これは何かと聞くならば、まあ岩石好きの私のことですからお察しの方もいらっしゃると思いますけど、水晶を清流にさらしているところ。きれいでしょ?疲れると鉱物、植物、動物との触れあいを欲してしまう私。
ところで、超、超、超久しぶりに書いております。いつも楽しみして下さっている皆様、すみません。そういう本人も、書くのが好きなのでちょっと寂しかったのです。
いやはや、今年は飛び回りましたね。しかしWiFi ルーターなどを所持して移動中までお仕事やらブログやらをするのは野暮ってもんだで、すっかりご無沙汰してしまいました。
目まぐるしく駆け巡った夏に沢山の方と出会い、あるいは再会し、沢山の方と密度の濃い時間を共に過ごし、本当に本当に沢山、勉強をさせていただきました。ヴェーダーンタのことも、毎日毎日、喋って喋って喋りまくった。
この夏設定したクラスのひとつひとつが、静かに幕を降ろしていきました。秋の風に思わず襟を掻きあわせる帰り道、坂の上に立った私はスカイツリーを発見。こんなに遠く(多分30km近く)離れているのに、見えるんだ、大きいなあ・・・というより、もうすぐこの家ともサヨナラって時に、初めてこの景色に気付いた自分に少しだけ、悲しくなりました。
余裕の無さ。
それで、昔のことを思い出した。
22歳の時、当時のボーイフレンドの卒業式におめかしして出かけて行った私。
友人や彼と談笑している時に誰かが言った。
友人や彼と談笑している時に誰かが言った。
「あれー、ドラ(私の呼び名)左右の靴が違うよ。」
ん?
あーっ!!
猛烈に悲しくなり誰も居ない学食に飛び込んで号泣。そこらに置いてあった一升瓶をラッパ飲み。
「あ、こらこら、女の子がそんな飲み方したら・・・!」
オロオロする通りがかりの人。
恥ずかしかったとか、そういうことでは無かったんだ。靴なんて左右違おうが頭に履こうが、どうでも良いことなので。
その頃、私はとっても疲れていたのですね。仕事のことで。左右違う靴を履いて出ても気付かないくらい余裕を失っている自分にショックだったのです。
泣いて泣いて泣いて、飲んで飲んで飲んで、私は胸に誓った。
「こんな風に自分を悲しませてはいけない。」
千歳飴色の襟もとに藍色のコサージュ。酒瓶を逆さに掲げ泣いていた、可哀相な人。
だから、今の私も頑張りますけど、ちょっとありえないようなオーバーワークもしますけど、でも自分を大事にすることは本当はちょっと得意なんだ。
マッサージや治療にいくと、いつも褒められる。
今年発見してしまった、京都のゴッドハンドも言っていた。
「本当にいい体してますねー!良い筋肉、良い内臓!こういう人はヨガの先生でもあんまり居ないんですよ。自分を楽しませることが上手なんですね。どんなに過労働でもご飯を楽しい気持ちで食べられてたら、それでいいんです。」
そうなんです。事務も、メールの返信も押せ押せだけど、いいのよ。ふはははは。自分を喜ばせる力が最終的には大切なんだと思う。いざという時に強い人でいるために。左右揃いの靴で、すぐに駆け出せる人でいるために。
そういう訳で私はパケットし放題でも、Pocket Wi Fi でもありませーん。悪しからず。お許しをば。
スカイツリーのことはドンマイ!これからは毎晩見たらいいじゃない。
また書くよ。