2013年5月29日水曜日

WSのお知らせ『Tokyo Yoga Friends 2013』

あのアットホームなクラスをもう一度!東京で出会ったヨガ友・・・先生達、生徒の皆さんに感謝を込めて。みんながアットホームに集えるスタジオを1日限りオープンします。今回は、偶然にもYOGAJAYAで出会った仲間とのコラボレーションとなりました。面白かったですね〜あの頃。敷居が高いイメージを持たれがちでしたが、実は老若男女、日本内外、茶の間(?)のような交流がとても楽しいスタジオでした。一日ずっと参加しても無理のないようなプログラムを組んでみましたので、皆さん、是非盛り上げに来て下さい。予約不要ですがどうしても予約したい方は予約してもOKですよ。ヨガマットはご持参下さいね〜!

Sita







★ 7月13日(土)『Tokyo Yoga Friends 2013』

場所:渋谷区千駄ヶ谷 3-54-8 「さくら 2F」

【スケジュール】
10:30      開場
10:45−12:00  ヴィンヤサヨガ 太田 由妃子
12:30−13:45  経絡ヨガ※ 山中 路子
14:15−15:30  アシュタンガヨガ 小口 智 
16:00−17:15  アーサナ・プラーナヤーマ※ 寺崎 由美子 
17:30−18:30  キールタン×ガイド瞑想  寺崎由美子(キールタン) × 山中路子(瞑想)
※印はゆったりめのプログラムになります。

【チケット】1クラスチケット2500円 (瞑想のみチケットは1500円)
2クラスチケット4500円
1日フリーチケット 6000円

・ヨガマットを必ずご持参下さい。
・予約不要 

地図↓クリック

男前な女の子





本日は、7月13日(土)のイベントの初打ち合わせで路子ちゃんに会って来ました。

路子ちゃんとは誰ぞや。

私のことをずばり一言「毒を持った白兎」と表した人です・・・って思ったあなたはマニアック。

路子ちゃんは同志・・という言葉が一番近いような気がするのだけど、私の尊敬する男前な姉さんです。昨日たまたま書いた「勇敢な女」の理想型であり、私がこの世界の中でとっていきたいスタンスを一歩先に踏む修行者。


彼女と会うと「あー、今日だいぶダメだったなー。でも路子ちゃん頑張ってるなー、私も頑張ろう!」って思えるのよね。


師としての愛情の現れとして生徒への厳しさを貫き、それ以上に自分に厳しい孤高の騎士のような人でして、良き友でもあります。最近は中国で中国人の方の為にワークショップをしたそうですが、中国人相手のクラスは、私のやってるインド人相手よりも間違いなく大変であることが予測出来、ちょっとビビる私。

ひっそりと潜伏している凄い人、路子。自分に正直でいれるということは強さの証しだと思うけど、それは、これまでの人生でどれだけ彼女が、自分のなかの弱さ、狡さ、怒り、恐れ・・といったネガティビティと戦って打ち克って来たか、その証しとも言えるでしょう。やさしい、楽しい、路子ちゃん。大好きさ。

その戦いをすっとばそうとする人が多き今日この頃だけど、向かい合わなきゃ、無いよね、先は。だって自分のことは騙せないからね。

私はSwami Sivananda Sarasvati の、路子ちゃんはSwami Yogananda Paramahamsa のそれぞれ系譜の中にいるのだけど、まったくもって一つの真実を共有しているという認識をなんの垣根もなく最初から共有出来る数少ない友人です。


本当にさ、本当の友達っていうのは嬉しい存在なんだよね。
嬉しいというか友達の存在は祝福そのものだ。



だから今回のイベントのタイトルは「Yoga Friends 2013」にしました。


2005年、私は東京のYOGAJAYAというメッチャTOKYOっぽいところで「ヨガの先生」というものになりました。インドでスワミジを手伝うようになって退きましたが、先生も生徒も、日本人も外国人も、垣根が無く、なんだか知らずに打ち解けあっている銭湯のような変なスタジオでした(都会なのに・・・)。沢山の素晴らしい出会いがあった、温かい、思い出深い時代です。なので、今回のラインナップは全員YOGAJAYAで出会った先生方。アシュラムのシータマじゃなくて、在りし日のYOGAJAYAのYUMIKOになりますよ!


