ナマスカール、皆様。
またもやご無沙汰しておりましたが、その言い訳は別の機会に・・・ということで、今、私はクアラルンプール。インド査証を持って彼の地へ向かう途中です。
取得のためのルールがコロコロと変わることで有名なインドビザ。
私も過去に、一日で痩せ細るくらいに翻弄された経験が(何度も)ありますので、これ以上痩せ細る人が増えないように、4月にまた新しくなった最新事情について、ここでシェアしようと思います。
現在のサイトは、過去のヴィザセンターから一切リンクされておらず「ホームページが見つからない!」と慌てて私にメッセージをくれた人もいました(笑)。サイトのリニューアルと共に、東京のセンターの場所も茗荷谷から三田に変わっています。
この方の記事がとてもわかりやすいので、参考になると思います。ということで私はここでは補足ネタを・・・。また30日以内の短期旅行の方はネットで取得出来るvisa on arrivalが便利です。
さて、10月5日の深夜にタイから帰国し、明くる6日(火)に新しいビザセンターに行ってきました。
これまで、茗荷谷では数々の辛い目に遭っている為、茗荷谷のあの通りを歩くだけで、自動的に心臓がバクバクしてしまうという、もう殆どトラウマだったのですが、知らない場所なので、懸念されたバクバクも無く、たいへん宜しい。私は赤羽橋から歩いて5〜6分かな。これと云って目印の無い路地裏に突然あります。
現地についたのが11時。オンラインで事前に作成した申請フォームのコピーを諸々の必要書類とともに、提出。
前年度と違って、出入国の航空券のコピーの提出が必要になります。あとは、一緒かな。
一時間くらいで、いつものオジさんに名前を呼ばれ、記入ミスを指摘されました。この間、
「11時に来たんだけど、まだ呼ばれないんですか?」
詰め寄る人多数。
(ここはインド時間なんだよー、昔は電車の切符とるのも一日仕事だったんだよー。ここからもうインドは始まっているのよー。)
「宿泊先がアーシュラムってあるけど、アーシュラムからのレター添付してもう一回来て。メールじゃなくて郵便ね!」
と言われてキョトンとする女の子。
(だめだよー、アーシュラムや友達の家はだめだよー。招待状がいるのよー。ホテルじゃなきゃ〜・・・といろいろ教えてあげたかったけど、オジさんに目を付けられると困るのてスルー。すまん!)
などなど。
私のミスはというと、
「これねー、Kochiって書いてあるけどCochiね。」
(えーっ!Coこそ英国人の書き間違いであって、むしろインド語だとKoだろーっ!)
言いがかりレベル。
「それとね、去年のヴィザ tourist なのに transit選んじゃってるね。」
(これは私の凡ミスだ・・・)
「オンラインフォーム訂正してからもう一回提出してね。」
私「表のパソコンコーナー使っても良いですか?」
(知ってるのよ、プリントアウト込み30分820円でしょ、去年払ったもん・・・)
するとオジさん、顔を近付けて小声で、
「1820円かかっちゃうけどね、こっちで直す事できますね。」
ときた。
ということでお願いすることに。
まあ往復の交通費で500円以上かかる訳だし、再訪でもう一日潰れる徒労を思えば、入力訂正してもらえて、印刷もして貰えるんだからOKですわ。
それに、ここでこんな高額なお金を受け取って、彼らが入力を訂正するんだから、「やっぱヴィザ出せませんねえ」みたいなことは起こり得ないんじゃないかな、という打算もあったのです。
あとは、好奇心ね。初めてのことなので、とりあえず試してみようと。
ただ、この小声の打診は、みんなにってわけではないようです。
こっちから、再訪したくない意志を伝えてアプローチしたから出てきたと見ました。そういう人間なら1820円払うんじゃないの?的な・・・。
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待っている間、インド時間にイラついて窓口に詰め寄る人々を観察。
よくあるミスは私もやったTransit - Tourist間違い。
パスポート情報のうっかりタイピング間違い。
スクロールが滑らかなパソコンのせいでしょうね。
パチスロが得意な人とかはミスしなそうです。
