2016年12月25日日曜日

「Sita」 CD発売のお知らせ。


Merry Christmas ! All my friends!
みなさん、いかがお過ごしですか?

ただいま、リアルタイムで、アーシュラムでのクリスマスセレブレーションのために、今年もキャロルとコスプレの準備中。外では、インドのディスコパーティーがズンドコ、ズンドコ騒がしいです。

気付けば、すっかり年の瀬で、私は今年もまた、浦島太郎。

もう七年も日本の冬を知らずにいます。

そして、今年も、またブログを激サボりしてしまいました。

でも、自分にダメ出しはしないの。
ダメ出しは人にやっても`らって、自分だけは自分に100%OK出すことにします。

ても、来年こそはスローダウンして、ゆっくり文章を書くのを楽しみたいな・・・。
そんな日が来るのはいつのことやら。


ところで、この夏私が、いつも以上にバタバタしていた理由。

実は、CDを制作する幸運を授かりまして、それでなんです。ちゃんと出来上がって、我が目で確かめるまで、黙っとこうと思ってたんですが、ついにインドの私の手元にも届きました。

今日のクリスマスに、このお知らせが出来てうれしいです。私が今の仕事を始めてから12年目の初日なんです。


ジャケットデザインは IDEHA Creation の三浦雄大さんが手掛けて下さいました。もともとは別のタイトルで、装丁はイラストを起用する予定でしたが、音を録ってみた段階で、プロデューサーの岡野さんのインスピレーションにより最終案が決定した次第。


       

ささっと書いてくださったスケッチを見て、岡野さんの見ている風景が見えた気がしたけど、それに見合う川と風景が日本に思い当たらない。インド行きが迫っていて、ロケハンしている暇もない。

でも、一か所だけ、閃いた場所があった。限られたスケジュールの中で、お天気一発勝負だったんだけど、曇りの日の合間をぬって賭けてみました。勝算はあったんです。どこだか知りたいでしょ?それについては、また今度。



 写真を手掛けてくださったのは、Kamalesh こと、フォトグラファーの吉江好樹さんです。奥様ともども、インドにも足をお運びいただいて暫く同じ釜の飯を食べた仲間です。

川ではなく海になりましたが、イメージ通りの、むしろイメージ以上の装丁になりました。三浦さんと好樹さん、ありがとうございました。






そもそものはじまりは、タイでのリトリートに来てくださった、生駒さんの一言でした。


「岡野弘幹さんという方のネイティブアメリカンフルートのコンサートにいって、心打たれました。岡野さんのフルートとシータさんのキールタンのコラボが、絶対聴きたいです。」


岡野弘幹さん、岡野弘幹さん、岡野・・・・!大御所じゃないですか!?
めっそうもない!ムリ、ムリ、ムリ!

と心の声。

「そうですねー、機会に恵まれましたらその時に、ぜひ!」とお茶を濁していたのですが、

「岡野さんにお話ししたら、いいですよ!って言ってくれました!」


ええええええーーーーーーーー‼

生駒さん、めっちゃグイグイいくし!


だって、私、歌って素人だし、人見知りだし、ムリムリムリムリー!

こうなったら覚悟を決めて一度ご挨拶に伺って、断られたらそれを良い思い出に・・・・!

・・・という、そういうスタートです。

緊張しまくりまる私を、岡野さんはとても穏やかに、しかもとてもカッコよく、奥様の純子さんは太陽のように明るく、迎えて下さいました。岡野さんは、映画の音楽でお忙しい最中にも関わらず、勝手のわからない私にいろいろご指導くださり、本当にありがとうございました。

岡野さん夫妻は、シヴァとパールヴァティーなんですよ、私にとって。まさにピッタリそういう感じに見える。ご紹介が遅れましたが、岡野さんは、天空オーケストラの岡野弘幹さんです。祈りの音霊の大御所です。

録音の時の記録も、またこちらで追々書きますね。






「あかねちゃん、私、CD作るんだ。岡野弘幹さんという人がサウンドプロデューサーなの。」

「えええ!シータマン!私岡野さんの大ファンだから、ケータリングしに大阪ついていく!お菓子並べるの得意!」

お菓子は並べないでいいから、コーラスやってもらおう、ということで、急遽コーラス隊が結成されました。録りの前夜に突然お願いしたにもかかわらず、来てくださった、あゆみちゃんとまほちゃん、東京から駆けつけてくれたあかねちゃん、そういや、彼女たちも、みんなインドで私と同じ釜の飯を食べている。



更に、同じ釜飯ということで、読者には御なじみかも知れないマー吉(中学生)に法螺貝をお願いしました。




 CDの内容は、とてもとてもシンプルなものです。

インドで私は毎日演奏しているけれど、古典をやっているわけではないし、ご詠歌だし、歌い手のキーも様々だし、臨機応変に伴奏をしなくてはいけないため、どんな軸にでもこっちから併せにいく癖がついてしまっている。自分は出来るだけ消すというか、自分軸がきわめて曖昧なものになっているため、ハーモニウムのチューニングがまさかのヨレヨレだってことに気づいていなかったんですね。

他の楽器が合わせられない!致命的!


そんな悪条件の下で、タブラ(チューニングがとっても大事な楽器)を演奏して下さった、広本雄次さん、ありがとうございました。やっぱりタブラを聴くと無条件に萌える。



それから、写真をお願いし忘れてしまったけど、珍しいパーカッションの数々を、やはり天空オーケストラの、のぶとうまさざねさんに演奏していただきました。もう、大御所ぞろい、例のヨレヨレが、惜しまれてなりません。ゴパールジに Paul &Co.にメールしてもらって、注文しちゃいましたよ。今最終チェック中とのことですが、ちゃんとチューニングに狂いなく日本に届くころを祈ります。

岡野さん、奥様の純子さん、総合プロデューサーの生駒さん、そしてコーラス隊と。






当初、アマゾンなどでの販売を予定していましたが、いろんな奇跡の結晶であるこの音源を大切にしていただけるよう、まずは手から手にお届けしていこう、ということになりました。そこで販売チーム善の秘密結社マックス団(?)を結成しまして、まずは身近なところから販売していく予定です。販売価格は3000円。


直接お目に掛かれる方は、ぜひお声をかけて下さい。インドにも25枚の在庫がありますから、こちらにいらっしゃるかたは、私にメール下されば取っておきますね。

郵送をご希望の方、お問い合わせは seedwellmusic@gmail.com 「Sita CD担当」までメールにてご連絡お願いします。

このCDを応援して下さる(そして私が応援したい)ショップやスタジオなどの販売店も、追ってこちらでアップしていこうと思います。


私が今インドにいるきっかけは、ネイティブアメリカンの祈りの儀式でした。
毎日、日の昇るよりもずっと早く、フルートの音で目覚めていました。
長い軌道をめぐって、岡野さんのネイティブアメリカンフルートの奏に、私が響きが重なった。

なにかが一巡りしたような、そんな不思議なところに、私はいます。

祈りのCDです。

世界と、生きとし生けるものすべてに、平安がありますように。

音楽のように、響きあえたらいいなと思うのです。

みなさん、よいお年をお迎えくださいね。

本年もお世話になりました。


愛をこめて。

Sita