2020年5月10日日曜日

どうでもいいような日常の話

私好みな昭和なアパートに、三月のはじめに入居して、あっという間に二ヶ月が経ってしまった。家賃のモトを取りまくっている。

それにしても、3月、4月の寒さはこたえた。雪なんか降っちゃって。布団はせんべいだし。

鼻水が止まらまくて埃アレルギーだとばかり思っていたが、珍しく気温の上がった日に、鼻水が出ないことに気が付く。

アレ?治ったかな?

しかし翌日寒さが戻ってくると、また洪水。

ここで初めて、埃アレルギーって勘違いでは?と思い始めたわけです。

で自分でいろいろと調べたら、寒暖差アレルギーと称される症状らしい。

「寒暖差アレルギーは、温度差が大きいときに引き起こされる症状で、実際にはアレルギー反応ではなく、自律神経の乱れに伴う反応です。正式病名としては血管運動性鼻炎になります。

自律神経は、周りの環境に対して体を自動調整します。通常、寒い場所では、血管が収縮します。暖かい場所では、血管が拡張します。しかし、寒暖差が激しいと、血管の収縮が環境に追いつけなくなり、自律神経が誤作動を起こしてしまうのです。

自律神経が、適切な対応が出来るのは大体7℃以内と言われています。7℃以上の気温差で鼻粘膜の血管が拡張して鼻粘膜が浮腫して、アレルギー様の症状が出ます。


な、7度〜っ⁉︎

たったの・・・!人体そんなに軟弱なの〜っ!

30度の気温差の場所から帰って来たのでは、体もそりゃびっくりするわな。ことに私は過去10回分、日本の冬をサボっており、鼻の粘膜も、摂氏10度以下という存在を忘れていたに違いない。どうりで毎年、帰国すると鼻水が出ると思った。日本の家は埃っぽいと、勝手に思っていたが、違う!寒いのだ。

そうなると、手持ちの服も問題だ。持っているのは夏服ばかり。そりゃそうだ。春夏しかいないんだから。長袖だと思っていた服の大半は、首回りスッキリの七分袖で、風がよく通る。これがいけなかったらしい。

「くび」と名のつく部位には、皮膚の直下に大きな血管が通っていて、外気温に敏感なのだそうだ。この部分が冷たいと、体は「冷えてるよ、危険!」と恒常性を過剰に発揮してしまう。

脇が甘かった・・・・。首と手首はノーガードだった。

・・・10年前に気づくべきだった!


インドのクルタや、中東のカフタンのデザインは、日本でも流行っていて素敵なんだけど、たとえ袖が長かったとしても、風がよく通り、「くび」の部分が涼しく感じられるように出来ているから要注意だ。

衣服って地域に根ざした知恵が詰まってるんだね〜、感心、感心。(by シータ心の声)

唯一持っていたセーターは道端で買った古着で、若い子向けのブランドのLサイズが、XS位まで目いっぱい縮んだもの。これがフェルト化して逆に可愛くて、ウール100%の目が詰まって温かく、しかも百円!と気に入っていたのだけれど、つんつるてん故に、確かに首も手首も剥き出し。

気に入っていたので悩んだけれど、背に腹は変えられない。リフォームしてみた。


袖と脇の下、身ごろを使って靴下。


身ごろの裾を使って、手首ウォーマーと、頸動脈ウォーマーだ!

足首の90度カーブは、脇の下と袖の角度を利用。


















セーター消滅‼️もはや原型なし。

どうですか、この逆転の発想リフォーム。
今までセーターで温まらなかった部分を積極的に温めるぜ!


すっかり暖かくなった今でも、10度前後に気温が下がる日は、やはり鼻から水が出る。
そんな時は、「くび」を温めてしのぎます。

ちなみに「くび」ってのは何かと何かを繋ぐ部分を表す言葉で、貨車を連結する「くびき」なんてのも語源を同じくします。大事な部分。

YOGAという言葉の源である Yujという音も同じ、繋ぐを意味しているよね。

みなさんも「くび」あったかくしてね。