2018年5月16日水曜日

タペストリー

みなさま、お元気ですか?

毎度おひさしぶりです。てへへ。

シータ万蔵、元気です!

新しく引っ越したアーシュラムでのお勤めを終えて、休暇を挟んで帰国しました。

新しいアーシュラムについては、また機会を作ってこちらで紹介しましょう。

4月の頭にインドを出国しましたが、アーシュラムを出てからは結構移動が激しかったんですね。

こういう激しい移動は、不毛に終わることが多いのだけど、今回は充実しました。

多くの人が入れ替わり立ち代わりやってくる、人の数だけドラマがあるアーシュラム。

運営側としてはですね、バッタバッタと過ぎ去る一瞬一瞬をこなすのに懸命すぎて、そんなドラマの数々にしみじみしている・・・暇がない!

が、休暇の間はですね、時間の縦の流れの、過去と未来と今に思いを馳せて、久々にノスタルジックな気持ちを楽しみました。

まずは弾丸でアンボリへ。

見よ!


シータAとニキタ挟んでシータB。

シータAが爆発的に老けた(アラフィフになった)ため、Bの若さ引き立ちます。



ニキルもでかくなっている。

ちなみに↓は7年まえ。

左、若い!


ニキタは私の背を抜いた。



いつも私にひっついて、こんなに小さかったのにねー。


小さな二人の子供は、あの頃も本当に可愛かった。

私たちは、なんだか「親戚の一員」のような感じで、近い距離で暮らしていました。

歩きに行く時に、しっかりと握った小さな手の記憶がね、胸に切ないんですよ。

自分の子供じゃないのに、このくるおしさ。

お子さんをお持ちのお母さん達の、子供への思いはいくばくたるものでしょう?



その足で、東海岸のチェンナイに飛びまして、そこでスーリヤ(本物)に出会ってしまったのもすごかった。

スーリャさまの件は、自慢済みなので割愛して、そこから所用を済ませにタイへ飛びましたら、なんと、修行犬ジャイエンに再開!

彼とも6年ぶりくらいではないでしょうか?

生きているかどうかもわからなかったので、感涙。

彼に至っては、もう会えないことを覚悟してたのに。


写真、左から、昔のヒロミダス、ジャイエン、シータラン。

往復3キロの道のりを、毎日2往復。

ジャイエンは走って瞑想に通ってきてたんだよ。



ジャイエンッ!涙、涙、涙!

白髪のおじいさんになってた。



急激に白髪と贅肉を増やした私たちを、ジャイエンもまたちゃんと覚えててくれていて、オイオイ鳴きながら歓迎してくれました。


しみじみ・・・。


昨年の秋ね、モー様ことモヒニと、キャロル・キングの人生を描いたミュージカルを見たんですよ。

キャロル・キングの曲といえば「タペストリー」ね。


人生は、縦糸と横糸の交わる、まさに出会いのつづれ織りなのでしょう。

「私」という厳然たる「個」なんて、本当はどこにも、ないものなのかも知れません。

うまく言えないんだけどね・・・。




あるいは、この世界そのものがタペストリー。

いろんな誰かさん達が出会い、交差しては離れ・・・

再び出会えたり、しばらくの間寄り添って行くなんでことは、まさに奇跡なのかも知れません。

時間と空間という軸の中で、描かれるタペストリー。

それ自体が私ともいえるし、その一部が私とも言えるし。



そんな織物を、味わい愛でた、そんな休暇でございましたし、そんな感じの今年です。


ちょっと弾丸だったけど、足を運んで良かった。


そんなこんなで、この夏も、ボチボチ、ブログ更新してまいります。

どうぞ、よろしく!