2013年4月30日火曜日

くらび日記4

4月30日(火)

食堂でパンを食べて戻ったら、閉じておいたゴミ袋が破られていてハッとする。良く見ると隣には、ガリガリに齧りかけた青いマンゴーが転がっているではないか。リスが持参のマンゴーを食べにきた!なんて素敵な一日の始まり。またおいで!今度は一緒に食べよう。


マネージャー氏(名前は何だったか・・・ヤンだったか、ヤイだったか。自分から尋ねて置きながら忘れてしまって、申し訳なくて聞けない)とラグーンへ行く。ツッカケに、ぶわぶわの長ズボンで行ったら困った顔で「あ・・・それじゃちょっと・・・」というので、温存しておいたchacoのアウトドアサンダル、西荻のガード下で買っておいた7分丈パンツに着替えて出発。マネージャー氏はラグーン近くの出店にビーチサンダルを置いて素足になっている。


「ここが入り口、準備はいい?」

という場所には何も無い。しかし道端には「View point, Lagoon コチラ」の看板が立っている。「不親切な看板をつくりやがって!道ないじゃん!」と思っていたが、これで正しかったらしい。この崖がコチラなのだ。よくみるとロープが一本ぶら下がっている。

「では行きましょう!」とマネージャー氏、素手に素足でほぼ垂直の崖によじ登っていく。速い速い。かくいう私も実は苦手ではない。何事も安易に信用しない私、ロープに全体重を預けるのは大変危険なり両手のひら足のひら駆使して登る。登りきると息がゼイゼイして、久しぶりの無酸素運動・・というか走ってるみたいな速度だったのだ。猿のようなマネージャーだ、聞いてみると地元生まれのクライマーなのだった。




まずはView Pointと呼ばれる場所へ。林の中から確かにこの小さな岬の全体が一望できるポイントだが落ちると死にそうだ。5歳くらいの混血の女の子が、怖いもの知らずで崖の際まで歩いて行ってしまうので、西洋人のお父さんが慌てている。10歳位のおねえちゃんも明るく強い、良い子達だ。






ここで、一行はレズビアンカップルと、父娘3人が加わり、更に目的地のラグーンへ。今度は谷底深く一気に急降下だが、トンネルになっていたりして忍者屋敷というか、まるでディズニーランド、作り物もののような岩肌のテクスチュア。これが本物のジャングルかあ・・・と何でもかんでも面白い。レズビアンカップルの内一人、怖さに耐えかね途中棄権。





そして谷底に現れたのは・・・これをラグーンというのだね。いつも浜から見上げていた岩山の真ん中が煙突みたいに空洞になっていて、そこに海水が入って小さな湖になっている。





干潮のため水位が低いが、もう2時間もすると水が入ってきて美しい緑の湖になるそうだ。





ここを最初に発見した人は(おそらく昔の現地の人でしょうが)一体全体どういうつもりで、あんな藪の崖に登ってここに来てしまったのか。よほど暇だったのだろうか。それとも夢のお告げか何かか。いずれにしてもロマンチックなり。ぶら下がる鍾乳石の隙間をくぐって対岸の洞窟を探検してみたが人の住んでいた気配ありテンションが上がる。洞窟の中が二階建てになっていて、二階の奥に蚊帳がつってあった。なんという贅沢だろう。夢のようだ。





子供の頃胸をときめかせたロビンソンクルーソー。十五少年漂流記。私も中学生の頃は一人、泉やら浅い洞窟やら色々発見してはいたもの、関東平野とは規模が違う。ここがリゾート地でなくて、私がまだ十代だったら、毎日ここにやってきては一人潜んでいたろうに。憧れの秘密の場所。

帰路の崖登りも楽しかった。「行きは良いよい、帰りはこわい」とか「ファイトー!いっぱあああつ!」などと心で呟いて楽しんだ。めがね猿に出くわす。帰りはビーチによって汗を流して帰宅。




旅行サイトのクチコミが高得点のこの宿だが、スタッフが親切で気さく、とのコメントを良く見る。聞くと庭師、清掃、など4人+マネージャーの少人数。うち半分は通いとのこと。実際接客しているのは英語の話せる彼のみで、別の高級リゾートで5年、今のとこに4年、足掛け9年もここに勤めているそうだ。クチコミにおける「親切な人」とは、おそらく彼のことなのでしょうね。


一人旅が多いので、「人を見れば泥棒と思い、男を見れば常に警戒」が身に付いている自分だが、旅先で人に親切に触れる時、自分の心の枠を悲しく思うことは多々ある。用心を完全に手放しでリラックスできたらもっと楽しいだろうに。でも背に腹は変えられない。