教え始めて9年目の今年、ここはひとつ感謝祭を打ち上げようじゃないか。この東京で。地方から来られる方、女子用のカプセルホテルなら任せろ!バックパッカーズなら知り合いの働いているところがある!


※ 冒頭の写真は、2009年にマレーシアの路子ちゃんを訪ねた時の写真。バトゥケイヴというムルガンを祀る洞窟に行ったのですが・・・

『(左から)ヴィシュヌでしょ〜、ナーラダでしょ〜・・・っつ〜かこのオウムのポッポちゃんは誰〜っ!?』

・・・と当時は思ってたけど、インド人化した今なら解る・・・。ガルーダですね、ハイ。インド人的には鷲なんだよな・・・トホホ。


2013年5月28日火曜日

勇気

あれよあれよ、というまに首を横に振らなくなり、日本での暮らしの波にザザンッと乗った。週末大阪ですけど、今年もホットな夏になりそうです。

このブログ、毎朝起きたら開いてくれたり、楽しみにして下さる方が沢山居るのに、インドではだいぶサボっていたので、しかも、そのサボり性が身に付いてしまって困るので、今年の夏勤勉宣言します。

まあ、私は人間なので、日々いろんなことを考えていて、おそらく他の人よりも脳みそが落ち着かないというか、多くのことを考えているようで困るのですが、でもこんなこと思ったよ、というのは大切なことなんだな、って長いことインドで色んな国の人と接した中で知りました。

日本のしんどい点は、本音と建前のある文化、距離の計り合いが重要だったりするわけです。だからKYという言葉なんかが出来たりしてね。これが日本の文化だからどうしようもないんだけどね。でも黙っていたらそれは思ってないのと同じことなんだよ、ってことを我々はインドや諸外国の人との関わりで教わるわけです。インド人なんて全員スーパーKYだよ。それで何がいけない?って思う。

インドのずばぬけて良いところは、どんなに泣いても怒っても喚いても、誰もそのことで私を疎んじたりしないってこと。全ての勘定の存在をまるごとアルガママに受容する背景がインドにはあります。また、その背景のことをヴェーダーンタといいます。昨日泣いても今日かわらず愛してもらえる。変な国ですな。


これが、すぐお隣のスリランカになるとまた違ってて、スリランカは極めて日本人と似ている。感情のダイナミズムはあっちのが大きいけど、基本的に日本人とイコールで良いと思います。日本から旅行に行くならスリランカはとてもお薦め。インドから旅行に行くなら、ちょっと私はしんどいかなあ、そのギャップが。でも美しい国です。インドほど過酷ではないし、これからどんどん開発が進んで自然が消えて行く前に見て欲しいな・・・。小さい国土だから、もし大手の会社が開発なんか手をだしちゃったら、あっという間だと思う。


日本にいると、いろんなことを考えます。私は自分で思っている以上のアナーキストであり考える葦なのです。複雑にからまる本音と建前の社会で、誰も彼もがアメリカ人の10倍、インド人の100倍位考えまくって本音を燻らせる。でも自分の思ったこととは素直に付き合いたいなって最近はそんな風になってきた。ちょっと嫌だなと思ったら近づかなければいいし、いいなって思ったら近づいてみる好奇心があった方が良い。

私は「摘まれるのを待っている可愛いお花」みたいなのは嫌だ。本音と建前の狭間で打算に生きる女になりたくない。ではどんな女性でいたいか・・・と言われたら、たぶん「勇敢」な女性だと思う。自分に対しても自分以外に対しても。

勇気という言葉は日本語で一番好きな言葉です。
阿久悠の詩をまた思い出してしまう。




傷つけないようにハッキリと言い
侮辱を感じさせない態度をしたら
あとは 自由に生きなさい
強く生きなさい
自由で強くてやさしい子を
凛としていると言います
凛とした女の子になりなさい
凛とした・・・
近頃いないのです


(「凛とした女の子におなりなさい」阿久悠 より)

2013年5月26日日曜日

おちついた!

