2011年4月24日日曜日

4月24日(日)



 こちらの時間で今朝ほど7時40時、タミルナードゥのプッタパルティで、インドの霊的指導者であり偉大なる奉仕者であったサティアサイババ師が、お亡くなりになりました。インド全体、とくに今私のいるスワミジ界隈というか、そういう場所では、当然ながらその話題が出てきます。といってもスワミジ達はまあ落ち着いていて「彼が肉体を離れたよ」という。静かな世界だなーと思いました。

 今年は(重ね重ね同じことを言うようですが)津波もそうですけど、大きな変革の年なのかも知れませんね。というより変革していかなきゃいけない年・・・というのかな。


 我がアシュラムでは、私の下痢以外は、まあ平和にやっています、と言いたいとこですが、昨夜の瞑想中に不思議事件発生。ドアにぶら下がっている鍵がチリンチリンと揺れてドアが軋み、パタパタと小さなステップが入室してきたと思ったら、ふと消えた。私はニキタ(6歳)かと思ったんですね。瞑想中に邪魔したら叱らなきゃいけないので、目を開けて振り向いたけど誰もいない。で、「へー。そういうこともあらあね。」で終了。しかし、その足音はベナイザ(32歳プネ出身)の背後をかすめていったため、彼女は震え上がっちゃったのね。で怖くて眠れなくなって、夜中に「泊めて!」と私の部屋にやってきた。

 「バガヴァーンだ、バガヴァーンだ!」といって今朝はその話題で持ちきりですよ。ニキタも大人が話してるのを聞いて「ひっひっひー。バガヴァーンが夜天井から降りてくるよー。」とか言ってベナイザを脅かして遊んでます。女の子なのに悪ガキでホント困っちゃう。ベナイザは「なんで怖くないの?」って聞くけど、あーた、インドの幽霊なんて、日本の幽霊に比べたら、まーったく怖くありません、イメージ的に。日本人てのは集中力が高いというか、根に持つとさらに執念としてパワーを発揮するというか、亡くなってもなおその能力は健在してる気がするんだけど。皆さんどう思います?インド人はケロッとしてるからね。泣いたカラスがもう笑ったってインド人のことですよ。


 興味深いのはインド人たちが幽霊のことを「お化け=化け物」って呼ばないこと。バガヴァーン・・・神聖なる存在というか、そのように呼ぶ。昨日の足音も、本当に可愛い可愛い足音でした。生活のなかの愛しい思い出のひとコマ。


インド人を日本のお化け屋敷に連れて行ったらどうなっちゃうんだろう?



またね。