2012年1月5日木曜日
小さな種。
もう三が日も明けて、皆さんも会社に出かけ始める頃ですね。私は仕事納めも、初めもへったくれもない!という感じだったんですけど、お正月気分を楽しみたいということで、タカコさんとコバリンが、日本から持ってきてくれた煎餅をバリバリと食べ、お醤油とマツケンの写真を枕元において、日々崇め奉っております。
みなさんから、いただいた、嬉しい嬉しい新年のグリーティングとか、出産のご報告とか(おめでとう!)また、それぞれにお便りさせていただきますね。ノンビリ屋の私を、どうぞお許しください。
・・・お返事を出す前にだけど、嬉しいお便り、一部シェアさせて下さい。
「昨年、由美子先生から頂いたお葉書に書かれていた言葉(*以下の言葉です)、スケジュール帳の一番前に大きく書いて、落ち込んだ時、悲しい時、勇気が欲しい時に声に出して読みました。救われました。そして凹み続けることなく、患者さん達に心を込めて明るい力を無くさずに関われたと思うと感謝です。今年もスケジュール帳の一番前に書きました。
*『Be always cheerful, laugh and smile. Happiness is your very nature.』(Swami Sivananda)*
今年は何事にもちょっぴりの勇気と行動力を持って、毎日を大切にしながら進んで行きたいと思います。」
チエコさんは、ユーモアとエネルギーと優しさに満ちた、真の白衣の天使です。本当にいつも頭が下がります。初めてお会いしてから、ほぼ5年が過ぎましたが、5年間頭下がりっぱなし。私の一番好きな英単語は「LUCID」と「GRACE」だけど、チエコさんは、その権化。私も勇気を貰って、日々大切に頑張ります。
・・・そして、もうひとかた、珍しい人からメールを貰いました。朴さんという韓国のお父さんなんだけど、2008年に、インドのリシケシというところで、ヨガを教えた時に出会いました。勤め先の研修制度を利用して、何故かインドにヨガを習いに来ていた朴さん。普通は仕事の短期研修に行くらしいんだけど、なんとか頑張って上司を言いくるめてインドに来ることに成功したとのことでした。
「ユミコセンセイ、アナタハ、トテモヨイセンセイデス」と、スワミ・シヴァナンダジが7年間篭って瞑想したという庵での、あのひと時を、今でも忘れられません。「これはとても大事だから大事に扱ってくれる人じゃないだめです」と言って、タイで授かったという仏舎利を下さいましたね。約束どおり、今も大切に持っています。
4年も前に、わずか数日間・・・それだけのご縁が、息絶えず今日まで繋がっていることに、感動してしまった。電話を下さいとのことなので、何か用事があってのご連絡かと思われるのだけど、そうならばヨガ以外にはちょっと考えられないし・・・。
思い出して下さって本当にありがとうございます。私に出来ることであれば、出来る限りにお手伝いをさせていただきます。ひょっとしたら・・・またインドでヨガを一緒に出来る・・・なんてことなら最高だろうな。スワミジにも会わせたいな。
私の従事しているこの仕事は、自分で思っている以上に、ありがたい、素晴らしい仕事なのかも知れません。
小さな小さな、何気ない行いの種が、土の中で、じっと育まれ、いつか、思いもよらなかった綺麗なタペストリーを織りなす。「生きる」というのは、いつもいつも面白いし、ちょっと感動的だ。いつもいつも、もれなく感動的だ。