2015年5月13日水曜日

ちょっと小難しいはなし




うーーーーーーん。

この爽やかな海の写真は、本文とは全く関係ありません。

ちょっと爽快感が欲しかっただけ(笑)。

スーパーご無沙汰でございます。ご無沙汰すぎて、ちょっと恥ずかしい。

みなさんお元気ですか?シータ万蔵です。

ブログを楽しみにしてくださっている皆様から、お見舞いのお言葉、ねぎらいのお言葉、苦情のお言葉等、ありがとうございます。

ハードワークの余波と日本の寒さにやられてるところに、インフルエンザになってみたりしてました(笑)。なかなかの苦行でしたが高熱を出せるのはラッキー。これも体のチョイスでしょう。


いろいろと、モヤモヤしてたんですよ。


このブログはまあ、お知らせ掲示板の役割もあるんですけど、私個人の正直な気持ちを綴る場所でもある訳で、どんなに時間があっても、自分の思いが言葉としたまとまらない限り書けなかったりする。まあ、ようはマジメなんでしょうけどね・・・。

モヤモヤの原因は、いろいろあるんですけど、ひとつはインドでのモラルハラスメント、セクシャルハラスメントの体験ですね。まあ日本の企業で働いてたら、私の年代の人なら多かれ少かれ経験あると思いますが、なにせ、企業組織から遠のいてこのかた、そういうの忘れちゃってたので、けっこう新鮮にショックでした。


他には、ソーシャルメディアとか、ヨーガビジネス含めてマーケットの表象する世界観・・・世相ってことなんだろうけど、なんともいえない違和感をおぼえてまして、結局そこですよね、言葉にし難い部分は。


で、まあ帰国して一か月以上かけて、モンモンとしつづけた結果、少しずつ整理されてきたというか・・・それで、ブログ上に復帰してきたわけです。


何に違和感を覚えていたかというと、ひとことで言うなら、個人の、あるいは個人の集合体である世間の、思考力&直観力の鈍化ですね。


地に足がついていないなあ、怖いなあ、って。


つまりとても表面的で画一的なんですよ。


思考力と直観力は、相反するものに見えますが、表裏一体というか、双方をバランスすることが、人として生きるうえで重要な気がします。


現代人はどちらにも疲れてしまったのでしょうかね、ブロイラー工場のブロイラーのような・・・・うーん。


私は、ヨーガの先生なので、主に目にするのは、フィジカル&メンタルヘルスのマーケットです。今この世界はスピ系の大繁盛にあいまってトレンディ(これって死語?)。セレブに人気みたいなので、われら一般人も何も考えずに、乗っかるわけですが・・・。


アファメーションとか、マインドフルネスとか、そういう言葉が上滑りしてるように見えるんだよね。上滑りしてるってことは「あんた意味解らないで言っているよね」ってことです。画一的で薄っぺらい。もちろん記号としての意味は解っているのでしょうが、深いところでね。


画一的といえば、シャクティパットとかタントラヴァジラヤーナとか、やっぱり上滑りして聞こえたあの言葉たち、テロに突っ走ったオウム○○教を思い出す。


これは買い手側のみのことではなく、売り手側も、自分を素敵に神秘的にプロデュースしまくってますから、そのfacebookとかブログとかの記事がまた、上滑ってるんだよ。というのは、やっぱりどの記事も似たり寄ったりで、画一的なんです。


ユニークさの欠如というのは、実は深いところで、とても怖いことのような気がします。


買い手は、プロデュースされた汚れの無い世界観に逃避したいわけですから、需要と供給のバランスとしてはそれでいいんだけどねえ。


10年前と比べて、この世界も・・・まあセレブ御用達にしてもですよ・・・気持ち悪くなった。毒ガス撒かないにしても、構造が似てる気がして。結局、需要と供給なんだけどさ。気持ち悪い。


この気持ち悪さを直観視しないのかなあ・・・・

それとも私だけ・・・・と

腑に落ちなくて、モヤモヤしてた(笑)。


精神的に生きるってことは、汚れ(もっと言ってしまえば悪の)駆逐・排除ではないんです。汚れが歴然とそこにあるということを、まるまる引き受けて、生きるってことなのです。矛盾という障害物の中でこそ、見つけていくということです。こっち側が清浄の世界、あっち側は汚辱の世界ってふうに二元的に分けられない。


もし分けてしまったら、それはもう架空のもの、日本で言うところのアイドルみたいなもんですよ。日本人は、アイドルみたいな世界観が好きなのかな。。。。


気持ちは解る。


でも、やっぱ、まるまる全部なんじゃないのかなあ・・・
その中で研ぎすまして生きてくんじゃないのかなあ・・・

なんて・・・思っちゃう今日この頃でした。

もしかしたたら私も、そういうエセ天女みないな感じのFacebookとかブログとかになってるんじゃないの?!・・・みたいな自戒も含めつつ(笑)。

シータマン、復活です。

元気にやっていこうと思います。

ありがとう!

この夏どこかでお会いしましょう。