2011年4月14日木曜日
Kさんへの手紙
Namah Sivaya
Kさん
(またまた勝手に、Kさんへのお便りを掲載してごめんなさい。)
お元気ですか?
私は元気です。
日本は大変なことになりました。
まだまだ大変な時期だと思いますが
Kさんは大丈夫ですか?
ショックだったけど、いつまでも撃沈しても仕方ないので
いつもどおり元気にやるしかないなーと思って
相変わらずな毎日を送っています。
地震もそうですが原発の件は心配です。
私も帰国のタイミングをいつにすべきか検討がつかないまま
とりあえず6月23日の羽田行きのチケットをキープしています。
宿無しですしね、こんなときに仕事を積極的に探していけるものか
自分でも疑問ですし、東京でサヴァイブできるか。
多分、タダ働きとかしたくなっちゃうんだと思うんですよね。
9月にスワミジをお呼びする予定がありまして
地震の後ですし中止すべきがと迷ったのですが
こんなときにこそ、ある種の知識が必要かと思い
何事もなければ決行するつもりで準備しています。
日本は戦後、急激に物質世界への信仰に傾倒していきましたが
ここ数年の勢いは特に激しかったった気がします。
お金や物を沢山所有した人が勝ちというような考えが
はびこってきましたものね。
お金や物など、有限のものを所有するということは
どこかでそれを失っている人がいるということです。
他者からそれを奪っているということ。
それを「勝ち組」などといってひけらかすような振る舞いは
(これは、私の個人的な意見ですが)とても下品だと思います。
今回の津波で、信じていた物質世界が、
あっけなく消えていくのを見て
多くの人が絶望を感じていることと思います。
またお金のある人は「勝ち組だから」といってどこかに逃げて
未だ愚かな物質信仰に邁進しているのでしょうね。
どちらも間違ったエデュケーションゆえの
間違ったアイデアではないでしょうか。
真の「価値」とは何なのか、人は知る義務があると私は思います。
とはいえ、
私では力及ばずといったところなので、ここは師匠にお願いしたい。
ほんの小さな集まりでもいいんですよ。
たった一人の人間が幸せであれば、その家族が幸せです。
そういう風にしか、波紋は広がらないんだし。
たった一人の幸せな人も、いつかは亡くなって消えていきますが
徒労だ、と言って何もしないのは、やっぱり愚かな気がします。
それでも伝え続けていくのが、
私たちの先生と呼ばれる者の仕事なのかも知れませんね。
同時に、自分が幸せであり続けることも。
私は、Kさんの正直と、いつも若々しい新鮮なお気持ちと、
勇気のあるお姿から、沢山のことを教わりました。
多分私だけじゃないはず。
ずーっと、そのままでいて下さいね。
あー、Kさんをスワミジに会わせたいなー。
人生の大先輩へ
由美子より