おちつきました。

って何が、って話なんだけど、昨年と違い帰国後わりと早く住処が決まりまして、先日横須賀から帰って来たその足で、話題の「シェアハウス」とやらに落ち着きました。インターネットも落ち着いて出来るので、とりあえずその旨をお伝えしたかったの。近況報告です。

まずはですね、このシェアハウス、素晴らしいです。3階建ての元二世帯住宅なのですが、私はその3階部分のもと納戸と思しき屋根裏部屋にいるんですね。


これこれ。まだ未完成だけど、IKEAで買っておいた可愛い布がカーテンとして活きました!カーテンの向こうに寝床を作った。寝床の手前には瞑想スペースとして祭壇。穴倉感がたまりません。

とはいえ一日中、この窓の小さな暑そうな部屋にいるのは息が詰まる。しかしです、3階にはもう一つ大きな屋根裏部屋が!ここは共有スペースなんだけど、滅多に人が上がって来ません。奥の書斎コーナーで仕事も勉強もしまくり。


素敵でしょ?大家さんもとても良い方で、安全に暮らせることが何よりもありがたいです。すべてはご縁。感謝。


さて、近況ですが、東京のサットサンガに来てくれた皆さん、ありがとう。たまにジャヤガネーシャみんなで歌うの、いいですよね。8月には大阪でも企画していますし、東京も定期的にやるべきだよね。検討します。


それと横須賀ね、アリフ・カーンとジミー宮下さんのコンサート。良かったです。アリフはマイクで集音した音をMacをミキシングしているようなんだけど、音の好みが、割と現代的というか攻めてるっていうか、ベースアンプで言ったらチューブではなく高性能のトランジスタっぽい音ですね。なんだかね、私は攻めのロック魂を感じました。多くのタブラプレイヤーがメロディー楽器との絡みの中で美味しさを出して行くわけですが、彼の場合は彼自身がエンターテイナー、主役級というか、立ってるんですね〜。ベーシストで言ったらレッチリのフリーくらいの存在感。クラシックの枠を、カタチではなくてサウンドで打ち破る新しい時代のスターだなあって思ったよ。目から鱗。


そしてね、それを包み込んでしまうジミーさんの大きな優しさがくっきりと見えたように感じました。染み入るように・・・。これはだいぶ贅沢なコンサートでしたね。





で、この貴公子がですね、なかなかやんちゃな高校男子みたいなキャラクターで、コンサートの後がもう楽しかった。果てしない一発芸大会やら、映画プロデュース妄想ごっこして深夜2時まで遊んでしまいました。ノンアルコールですよー。アリフはその後パソコンで映画みて一睡もしてません。若いっていいね・・・。

アリフはねえ・・・攻めてます。ハイ(笑)。ムンバイにいったら遊びに行こうと思います。お別れの前にみんなでパチリ。




さて、いま私が計画しているのは、ヨガジャヤで教えていた時の楽しかった感じを再現したろ!ってことでして、7月13日(土)に原宿で一日ぽっきりのヨガスタジオを出現させます。私の隠し球、尊敬する山中路子センセイをフィーチャーしてやっちゃおうと思う。山中路子、太田有妃子、サトーリー、そして私の4人がクラスを受け持ちますよ。ラストには夢にまでみた路子ちゃんと私のコラボで瞑想をしたいと思ってます。JAYAファンだった皆、7月13日は空けておくように!

ああ、もうこんな時間。また明日!





2013年5月17日金曜日

ただいまのご挨拶。

久しぶりのニッポン。帰って参りました。地上に降り立った時は異国に来たような緊張があり、頭の中も完全に英語なので「ああ大丈夫かな、この国に馴染めるのかな」と不安になりましたが、速攻で馴染みました。さすがアタシ日本人!