それから、印刷の際。私はいつもセブンイレブンの文書プリントを使っているのだけど、バーコードの端っこ、名前表記のところがギリギリが切れるんですよ。昨年はそれで820円払う羽目になりましたから、今年は、まず、サイズA4の用紙B4を選択して、そこから気持ち縮小して再コピーしました。
この件で
「僕はセブンイレブンのちゃんとした機械で印刷してきたんだ!」
詰め寄っている男の人がいて、たまりかねた受付のオバちゃんが、
「セブンイレブンはだめよ!端切れる!ローソンなら大丈夫!」
と横から叫んだ。一同爆笑。
新情報ですね。
それから
「出直してって・・・私、遠くから来てるんです!信じられない!え、ここで印刷って、えっ!820円ですって!高すぎるでしょ!」
と、叫ぶお姉さん。
(英語が流暢にしゃべれると、思考回路が英語の人になるので、このようにまくしたててしまうのだけど、ここはもうインドなんだって。怒るだけエネルギーの無駄遣い。結局払うことになるんだからさ。)
で、待つこと一時間半。
携帯番号に「あなたの申請を受け付けました」というメッセージが入り、ああ訂正終わって受領されたな、ということが少なくともわかりました。
順番すっ飛ばしなんて当たり前、私より遅く申請した人が続々と帰って行く中、ようやく私の名前が呼ばれまして、
「この送り状に名前と住所書いてね!で、これがあなたの追跡情報だから、この控えにメモして持ってて下さーい。」
とゆうパックの送り状が出てきた。
え、郵送?そうなの?どうやら自動的に郵送になるらしい。しかもゆうパックって高くない?
また、件の追跡情報というのがですよ、ものすごーく小さい文字なわけ。印刷物としては見たことの無い程の小ささ!そりゃもう笑っちゃう位の小ささなんですって。年配の方達は見えないし、近視の人も見えない。
「いやだっ、見えないわっ!すみませ〜ん、誰か代わりに読んで貰えませんか〜!」
「あ、僕みましょうか?」
てな感じでワチャワチャ。
相変わらずインディア。
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いちいち進捗情報のメッセージが入るのが、昨年度までとの大きな違いの一つで、とても安心だよね。
しかも送り主の名前が「BHARATA(インドの国名です。Japanに対してのNipponと同じ)」なのがまた良い。うわー、マハーバーラタからメール来ちゃったよー、という感じで面白い。
そもそも、インド入国管理局を通して、国とやりとりしてるんだから、当然といえば当然か。
火曜日に申請受理
水曜にヴィザが発行され
木曜に大使館からヴィザセンターに戻り
金曜に発送の連絡があり
土曜日には手元に届きました。
これは、私を深く悩ませたスーパーカオス時代に比べたら、だいぶ良くなったんじゃない?
もちろん大使館で直の、即日発行時代が一番だったけどね。
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最後に今回支払った金額ですが、
ヴィザ代金 1200円
インド大使館が取る手数料 200円
ヴィザセンターが取る手数料490円(※業務委託なので)
印刷代 820円
データ訂正代 1000円
ゆうパック 1000円
合計4710円
です。
なんともなあ・・・・
歌舞伎町のぼったくりバーに入ってしまったような気分なんだよなあ(笑)。
滞在時間は2時間半。
内部での飲食禁止、電話、コンピューターの使用禁止。
ひたすら座って待つのみ。
疲れ果てて外でランチ食べて、更に1200円。
で、結論なんですが、
①ヴィザセンターは治外法権。もう日本じゃない。これを知らない人が多い(笑)。
②お近くにお住まいの方以外なら、代行業者に頼んだ方が良いのでは無いか。
の2点。
遠方の方が、ヴィザセンターと郵送でやりとりして、入力のミスや、CとKの言いがかりみたいなのがあった場合、行ったり来たりで時間がかかってストレスフルだし、どのみちゆうパックか・・・という部分もあり。行ったり来たりしないにしても、例の打診で1820円払わせられる可能性も大きい。
・・・というわけで、なにかしらの参考になれば幸いです。
インドは、本当に、楽しい。
日本の失ったもの?もともとあんまり持っていないものを持っている。
どうぞ、みなさん、楽しいインドの旅を!