「うちは大きいリゾートじゃないから、毎日宿泊者に笑顔で声かけできるの。」

なるほど、そういう方針か・・・心が曇る日もあるでしょうに。私もアシュラムでは彼のようであらねばと覆う。

マネージャー氏、ありがとう。素晴らしき冒険の一日。健康的な一日でした。感謝。

追記:名前、ヤーさんのようだ。クラビのムスリムボーイ30歳、やはり鈴木雅之系。















2013年4月29日月曜日

くらび日記3

4月27日(土)




今にも泣き出しそうな空だが、生活のペースを継続させるべく今日も午前中の浜へ。しかし、遠くで雷鳴がしていて、ちょっと波も出ており、船は入り江の端っこに全て片付いてしまっている。ヴァルカラの海に比べたらなんてことはないが、こんな雨の中で泳ぐような酔狂は一人も居ない様子で、上がったあとに寒そうだし、私も止めておく。天気なんて毎日変わるんだから、私も少しは柔軟にしないと。

昨夜、夕食の前にオイルマッサージを受けてみたのだが、これは・・・私の方が上手いかも・・・。まったくリラックス出来ず250THB也。本日は気を取り直して同じ場所で、足の反射区療法をお願いしたが・・・まずい・・・私の方が上手いかも・・・というかこの人はリフレクソロジーを知らないな。突然ツボ押し棒を出して、つんつんと、無作為に5-6回突いただけで、あとはレッグマッサージ。300THB也。みなさん北部イサーンからの出稼ぎの方。

午後パソコンを開いてみたら、某団体に対するセクハラ告発メールが私にも届いており、おいおいまたか、いい加減にしてくれ、と思う。気持ちが悪くなる。書いた人も相当お怒りの様だったが、気の毒に、どうせまた黙殺されるんでしょう。

金も権力も名声も手に入れて精神性の名をmisuseなんて、男というのは悲しい生き物だ。というか、聖職者としては悲しいで済まされない。最低。私は、こういう克己心のない輩とは、たとえ袖を触り合う程度にでも一緒に仕事は出来ない。みんな文句を言い言い、それでも関わっているのはなんでなんだろう。メリットは何なんだろう。こういうのはみんな目を背けないでちゃんと認識したほうが良いと思う。

まったく勉強をする気が起きないで困る。終日、辛気臭い雨ふりであった。



4月28日(日)





快晴。朝食の後いつもの浜へ繰り出す。浜の流しのマッサージ夫婦の熱心さに負けて、水泳の後にフットマッサージとスクラブをお願いすることになってしまった。今度こそ・・・と賭けてみたのだがしかし、またもや私の方が上手そう・・・。誰かまともなマッサージ師はいないのか・・・。チェンマイで教えてくれた先生や、シンガポールの空港のおっさんの凄腕を懐かしく思い出すと泣けてくる。しかし、このつつまし気なムスリム夫婦の人の良さは嫌いではなく、余分に使えるお金は持ち合わせていないのが侘しい。


この辺りの浜はどこも小さな入り江になっていて、左右を、内部は鍾乳洞と思われる崖に守られた小さなビーチだ。それが私の気に入っている。プカプカと海面に浮かびながら、高く切り立つ絶壁越しの空の青さと太陽の白さを見ていると、なんとも言えぬ胸に迫る思い。

この浜にビーチボーイと言われる輩はおらず、中年の流しの漁村風情のマッサージさんたちがだけが客を求めて徘徊しており、つげ義春の夢か漫画の世界のようで、これがなんだか私の安心をそそるのだ。


しかし誰も彼もマッサージが下手なのは痛い。もっとお金を払わないと高い技術は買えないのかもしれないと思い、歩いて複数のスパに聞き込み。比較的安いところで90分1500THBか。いずれ試そう。これで駄目だったらもう、泣く。

今日は歩きつかれて、いろいろと買い食い、散財してしまった。しかし一日三食にすると、夕方お腹が減らずよろしくない。



4月29日(月)





7時半ごろ、ふと入り江の方を見ると、凄く潮が引いている。朝はハイタイドでは無かったのか?潮の干満というのには慣れておらず、どんな感じで変化していくのかも全く読めない。私の出発は早朝5時で、干潮時にはホテルの船は出せないと聞いているので焦る。最悪前日の夜に町に出るしかない。

毎日、寸詰まりのサラシのワンピースに黄色い麦わらの夏休みの小学生のような格好で海に行く。往復30分くらいの徒歩と、30分くらいの水泳と、朝のヨガで、運動量に不足は無いであろう。午後は覚悟を決めてデスクに座りっぱなしになるべし。お仕事エンジンが稼動してきた。明日は勉強エンジンもかかるだろう。このリハビリ行、わずかながらも日々進歩はある。毎朝の独り言は、あきらめないでコツコツと、だ。


