2011年11月1日火曜日

本、大好き。

Om Namah Sivaya!

みんなお元気ですか?I got a request form 清美ヨーギ二。清美ちゃん、お元気ですか?

 遅くなりましたが、頭の中から読書録を引っ張り出してきましたよー。タイのチェンマイにあるカフェGreen Daysは日本人の方がオーナーで、面白い日本語の本が沢山於いてあります。貸し出しもしてくれるので、自分の部屋で読むも良し、コピー屋さんでコピー&製本したり出来ます。


「高級霊(ハイスピリット)は上機嫌」五井 昌久 著

 「世界人類が平和でありますように」という思いで生きるといいよ、と言った故・五井昌久さんの気さくな講演を記録したもののようですが、語り口が面白くてサクッと読めます。「英語では上機嫌のことをハイ(高)・スピリット(霊性)と言うんだよ。これって真理をついているよ。高い精神性を持つということは、いつも上機嫌ってことなんだよ。」ということが語られています。おおー!やっぱ行き着くところはワンネスってことでヴェーダーンタだなー!と感嘆し、コピー屋さんで製本して持って帰ってきました。

 こちらではPUJAの日々なんだけど、儀式の最後のほうで個々が心の中で祈願するタイミングがあるんだよね。ゴヴィンダナンダ先生が生実況解説を付けてくれることが多いんだけど、「では、いまから願い事をお祈りしていいんけど、個人的なご利益をお願いもOKだけど、スピリチュアルな人は、この世界の、そして全ての人の幸せを祈るんだよ」とのこと。その中に自分も含めてしまうというか、世界と自分が一つというか、そいうことで全て円満。これぞまさに、世界人類が平和でありますように、ローカーッサマスターッスキノーバヴァントゥだよなーって思う日々です。




「瀬戸内寂聴・永田洋子往復書簡―愛と命の淵に」 瀬戸内 寂聴、 永田 洋子


 これはねー、へヴィーなんですよ。上級者(何の?)向けですが、すごく深い追求の本です。私がお母さんのお腹の中に居るとき、お母さんはテレビで「浅間山荘事件」に戦々恐々としていました。理想、情熱・・・さまざま人間のエゴの交錯したむごい事件でした。事件のディテールを知ること自体、かなり痛いのですが、その実行犯の一人である永田洋子死刑囚(当時)と瀬戸内寂聴尼との往復書簡集です。善とは何か、悪とは何か、もとい果たして善悪とは存在するのか、裁きをは何か、赦しとは何か・・・自分自身にも深く問わなくてはなりません。そういった意味で私はお勧めです。まあ、勇気が出たら読んでみて。勇気と強さも必要だからね。。。


 ある人に言われた「聖人とは、決して諦めなかった罪人のことである」という言葉が忘れられません。「ゆみちゃんならきっと解るよね」だって。どきっ!

 全てのハイスピリットな人だって、最初からそうだったわけではない。長い長い苦悶の日々が必ずあった。この本は2008年にケララからデリーに行く電車の中で読んで、友人のマオちゃんにあげたんですけど、どこかの町の古本屋で、日本人旅行者の手から手へと渡り歩いていたらいいな・・・などと思います。

 また何か良い本思いついたらお知らせします。本は、人生の良き先生です。読書の秋、楽しんで!

 またね。


 Sita