さて、ヴァルカラからどのような経路で帰って来たかというと・・・

一旦アンボリまで北上、そこからマンガロールまで戻ってスワミジと合流して2日間の車旅。シュリンゲーリの山の中でキャンプまがいの一晩を過ごし、マンガロールでスワミジに、ムンバイでゴパールジにサヨナラしてブッダガヤ、コルカタ。。。移動距離だけでも大変なのに、かなりの擦った揉んだがありましたよ。おもしろいのでこれはまた別の機会にお話ししましょう。


コルカタからシンガポールに飛び、スワミジ達と再合流、プログラムをお手伝いさせて頂きました。嬉しかったのは、Facebookを見て私がシンガポールにいると気付いた「ニルバン君」が会いに来てくれたこと。


ニルバンは仲良しのマキシムの弟で、最後に会った時はたしか彼は20歳くらい。ヒョロヒョロで無邪気な少年風情でした。シンガポールに働きに来て「チャラい男になっていたらどうしよう!」と心配だったのですが、お父さんにソックリの好青年になっていて私はとっても嬉しかった。お父さんというのが、私が最もなりたい理想の人物像です。これには二人の兄弟も異論は無いでしょう。ニルバン、背も伸びてガッチリして、本当にイケメンになっていたので、写真を撮り忘れたのが悔しかったー。

2009年、私の隣がニルバン、その前にマキシム。



さて、シンガポールを後にした私。休暇のためのタイを経て、東京行きの飛行機に乗る為にマレーシアへ。すると、現在中東で働いているお兄ちゃんの方のマキシムが偶然5日間だけ滞在しており、またも会いに来てくれました。

この家族には本当に縁があるみたいで、彼らのお父さんにもたまたまマレーシアで会ったし、彼らの師匠にも日本で再会できたし、ことにマキシム本人とは、ナンダカンダで毎年会えている。マキシムの婚約者とも、彼女が中学生の時に日本で再会している。結婚式に絶対、絶対いけますようにー!


面白かったのはですね、シンガポールで気付いたのだけど、自分の首が、シンガポールでもタイでも縦振りに戻ること。これがマキシムとお喋りしている時には例の「インド横振り首」になる。不思議なことにマレーシア人と話している時のマキシムの英語も、マレー訛りになるのね。訛りというか語尾に「ラー」が付く。「How are you ラー?」「Okayラー!」ってな感じ。ラーといい首といい、サイコロジカル〜!と二人爆笑してしまいました。どこかで正直に頑張っている友達が居るから、私も頑張れる。

2013年。


 2008年。


深夜に着いた羽田近くのホテルで懐かしのテレビを見ていたら、インド人とネパール人を見分ける方法というのをやっていた。


ペットボトルの水を口飲みしなかったら「インド人」
片手の指で15まで数えたら「インド人」
このステンレスの棒を見せて何か解ったら「インド人」
肯定のときに首を横振りにしたら「インド人」

などなど。

やばい、私はインド人だったか・・・。


2013年5月12日日曜日

横須賀おしらせ!

「メディテイティブ・ヨガ・セッション120分」
日時:5月21日(火)19:00-21:00
場所:Yoga Sala PREMAL (横須賀)
参加費:2500円
講師:寺崎 Sita 由美子



呼吸を意識したストレッチとアーサナで、全身のシステムに深い呼吸をさせて神経バランスを整え、その流れから瞑想へと入っていきます。一日を静かに締めくくる為の120分。おやすみ前のひと時に私達の本質である平穏へと立ち還ってみませんか?
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おやすみ前のヨガの形をひとつ提案させていたこう、ということで、またまた横須賀にお邪魔させていただきます。私はですね、アーサナの実践に関しては、鬼クラスも凄く得意ではあるのですが、本当はこういうことを皆さんにお教えしたいんだと思うんですよねぇ~。でも、現代のヨガ市場では中々需要(?)がなくて・・・なので今回はとても楽しみ。湘南方面の皆様、お仕事の帰りに是非お立ち寄りください。


そして、これはひじょ~に密かではありますけど、あるイベントの序章なのです。
さ、そのあるイベントとは・・・




「ジミー・宮下(サントゥール)&アリフ・カーン(タブラ) コンサート」
5月22日(水) 19:00 会場 、 19:30 開演、21:00 終演 

場所:Yoga Sala PREMAL (横須賀)
前売り券 2000円、 当日券 2500円

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が、がーん!ご存知の方も沢山いらっしゃると思います。インドはタブラ界の貴公子、アリフ・カーンが横須賀にっ!そう、来ちゃいますよ!

手の届きそうな至近距離でお二人の演奏が楽しめる、貴重すぎるチャンスです。会社を早退して来て下さーい!当日早めにいらっしゃる方、私と一緒に歌でも歌いながら会場を温めましょう!