テラスから多彩な緑の木々を見ていると、スワミジが無性に懐かしい。カシューの木を教えてくれたのはスワミジ。黒胡椒も、コーヒーの木も、カルダモンも、クローブも、ナツメグも、山のことはスワミジ。ビートルナッツと、ビートルの葉は違う木なんだってこともそう。お寺のことも、作法のことも、全部スワミジ。スワミジがおじいちゃんで私が孫みたいな感じがする。まさに私にとってスワミジは

Tvameva mata ca pita tvameva, Tvameva bandhu ca sakha tvameva, Tvameva vidya dravinam tvameva, Tvameva sarvam mama deva deva


あたなは私のお母さん、そして私のお父さん
あなたは縁者で、そして友
あなたは叡智、あなたは福徳
あなたは私の全てです。

大変に素朴な人なんですが、私にとってはまさに神の使者。オーストラリアで元気にプログラムをこなしているでしょうか。

夕食、例のアロくない食堂のヴェジタリアンメニューに挑むこと三度目。昨日は卵が出てきたし・・・。

ソムタム、野菜炒め、ご飯で150バーツ、量がわからないから、とりあえず頼んでみるしかないのだが、これは量が多すぎた。過去、調理物は全て美味しくなかったが、野菜炒めだけは大丈夫、うまい。ようやく夕食の路線が見えてきた。ここん家でご飯と野菜豆腐炒め。もしくはYam Yam Cafeでカオパットでよかろう。


明日、マネージャーとラグーンを見に行くことにした。今日までは大分忙しいらしい。つくり上めったに人と顔を合わせないが、ここの全ての部屋はびっしり埋まっている。「良いことじゃないですか」というと「良いのはオーナーだけ。僕らは忙しくて良くない」だってさ。ラグーンって何か私は知らない。この辺りには鈴木雅之みたいな顔の人が沢山いる。マンゴー一個20THB也、きっとこれって高いんでしょうね。町で山ほど買いたいものだ。

昨日あたりから突然日本人の姿が現れ始めた!と思ったらゴールデンウィークらしい。私は何人に見えてるんだろう。













2013年4月26日金曜日

くらび日記2

4月26日(金)




朝食タイムに遅れて食堂にいったら、マネージャーが冷蔵庫からパンを三枚だしてくれた。食堂といってもレストランが稼動しているわけではなく、セルフサービスのお茶が飲めるのとトーストが食べられるだけなのだが、ありがたい。マネージャー、青りんごを二つに割ったのもくれた。すみませんです。近いうちに船で町にいって果物仕入れてこよう。

昨日の午後は曇り空だったので、本日は午前中に、もう一つのビーチに行ってみた。昨日トラクターが走っていたところから、ビーチ沿いの小道ぎりぎりまで水が寄せており美しい。どうやら午後が干潮らしい。

今日のビーチは昨日のより断然良かった。左右を絶壁に囲まれた青い海。昨日は伊豆の温泉みたいだったけど、今日のはちゃんと南の国の海だ。みんなに見せてあげたいがカメラを忘れたのが痛い。優しいなあ。ヴァルカラの海とは大違いだな。だいたいインドに優しい海ってあるんだろうか?無いだろうなあ。

気持ちいい!と呟き続けながら30分以上水と戯れ続け、泳ぎの苦手な私だが、人生で一番、海水浴を楽しんだ気がする。こんなところにダーリンと来たらロマンチックでしょうね~と思いつつも、いや、そりゃ違うな、と思い直す。男は飽きるけど水と空気は飽きない。

周囲の小道を探検しつつの帰宅途中、ダイアモンドケイブという洞窟が口をあけており、入場料40バーツの看板が出ているのに人が居ない。勝手に入っていいものかどうか悩むがやめておいた。


この三日間でいろいろテストケースを試してみたが、ようやく生活のリズムが確立できたようだ。

午前のうちに海水浴、日の出ている内に洗髪、デスクワークは午後でいい。「放浪記」はブランチタイムに食堂で、食事は朝夕2回。夕はあまり早すぎない時間に採って(昨日は5時で早すぎた)、夕食後は何をするのでも深入りしないで早く眠ること。

私の机の向こうでリスが遊んでいる。このあたりの植生は南インドに極めて近く、隣のジャングルも立派だし、籠に入れられてないブルブルも楽しげに啼いて安心する。ジャックフルーツも、椰子の木もたわわで、マンゴーは日に日に黄色くなっていく。・・・食べたい。


