2023年3月28日火曜日

あまみたび①

昨年の年明け「クイズに答えて奄美線で使える一万円券を当てよう!」に応募したら、当選のお知らせが舞い込んだ春。ピーチ航空のキャンペーン。

「一万円でどこまで行けるの?」

・・・て感じだけど、ピーチ航空はLCCだから国内いろんなところ迄飛べちゃうんですね。

ただ、今回は奄美路線限定のチケットだから、行き先は一択。


悔やまれるのは、当選に興奮して即チケットを購入してしまったこと。一晩待てばスーパーセールが始まったのに、うっかりしたことよ。返金変更不可の最安チケットで4000円ほど足が出たが、セールを使えば往復10000円に収めることも可能です。

ちなみにピーチ航空ではチケット料金に加え支払い手数料が発生します。今回は1300円位。


兎にも角にも夏までは忙しいので、先は読めないけど10月後半の便を予約しました。
ま、ピーチも赤字で大変だそうだからな、仮に行けなくても4000円寄付したと思えばいいさ。

・・・なーんて思いながら10月を迎えたのだけど、旅程の直前、いつも出席しているクラスが突然終了になった。

・・・これはもう行けってことだろ。

乗らなくても4000円、乗っても4000円がピーチに入る。
ならば乗ったほうが良くない?

・・・というわけで、もはや古い話だけど、2022年奄美ショートトリップのメモです。



さて、LCC貧乏旅の荷物はカーゴに預けたりしません。

10月後半を狙ったのは、台風を避けつつギリギリ泳げる水温ってことなので、水着、ゴーグル、ウォータシューズ、ラッシュガード上下、あとヨガマットも含めて持ち込み手荷物の7kgに収めなくてはいけないってこと。

頭を使ってスマートかつ実用的にそれを実現するのが本当に楽しいのよね〜。
あ、タオルも忘れずにね。

今回は、六日間という限られた時間を有効に使わなければならず、加計呂麻島に目標を定めました。


【1日目:移動】
 
6:30 … 家を出発、道中食事をできる場所が無いことが予想される。
     低血糖対策に、バナナ、りんご、カロリーメイト、シリアルバー持参。
   
7:30 … 東京駅から成田空港行きのバス。
     現在、ピーチ航空は第三ではなく第二ターミナルになっており、とても便利。
     搭乗までにバナナ、昆布おにぎり。

10:10 … 成田空港発。

12:50 … 奄美大島空港着。バスを待ちながら林檎、梅干しおにぎり。
     古仁屋港のレンタルバイク屋に電話、17時の閉店までに到着の旨を伝える。

14:15 … せとうち海の駅行きのバスに乗車。これからローカルバスで70kmの移動。
     通常料金よりも1日乗り放題の方が僅かに安いのでスマホで購入、2100円也。    
     カロリーメイトを食べる。
    
16:30 … 終点エリアに到着。
     降車時、フリーパスの画面が表示できず、運転手さん激しくムッとする。  
     何度もトライしてようやくできたので明朗にお礼を言って下車。
     感じの悪い人に、やな感じで対抗したら負け。がっかりしない、がっかりしない。

16:40 … レンタル屋に入店し、50ccを借りる手続き、三日間で4000円以下。
     Aコープで、雨ガッパと納豆、ご飯、パン、青菜のお浸し、豆腐、炭酸水をゲット。

17:30 … フェリーに乗船。原チャリとはいえ車両と共に船に乗るのは初めてでワクワク。
     人間360円、原付270円。

18:00 … 瀬相港着。加計呂麻島に上陸。


まだギリギリ目が効くとはいえ、もう日暮れ。真っ暗になる前にいざ行かん、ゲストハウスへ。
地図は頭に叩き込んであるぜ。

寝床は、万一バイクが借りられなかった場合に備え、港からギリギリ歩ける場所(5km)にあるゲストハウスを予約しておいた。

港から山の方に入ってクネクネ道を行く。30年近く振りのバイクだが、車がほとんど走っていないので、とても運転しやすい。




温かく湿った土と森と水の匂いの中、ひとり緩やかに風を切って走る夕まずめ。

サイコーだ!

聴こえない音が、静かの音が聴こえる。




早速イノシシの家族連れに出会ったので挨拶をして通り過ぎた。イノシシ母が小さくて愛くるしい。(後で調べたらリュウキュウイノシシという種類で、地元の人にとってはご馳走らしく、イノママよ願わくば食べられないでいて欲しい。)


18:30を過ぎて、ギリギリ闇が降りる前、ようやく目的のお家に到着。
いやはや、12時間の大移動でした。
非常食と空港で買ったおにぎりによって、燃料切れもなんとか免れた。


無駄に用意周到・・・って思われるかもしれないが、地方都市を含め日本のほとんどの町にあるものが、無いところには無いのである。

私はインドで、僻地ってほどではない普通な村にいたけど、無かった。
便利の不在の存在を知っておくって、悪くないと思う。

それを実感する出来事がこの後起こることになるんだけど、それはまた次回。


コンビニもスーパーも、頻繁なバスの往来も無い、豊かな場所がまだ日本にある。

私の部屋から直線距離で1300km。
ここは鹿児島県大島郡瀬戸内町、思えば遠くに来たもんだ。