2011年4月27日水曜日

愛しのバリガさん




 そろそろ、謎のスーパーカルマヨーギ、ゴパール・バリガ氏の話題に触れておかなければなるまい。スワミジと私とゴパールジは、12月20日にゴア州のマドガオン駅で集合してから、(私以外は)留守の夜などもあるけど、基本ずーっと一緒に住んでいます。もはや家族。



 ゴパールジは謎多き人物ですね。


 インドの慣習に従って、還暦を迎えた時に退職して聖典の勉強を始めたという一見普通のおじさんなのですがとてもミステリアス。誰かに助けを求められたら、絶対にNOと言わないスーパーアクセプターです。どんな頼まれごとにも嫌な顔ひとつしないで、いつも幸せそうにしている。お茶が好きでダージリンがお気に入りというと、おそらく、社会的にかなりの地位のあった人物と思って間違いないのですが、アシュラムで着てるTシャツと白パンツと、TTCで供給された変な手提げ袋という格好で、ボンベイに会議とかに行ったりしちゃう。


 部屋数が足りなくなった時から、僕はここでいいよー、といって風呂トイレ無しの倉庫に寝泊りしている。本来なら私が移らなきゃいけない場所なんですよ。彼の奉仕の精神は時に人を混乱させるほどですね。混乱するのは主に「そんな良い人間は世の中にいるはずないよ。」と思っている私のような一般人。

一見とても忘れっぽい。でも仕事は実は猛烈に出来る。料理も上手くてパパッと作る。病気の私のご飯、おかゆ、焼き飯、汁麺、すべて彼が作ってくれました。手に持ったものの重さを言い当てることが出来る。根に持たない、引きずらない。 ものすごくシンプルで、ものすごくチャーミングな人なんですよ。出会った人は好きにならずにいられないと思う。こんなにキレイな魂が世の中にはあったんだ!と。


 スワミジとのご縁はと聞くと、スワミジが下見に来た時に、ここのディレクターが忙しかった為、代理で案内した、とそれだけのことだそう。それだけのことで、まあ4ヶ月も家に帰れずにいるんですよ。私は「スワミジのもとに置いて下さい!」と弟子入り志願して来ているわけですからね。

 これからはどんどんゴパールジをフィーチャーしちゃう。必ずやお連れしますよ、日本に。みんな、楽しみに待ってて!そしてゴパールジに会いに来てね。


追伸:私の下痢は多分、明日止まると思います。