くらび日記1

4月24日(水)

シンガポールにお別れして、一路クラビへ。TTの下見もあるし例年通りチェンマイに行けばいいものを、いつぞやのタレントショーでサンディが読んだダライラマ14世の13のアドヴァイスが気になっていて、ここに来た。

「一年に一度は、今までに行ったことのない場所に出かけなさい。」

シンガポールから計ってみたら90分くらい。イミグレーションでひと悶着あったが依頼しておいた送迎の運転手にも無事に会えた。

ブッダガヤ-カルカッタ間のトラブルと疲労がトラウマになっていて、予防策に送迎をお願いしたのだが、よくよく考えてみるとタイなんだから、普通のトランスポーテーションで十分楽だった筈。1200バーツの送迎は目玉の飛び出るほど高い。インドがスタンダードになりすぎていて、わけが解からん。

私一人のためのマイクロバスで30分くらい走って小さな入り江で降ろされると、ほどなくしてロングテールと呼ばれるボートがやって来た。尻尾が長いのかと思ったら、長いのは舳先で、これはロングノーズでは無いのかと思う。




水平線に向かってボートが軽快に走り出すと全身に抱え持っていた緊張が溶けるような感覚。これだけで1200払っても甲斐があった、と思う。船旅は、メキシコのチーフ・オスカーのキャンプに行ったとき以来。あのときは8時間の船酔い地獄だったが、15分くらいなら何でもないし、第一、海が静か。マングローブの入り江に付くと、荷物は降ろされトロッコによって引き上げられていったが私は歩き。林に入る急な階段は殆ど梯子。


マネージャーの名前はヤンさんだったか、とても朗らかで的確かつ親切なのに感心した。チェックイン時間より二時間も早く来たのに間髪いれず、「一番眺めが素敵な部屋をとっておいたよ」と奥まったバンガローに通してくれる。


各コテージは海に向かって斜面に建っており、お互いの部屋が極力見えない造りで、メイドはお願いしない限り来ない。山の中の一人暮らし感があるのにインターネットはある。食事は外。



一通り掃除をし、二週間余の一人暮らし部屋をセットしたら安心したのか、人見知りの素性が頭をもたげてきて新たな緊張感がでてきた。昼寝から醒めたら4時で、まだ出かけられる時間だったが、誰にも会いたくないので夕食すらも我慢して部屋でYoutubeみたりして寝る。遠くで雷がゴロゴロ鳴っていた。



4月25日(木)

起きたら日がすっかり昇っていてガッカリしたが、それでも8時だった。人見知りムードがまだ続いており、食堂に下りていく勇気が出ない。昨日、だらだらしてしまった罪悪感もあり、そこから逃れるようにさらに引き篭もりたくなってしまう。

しかし、そうも言ってはいらない。勢いを付けて溜まっていた洗濯とシャワー、洗髪。ベランダは広く、ヨガや勉強が気持ちよく出来そうだが、塵が溜まっていたので雑巾がけ。

気を取り直して10時前に食堂エリアに行くと、お茶だけじゃなくて、セルフサービルのトーストがあって、お腹が減っていたので3枚も食べてしまった。食堂からの眺めの実に美しいこと。

午前中は生徒さんからの相談メールに返信。私にとってプライオリティーの高い大切な時間だし、一生懸命書くと実は時間がかかるのだか、自分は「一件しか」ということに拘って罪悪感を持っている模様。また引き篭もりたくなる。これでは益々いけないので、午後歩きにでてみた。宿の前の入り江は干潮で有明海みたいになっており、トラクターが走ったりして、「干潮時のボート送迎は出来ない」の断り書きに合点。

鍾乳洞のような道を抜けて隣のビーチへ。曇り空もあいまって海は青くなく普通の色。心持ち塩気が強い感じで暖か。同年代かそれ以上の人々と共にプカプカ浮いていると温泉のようで気持ちがいいのだが、やはり夢のような海も見てみたくなる。一人だし・・・と敬遠していたが気が変わった。滞在中ピピ島にも遊びに行こうと思う。




帰り道、適当に入った店で好物のココナツミルクスープを頼んだら、アッチャーナヒーンへー、ぜんぜんアロくない(美味しいをタイ語でアロイという)。どうしたものか。全てがインドより高くて気絶しそうなのに、この味ではガッカリ感もひとしお。


半年温存しておいた林芙美子の「放浪記」をチラチラ読みはじめる。あまりの美しい文章に感動。これは詩だ。文章としては挑戦的というか詩的でありながら、涙がでそうな率直かつ愛くるしい、愛しい文章であり、大事に少しずつ味わいながら読むことにする。





