さて、ここからが本題といって過言ではありません。翌24日の8:30、我らがロケバス2台は大船渡役場に設置されたボランティアセンター、通称ボラセンに到着。
隊長がこちらの人数を申し出て、然るべき場所へ送ってもらえる様に申請。
その間に私たちはボランティア保険なるものに入ります。保険料はどこが負担してくれているのだろう。私達からは徴収されませんでした。
女性用は少ないけれど長靴や耐油性の手袋などを貸して貰えます。私はMさんに聞いていたので長靴は持っていたのだけど、折角なのでゴム手袋借りてみました。
何ゆえにこのタイミング?とも思うのですが、南部せんべいを下さった。作業中にお腹がすいた時の為か?ちなみに食事は、あらかじめコンビニで各自用意しています。私はおにぎり一個。炎天下の中で食べ過ぎるのは芳しくないと思った為。だから朝カレー2杯も食べてきたのよ!
ちょっと渋っていた子も覚悟を決めて、女子瓦礫隊の出陣だー!私はカラスマスクに長靴、麦藁帽と、インドでバイクに乗るとき用のスカーフ。パンクと農家のテイストを併せ持った新手のキャディースタイルで。ふぁ~っ!
早速ロケバス諸とも現場へ向かうと、All HandsというアメリカのNPOが場を仕切ってくれています。リーダーの何とかさんの作業説明を、マイクさんの通訳で受ける私たち。午前9時。
そう、本日の我々の仕事は、県道の側溝のヘドロ掻き。津波によって運ばれた砂がヘドロとなって、下水のとおりを完全に妨げてる。女子の中には、瓦礫ではなく別の作業を希望して、そちらに出向いた方もいたので、瓦礫はちょっとという方でも仕事は沢山あります。
近頃、日本でドブって見なくなりました。昔はよく落っこちたものだ。見ないから無いのかと思ってたらちゃんと有るんですよ。そして、数メートルごとに格子状の蓋がある。つまり開くのはここだけなの。コンクリの下は長い棒を使って引っ掻き出す・・・がそう簡単に話は進まないのでした。
キャディ型テロリストスタイルの私も掘ってます。隊長が「先生よく働きますねー」と言ってくれましたが、実は昔、展示場などを作ったりぶっ壊したりする、肉体労働をしてたんですね~、あたしゃ。働きっぷりを買われて指名が入ることもありました。ち、血が騒ぐのじゃ!
休憩中のひととき。All Handsの人もびっくりする位、物凄い働き手たちです。スタイリストの女の子もすごく頑張ってた。製作業界ってのは体動かしてナンボの世界だってわかった。
午後2時。作業を終えて、我らヨガチームも爽やか。終電に間に合うように東京に戻らなくてはなりません。
ボラセンに戻ってきました。借りたもの含め、自分の長靴もクレゾールで消毒。うがいと手洗いも義務付けられています。私自身、目の裏に普段より多くの菌を感じたし、大事なことだと思います。あとは汗と泥のこの体を洗いに行きますか。メンバーの方が地元の出身だそうで、入浴施設を案内してくれました。お風呂へGO!
もういっちょつづく・・・