ジミーさんとアリフさんの共演は、2年前の横須賀でのジミーさんのコンサート直後に都内で拝見しました。アリフさんは本当に若い。すごく、なんていうんだろう、ハリのあるピチピチした演奏をなさいます。

そういえば、ひょんなご縁で横須賀でに来ていただいたアビシェーク・ラヒリ氏も、だいぶサロード界の貴公子でしたね~。インド大使館でのコンサートは凄いことになっていました。

しかしですよ!ラヒリ氏の隣でタブラを叩いていたオジサン、パルタサルティ・ムケルジー氏も実は貴公子だったということが発覚しました。先日インドにいるときに、「パルタジっていうオジサンに知り合って、凄いタブラだったんだよー!」と話したら、実はヒンドゥスタニ音楽に詳しいゴパールジが「パルタジのお父上はラヴィ・シャンカールと一緒に演奏していた人」ってこと見つけてきました。


コルカタ出身のアビジとパルタジとカレーを食べながらの話

私「コルカタといえば昨年はアリフ・カーン見てきましたよ!彼のこと知ってますか?」

二人「どのアリフだ?4人位いる!」

私  「若い人ですよ。」


二人「4人みんな若いんだよ~、はっはっは~!」


実にインド的なのどかな会話でした。




つくづく貴公子にご縁のある横須賀PREMAL。平日ですが、是非足をお運びくださいませ!









2013年5月10日金曜日

くらび日記8

5月9日(木)

やはり、朝の干潮時に船が出せないということで、一日早めて明日の午後発つことにした。マネージャー氏がお別れディナーに招待してくれる。インドへのホームシックもようやく消えて、ここに慣れてきた頃にはやっぱり出発しなくてはいけない。私の性格がこうなもんだから、面倒くさいと思ってしまったりもするが、マネージャー氏は本当に性格が良くて好青年だし、真面目。どこか純朴でかわいいところがある。本当にありがとう。

帰り路に例のファイヤーダンスのバーで、他の宿泊客(オージーの男性とデニッシュの女の子2人)を発見したので、私達も合流して、しばらく座った。

10時まではアコースティックライブで、おじさんの後にDJのムキムキマンが出てきた。ギターも歌も凄く上手い。お客をぐっと引き付けて盛り上がっている。世界中どこにいっても食いっぱぐれは無さそうだが、実は彼はマレイ人なのだそうだ。云われてみれば、ムキムキさえ隠してしまえば、骨格は小さく華奢、マレイボーイ独特の可愛い顔をしている。どうりで他のスタッフとは毛色が違うというか、英語も流暢というか。ファイヤーダンスにしても歌にしても、何をやらせてもハイクオリティーでアトラクティブだし、彼の活躍でこの店が大繁盛しているといっても過言ではなかろう。

何がどうしてマレーシアからこんなところに来ちゃってるんだろう。自分もインドくんだりでヨガ教えたり、事務をとったり、食べ物を配膳したりと、他人のことを云えた義理ではないのだが、いろんな人生があったもんだ、とシミジミする。服装の感じが心なしかゲイっぽいので、そういう理由もあるかも知れないと。あの封建的なイスラム社会で同性愛者の存在は許されにくいだろうし。

今日のファイヤーショーは5人だけ。前回の盛り上がりは、パフォーマーの一人の誕生日を祝いに近所の若い衆が応援に駆けつけていた、ということだったらしい。10代とおぼしきあのレオパード軍団の鬼気迫る演技が見れなくて残念だったが、ムキムキマンは今日もとてもカッコいいパフォーマンスをしていた。ここでの最後の夜であった。


レオパード軍団は、昼間は一生懸命スケボーの練習をしているか、ゴミを船に積んだり何かしら動いていて、勤勉に働いている礼儀正しい少年達である。インドのビーチの不良たちはトコトン西洋人にすれて、かぶれて堕落していくが、ここでは勝手が違うらしい。


5月10日(金)

いつしかここに愛着が出てしまった。

満ち潮のうちに、最後に海を見に行く。相変わらず美しい海。

まさに天国での2週間だった。

天国にきたからには、またシャバに帰らねばならない。

少なくともノート一冊分のスタディーも終わった。

また、きっと帰ってくると思うよ。

感謝。