いスタジオさんだなーって思いました。ずっと、その温かさを守り伝えていって下さるんだと思います。ちなみに私がセルフ饂飩とランチビュッフェに興奮していることについては「先生、もしかしたら食のハードルが低いのか?」ということになっていました。そうなの。なんでも美味しいのですー。20年以上ぶりにおとずれた岡山の街を少し歩いてから、また行きましたともセルフ饂飩へ!また饂飩食べにきます。今度はみんなも一緒に食べにいこう!


7月22日(日)岡山→東京

朝から実に興味深いDVD(NHK特集全4話〜人はなぜ人になれたか?とかそういう題名)をガッツリみまして、ついに空港へ。今日は楽しかった岡山を離れ、東京に戻る日です。マロと遊んだり、おばあちゃんとお喋りしたりお経唱えたり、本当に楽しい滞在をさせていただきました。最後の食事。「セルフ饂飩のたぬき屋に寄ったんでしょ!」と思うでしょう・・・違うんだな、たぬき屋はスルーして空港のうどん屋にはいりましたよ・・・と思っていたら「たぬき屋」空港店だった。そして今日も美味しかったのです。ありがとう岡山。

そして全てのイベントの企画をして下さった皆様、会場を貸して下さった皆様、お家に泊めて下さった皆様、この旅でお会いした全ての皆様に感謝の意を込めて。どうぞ、皆様の心が、そしてこの宇宙全体が、Shantih 平穏でありますように。またいつか、どこかで、きっとお会いしましょう。

本当にありがとうございました。


Sita

2012年8月2日木曜日

可愛いヨガふん!

お元気ですか?すっかり更新をさぼっていました。

いやはや、ワークショップ爆弾(?)ツアーも日曜日で終わり、気がついたらベロが黒くなっていたので、ちょっとデスクワークをお休みしていました。ベロが黒いってのは、アユールヴェーダでは、ヴァータという要素が乱れた証拠なんだって。2月にアンボリからヴァルカラまで2000キロ近くを車で移動した挙げ句、具合が悪くなったときにも黒くなったのです。移動のしすぎ!面白いよね。

それぞれのワークショップのご報告記事はただいま書きかけ。追ってアップしますね。Wi-Fiフリーになったスタバでやろうっと。

アユールヴェーダといえば、いつも相談に乗ってくれるKayo姉さん。そのKayoさんの通販ショップで扱っている布ナプキンと、ふんどし(!)を18日に行うワークショップで少しだけ特別に販売させていただけることになりました。ケララサリーの生地で出来てます。



当日販売にポーチはつきません。



みておくれ!
これ雑誌のyoginiでも取り上げられたけど、ヨガエア=女子ふんどし。

私も実は使わせてもらってます。女子のふんどしブームの火付け役といえば、ワコールがやってるun nana coolの「ななふん」ですが、ここで「あるヨーギニ達の対話」。


私:「une nana coolにななふんってのがあってさ可愛いんだ。欲しいんだよねー。・・・っていうかふんどしなんか買ってないで、勝負パンツとか買わないとダメか!」

路子:「いやむしろ、ふんどしで勝負するってのは?」

なるほど〜。路子ちゃん、やっぱりあなたは面白い・・・って出来るんかい勝負っ!?


で結局、勝負パンツではなく「ななふん」買ったんですけども、私は「ヨガエア」の方が着用しやすかったかな。「ななふん」は心もとなく、動くときにはまず使えない。逆に「絶対外に出ないでおうちで寛ぎたい!」という時には「ななふん」かな。


ワークショップの申込期間を延長しましたので、ご興味のあるかたはどうぞ。ではまたねー。今夜はスタバだな。


★8月18日(土)女性と健康ワークショップ
時間:13:00-15:00
場所:自由が丘(東京)
参加費:3000円(材料費等込み)
お申込:sivanandakendram@gmail.com
内容:女性とハタヨーガに関する講義
   布ナプキン制作
   ツボと灸の実践講座
   家庭で作れるアユールヴェーダのハーブ薬

※お名前、メールアドレス、人数をご明記のうえ、メールにてご連絡下さい。女性限定。