2009年12月25日金曜日

みんなのQ&しーたのA 追記

 そうですよねぇ。「ふむふむ」なんていって本を読んでいて、突然プルシャ・プラクリティだのマハッドだの云われても、そりゃわかりませんよね。わかります、わかります、その気持ち。・・・で補足です。

Q.プルシャとプラクリティ。すみません、 まだよくわかりません。 この二つは、エネルギー、つまりプラーナであって、われわれの体の中にあるもの?生まれるもの? なのでしょうか? あれあれ?? 今日は、スワミ・シバナンダ氏著「Mind (its mystery and control)」を読んでおります。具体的にヨガの実践に役立つ部分、たとえば、食事のこと、瞑想の方法、などはわかるんですが、哲学となると、何度も行ったり来たり してます。


A.プルシャとプラクリティは、個としての人間の中身の話では無くて、全体、いわば宇宙レベルの科学説なんですよ。無という状態からどのように世界が生まれたかを分析、説明しているのです。あるいは宇宙という全体から、どの用に「個」という「性質」が発生したかという・・・。個々の性質をもつ物体や、自然、土や水や、色や音や、それから心などが発生したか・・・。だから、われらの生活レベルではまったく認識できないし、そもそも認識する必要も無いんですけどね。(・・・ってことなので、そもそも分かりにくい話ですよね~。だから分からなくっても全然、問題なしですよ。)

じゃあなぜ、スワミジがその話をわざわざするのかっていうと、心だって、たんなる自然界の科学現象物質なんだから、その正体を知っていれば、時に亡霊となって我々自身を悩ます「心」に惑わされることは無くなるよって、そういうことを証明する為だと思います。

その本は「ヨーガとこころの科学」という題で日本語訳が出ていますから、探してみてください。いい本です。

Sita