みなさま、こんにちは。
またもインドで働きすぎて満身創痍の感があったものの、
シータマン、少しお目覚めしてきました。
本当はもう少しだけ、ひとりで毛布の中で眠っていたいのだけれども、
そうもいってられないでしょ。
ってことで、私ですね、東京の代官山というところに行ってきました。
このようなオシャレな町は、シータマンにとって本来パラレルワールドなのだけれども、5年以上教えていたスタジオがある土地なので、とっても馴染み深い。
毎日毎日、ここ歩いてたよなあ・・・と。
ところで、なぜ代官山に行ったかというとですね、昨年のタイのリトリートに来てくださった、しーちゃんのデザインするブランドの、秋冬の展示会だったんです。
スリムでキレイでスキルもある彼女。
上部だけをみたら、スリムでキレイでスキルな人、という印象だけが際立ってしまうのかもしれない。
でも、仕事の話をしている時のしーちゃんが、なんだかとても、なんだろう・・・すごく良かったんです。わー、忍耐とド根性とユーモアのある人だ・・・と。つまり好きなことをするために努力が出来る人ということか。とにかく幸せそうに仕事をしている。
でも、ゼロから何かを生み出すってことは、本当に大変なことですから。彼女の愛するそのお仕事を見てみたかった。
ヨガウェアというのはですね、私にとっては、パラレル服(?)ですね。そりゃルルレモンとか着てたこともあるけどさ、いまの快楽追求主義というか、素材第一主義の私にとって、まず用のない衣類。
化学繊維が苦手なんですよ。体の何かが滞るっていうか乱れるし、レーヨン(にも色々と種類があるけれど)もモノによっては合わない。
オーガニック路線のアースなウェアもあるけれど、デザインがフーテンぽくって私のようなボサボサの女が来たらシャレにならない感満載ですからね。あまりブカブカしたものも着たくないし・・・。
服は素材とつくり、それからピシッと的を外さない的確な機能性。
なので、今回、いち消費者としてですよ、製品に興味があるかといわれたら正直なかったんだよね。だってパラレル服だからさ、ヨガ服は。あたしゃ、しーちゃんの仕事が見たかっただけなの・・・・
し・か・し・・・がーん!予想を裏切られた!
その結果、テンションが上がり、試着しまくり、協賛のアイス食べまくり、居座ってなかなか帰らない、ときて最終的に3着もオーダーしてしまいました・・・。
やられた 〜。
まず、素材がとても良かった。
コットンの混率が高い(95%とかも!あとレーヨンも竹布だったり!ツボ!)製品がたくさんあって、しかも洗練されている。40過ぎの私が着ても問題ない上品さがある。
素材の次に私が気にするのは肋骨周り締め付けだけど、ブラトップとかも、苦しくなかったし、しっかりしている。
吊るしてある時と、身につけた時では全然違うもんだなとも思いました。着た時の形がとてもキレイな服が多かったし。
三次元の、立体の状態を見越してデザインされているし、パターンが作られているってこと。それがプロの仕事だから当たり前といえば当たり前なんだけど、どのジャンルにも、プロがいるんだな、って心の底から感心しました。
ヨガウェア界の新たな刺客、しー様とパチリ。
昨日読んだ本に、こういう一節があった。
不遇の幼少期を送った著者が、神社の境内でたまたま会った宮司さんの言葉。
「神はこいつを使おうと思ったら、小さい時にさんざん試練を与えるんだよ。試練にあって曲がったりへこんだり歪んだり、耐えきれない人間は使わない。試練に耐えて、真面目にまっすぐ生きてきた人間を自分の手足として使うんだ。」
有り体な言葉、といったらそうかも知れないのだけれど、これは的を得た言葉だと思う。しかも「小さい時」だけに限らないんじゃないかな。
神の道具といえば、万人がそうなんです。しかしながら素直に鍛錬するってことは、実に難しい。
実は、自分の「好き」や「得意なこと」「向いていること」と寄り添って生きる時にこそ、大変なのだと思うんだよね。それでも道を踏みしめて、踏みしめて、逆風にも耐え、転んでは起き、そういう泥臭さがある女の人はカッコイイなと、思う。しかもそれを表に見せないで、明るさとか、爽やかさとか、を振りまけたら、それは最上級。
読者の中には、いま、さんざんな試練の渦中にいる人だっていることでしょう。
でもそれって神様に目を掛けられてるってこと、かも知れないよね。
だから大丈夫なんじゃないかな。
て、思ったりもします。
またね!
しーちゃんのブランドjulierはコチラだよ。
スタジオなんかで買えるようになるといいね。