2014年7月21日月曜日

みやこちゃん

ららら〜。

これを書いている今日は、楽しい一日でした。

とーっても地味な暮らしを好む私の日々は、実にとーっても地味です。クラスとパソコンの(食事は納豆とキャベツの)ルーティーンなんだけど、今日は仕事じゃないのにお出かけをする珍しい日で、東京が綺麗だったし、楽しかった。

こういう一日は、神様からのご褒美っていうかプレゼントだなあ〜、ありがたく受け取ろう・・・と思いました。そして明日もまた頑張ろうと思った。神様からもらった幸せは、みんなに、世界に、ちゃんとお裾分けしないと・・・。


最近、私は友人の入院する病棟に、マメに足を運ぶようにしています。日頃つるんでいた訳でもないのだけど、そうしようと思って。


それは、みやこちゃんが教えてくれたことでした。みやこちゃんは6年位前の生徒さんで、すっごく騒がしいお母ちゃんです。いつもギャハハと笑っては、みんなに親切でした。

彼女が入院してるときに知り合った患者のハマちゃんは、骨肉腫で片足を切断していました。癌は脳などにも転移していて頭の手術もしました。


みやこちゃんは、病院で知り合っただけの赤の他人のハマちゃんのもとに足繁く通ってお世話をしていたし、孤独なハマちゃんを勇気づけていた。



ある日、みやこちゃんは私を連れ出し、身寄りの無いハマちゃんのところに繋いでくれたんだよね。何度か病室を賑やかしに行きました。一緒のスタジオで教えていたジョセフも、私と同じようにハマちゃん盛上げ隊に入隊しました。


最期の最期まで、みやこちゃんはハマちゃんの側にいましたね。



ハマちゃんは泣きながら私にこう言った。


「みやこちゃんは天使」


ハマちゃん、私も同感だよ。



彼女自身が置かれた状況も決して安穏ではなかったのに、他人の為に、惜しみない愛をそそぐ彼女に、思わずひれ伏したくなった。そもそも、みやこちゃんは看護師でもなんでもなくて、まあ、むしろ同じ外科の患者だったわけなんだけどね。マザーでした。






みやこちゃんとは、ここ数年、連絡がとれません。万一読んだら、連絡くれるかな?


みやこちゃんが元気でやっていることを願いつつ、今度は私が、みやこちゃんになるよ。まだまだ未熟だけど、少しでもみやこちゃんに近付けたら、いいなと思います。


ハマちゃん、どうぞ天国から、みやこちゃんを守って。