2014年10月1日水曜日

シータマ・オン・ザ・ウェイ

ひさしぶりにウィンドウズを使っています@クアラルンプール。

この「I love India」と名づけられたパソコンは、一時、ONKYOがSOTECを買った時にONKYOの名義で出していた激レアノートブックで、私は家でのスピーカーとか、ずっとONKYO製品を愛用していたので、お気に入りなのですが、オフィスソフト込みで19800円だったので、当然ながら頭はそんなに良くありません。メモリーを増設したんだけど、それでも限界があるよ。

とうことで、作業が遅い。無料のネットワークは嬉しいけど、それもやっぱり遅い。軽~くイラっとしてみたり・・・。



ここで私が何をしているかというと、チェンマイ行きの飛行機をかれこれ8時間待っているところ。


この長い待ち時間を想定して、読み終えていなかった本を読もうってことで、ジャスティン・オブライエンの「ヒマラヤ聖者の教え」という分厚い本を持ってきた。

・・・んだけど、ご飯食べたり、隅のほうの床で昼寝したり、足裏マッサージうけたりしていて、全然進んでいません。


この本は、筆者がヒマラヤでスワミジと25年間ともに過ごした日々を綴った記録ものですが、これは私にとっては泣いちゃうこと必至の本。語りだしのとこで、もう泣いた。


お父さんこと Swami G とのことを思い出してしまうから。

Gは私にエラい厳しかった。こんなに厳しくされたことはありません。人としての徳を積むための、それはまさに躾でした。いい年して恥ずかしいんだけど、親の躾以上の効力があったと思う。そして親以上に、あきらめずに、エゴを絡めずに、私を躾けてくれるグルの愛の偉大さに、ありがたくってどうしていいのやら・・・。私も、泣きながらもよく諦めなかったよね。それくらい厳しかった。


お父さんはいま中国。私はこれからタイです。

最近はあまり怒られなくなった。寂しいというよりは、信頼してもらえているのが分かり、またありがたい。


お父さんが私をこうして躾ける、その意図は、人に優しくできる強い人を作りたいんだと思います。困った人や悲しい人が一人でも少なくなるように。お父さんは優しい。君は沢山のろうそくに火を灯せる人間になりなさい、と言っていました。

それは大それたことではなくて、まあ「遠くにいる沢山の人」もそうなんだろうけど、「隣にいる一人の誰か」から始まることでもあるんだよね。そしてその為の絶対の資質は「ここにいる私を幸せにできる」ってことでしょう。


お父さんは私を、本当の意味で成熟させてくれました。感謝しても感謝しても、尽くしきれません。


ではでは、タイにいってきます。