このローカルな場所でインド人を見かけて二度見してしまう。気のせいかとも思ったがあのチョビヒゲは間違いない。テイラー「アルマーニ」の主人に違いないと思う。さらにレストランの鳥かごにアンボリでよくみかけた「ブルブル」という鳥が入っていて、「あ!ブルブル、何してるのこんなところで!」と呟いてしまった。可哀相なブルブル。

どこにいてもインドは恋しい。今日のハヌマーンジャヤンティ(誕生日)に猿に出くわしたことはよかった。






2013年4月25日木曜日

Krabi de ひとりごと。



今年も、ああ、例年通りにインドは過酷な国でした。

私は、文章を書くのが大好きなので、実はこのブログを更新するのが唯一の趣味というか、本当に楽しみなのです。しかし、それさえも阻むEXHAUSTION、ザ・疲労!インクレディブル・インディア。本当にインド人は丈夫でうらやましい。


私は、シンガポールのプログラムを終え、タイのクラビという場所のリゾート(とは名ばかりの素敵な小屋)で休暇中です。何が素敵かというと、林の中の斜面にある、海が見える、絶妙な放って置かれ感と、幅70cmの書斎空間そして全域にルーターを設置したWifi環境ですな。


書斎とWifi・・・つまり、休暇というよりも、実は仕事しに来たの。インドでの職務中、ま~ったく出来なかった長文メールの返信や、日本やタイでのプログラムの折衝業務、などなどの他、スワミジ達の講義をメモした膨大な走り書きの清書と、コースマニュアルの翻訳。いってみれば仕事も趣味なのです。遊ぶように働く。これが私の労働哲学。


・・・で、昨日のお昼にボートに乗って私はやってきたのですな。

しかし・・・なんだかねえ、放心しちゃって、安心したのか恥ずかしがり屋の本性がふっと出てしまい、(宿のマネージャーはものすごく感じが良かったけど)誰とも顔を合わせられなくて、一歩も外に出ず、したがって夕食も食べられず、ただ引きこもってしまいました。

カオスなインドと、整頓されすぎてるシンガポール、そしてこの「ひねもすのたりのたり」の海の狭間で、左脳崩壊。翻訳もスケジューリングも東大赤門のごとき高嶺にせり上がり、イキナリ仕事っていってもどうすればいいのかわからなくなった。かといって周辺探検の気概もなくお部屋でボケーッ・・・・。

どうやら、気の利く明るいマネージャーに心配されている気配があり、これではいかんということで、好きな「ブログでも書けばリズムに乗るかも計画」でリハビリにクラビ日記つけまーす。

インドのほうは、最後の最後までドンデン返しだったけど、シンガポールも含め滞在中に追々
レポートさせていただきますぞ。


乞うご期待。





2013年4月1日月曜日

ウパーサナサンガ関西、始動!



Om Namah Sivaya!

Good morning!

いかん、三時間後には電車に乗っていなくては行けないのにやることがいっぱいありすぎます。これから二週間くらいインターネット環境から離れているので今のうちに、簡単にですけどお知らせ。環境が整ったら、またゆっくり書きます。


東京ではお馴染みの小さな勉強会、ウパーサナサンガを大阪で行うことになりました。さすがに毎週通うことが出来ないので、二ヶ月に一回、二日間、合計6日間の集中講座をやろうということに・・・・。6日間大学?みたいな感じ、ちなみに講師は私です。受講料は施設費など含めて二日で18000円から20000円くらいになりそう。まだ調整中だそうです。

とりあえずその第一回目ですが、6月1日、2日の週末。一日8時間くらいみっちり勉強します。場所など詳細は参加者に直接お伝えします。東京と同じで、ドロップインでは無いので全3回の合計6日間、通ってくださるくらい絶対知りたい勉強したい!という方を募集中です。絶対来なきゃ駄目ー!ってことではなく、万一来れなかったクラスがある場合、別途補講が出来ませんので、その点をだけご理解いただきたい・・・といそういうことでございます。一回抜けるだけで、続きが意味解からなくなっちゃうので。。。

私はこれから三週間くらい、インターネットの状況がわるいので、ご質問などすぐにお返事できないかもしれないのですが、お申し込み、お問い合わせは、
ハヤシ マリ さん( marinco39@gmail.com)までお願いします。お返事遅くてよければ私の方でも。追って残りの二回の日程もお知らせしますね。

これから七日間は殆ど電車の中なのよね。ああ、おそろしや。でもきっと楽しいね。手始めにアンボリに里帰り。いってきまーす!

またね!

Sita