駅伝も走り終え、進学も決まり、無事に迎えた卒業式。クラスの男子の発案で、ラストの式歌斉唱を乗っ取るぞ!ということになりました。
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お決まりの来賓祝辞など聞きながら、他のクラスにもこっそりクラッカーをまわします。ついに、音楽の先生の指揮棒が挙がり、アチャイ君とナカジが駆け出す、舞台袖に隠しておいたギターを掴み躍り出る。で「仰げば尊し~パンクヴァージョン」の大合唱となりました。クラッカーを鳴らし、アプローズの嵐で幕を閉じる卒業式。
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しかし、式の後「体育教官室へ来い」との伝令が…。こ、怖いんですけど。この展開は、授業をサボって植物園で弁当を食べていたのがバレて以来です。あの時は、みんなで並んで竹刀でお尻をひっぱたかれたんだっけ。案の定、G先生、怒ってました。「他の奴らは許してもな、陸上部の奴らは許さないぞ!今すぐ、担任、学年主任、教頭、校長に謝りに行けっ!」
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「はいーっ!」ってんで行った訳です。どの先生も、威厳たっぷりに苦言を呈しました。おっとり系進学校ゆえに仕方ない。でも校長先生だけが「いいんだよ。一生の思い出になった。ありがとう。」と思いがけない言葉を掛けて下さって(イケ好かない奴だって思ってたのに)、我慢できずにその場で大号泣してしまいました。青春でしたね~。
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G先生語録をもう一つ。「勉強できねえのを陸上のせいにするな!試合で勝つために忙しいから学業は出鱈目でいい~なんて開き直ったら許さねえ。自分の好きなものを、怠けの言い訳に使うなよ。」
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実は、この言葉に今、一番身につまされますね。掃除も洗濯も頑張ります!布団も頑張って干します!