2021年6月17日木曜日

7月19日(月)京都シータマサンガ ★ キールタンとお話しの会

じゃーん。
見ておくんなまし、うちの新入り。


 ここ数年、夏は四万十のクニさんとこでリトリートをさせて貰っているんだけど、講義とかレクチャーなどのアクティビティのトピックは生徒さんのリクエストに出来るだけお応えするようにしています。

で、「キールタン」のリクエストが来ることを見越して、今年は小さなアコーディオンを入手した。というのも、他の荷物があるので、重いハーモニウムを持ち歩けないのです。私の楽器は大きい方は10Kgあるし、ポータブルのは7Kgなのです。

しかし、この可愛い子ちゃん、なんとたったの3Kg。

安物といえど造りもちゃんとしているんですよ。音がデカい→自分の声が聞こえない。

これは、なんとかしてミュートしましょう。

それに子供だから肺が小さくて、息を継がせるタイミングにテクが要るようだ。

まあ、隣人の留守を見計らって研究あるのみだな。


せっかくこの子を携行するので、7月19日に伏見でキールタン(マスクでよろしく💖)集会を開こうと思います。

場所は、リョウちゃんという素敵マンのコーヒー屋さん、向島のリタ coffeeです。

リョウちゃんとのファーストコンタクトは、彼の焙煎したコーヒー豆でした。感想は「なんだっ!この優しい味は!」でした。

そのあと連れて行っていただいた甲山の神呪寺で、ご本人に直接お会いすることが出来ました。メディスンドラム造りでもお世話になりましたね~。

そんなリョウちゃんの拠点が京都の伏見にあるという。ずっと訪れてみたかったんですよね。そしてついにそのチャンスが来ました。訪問ついでに皆も連れて行っちゃえってことシータマサンガを執り行います。

日時:7月19日(月)14:00-16:00

会場:リタ coffee (京都市伏見区向島中島町112-6)

参加費:1000円 + ドリンク or フードオーダーお願いします。

定員:6名(残4席)

お申込:sivanandakendram@gmail.com


早めに行ってランチという手もアリだよね。宇治近辺の方、是非ご一緒しましょう。妊婦さん、赤ちゃん連れウェルカムです。


リョウちゃんのコーヒーの独特な優しさは、丁寧な洗いと生豆の選別にあるようです。この段階で余剰なカフェインなどは落とされてしまうらしい。でも、最終的にリョウちゃんの人柄なんだろうな。癒しの味。是非お近くの方は足を運んでみて下さい。遠くの方は、発送もしてくれる筈。

ちなみにアコーディオンと私は、その後、四万十に向かいます。

リトリートは、週末プランを作りました2名様追加募集してます。

ピンときたらご連絡下さいね。





2021年6月7日月曜日

甘やかな六月の憂鬱




ここのところ、どうも気分が乗らなかった。

うまく説明出来ないんだけど、曇天にふさわしいメランコリーが、体の中のどこかで芽吹いていた。

こういう気配の時どうなるかというと、私の場合は引き籠りたくなる。

丸っきり一人の世界というんですか、精神的に。

いまやコミュニケーションのほぼ全ては回線を通してという時代だから、つまりネットに繋がるのが嫌になってしまうのである。

「することリスト」に書かれている事の多くが、その先でネットに繋がっているので、「その先」とやらを思うと、目先の作業すら気が重い。

そのくせ真面目な小心者だから、サボって小説など読んでると、心のごこかに後ろめたが湧いてきて落ち着かない。

よろしくない。もっとふてぶてしくならないとな。

気圧の変化とか、ホルモンの変化とか、環境の変化とか、そういう外的要因も無関係ではないと思う。

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3月末、昔お世話になった人が亡くなったらしい。

こんな時代で集まれないからか、情報も乏しく、故に実感に乏しく、ふわ~んと暮らしていたが、昨日の夢にその人が出てきた。夢の中でも既に亡くなっていた。

4月に知らせを受け、

「〇〇のこと聞いてる?」
「まさか?亡くなったの?」
「そういう話なんだけど情報が無くて。何か分かったら教えて。」

・・・というところから宙ぶらりんになっていたので、飛び起きてネット検索してみた。夢の中の死因とは違ったけど、ようやく情報がネットの世界に降りてきていた。

私の心の引き籠りも、何故かここで一旦終了。

そしたら、ようやく色んなことが思い出されるようになった。

故人に対して、当時「ほんとしょ~もね~な~」と思うこともあったが、それは、その人のほんの一部であって、その人のお陰で色んな経験をさせて貰えたし、そうやって私たち若いモンに世界を見せてくれようとした、その兄貴心はやっぱりありがたかった。生命にきちんと備わっている後続の者への愛情。

その人だけじゃなく、沢山のお兄さんお姉さん達に注いでもらったその愛情の中に、私は育まれたんだな。

お別れするのは、やっぱり少し寂しいけれど、この年になると少しずつ慣れてきて・・・人の体はちゃんと死ぬんだ、ということを人生の中で教わってきて、訃報に天変地異のような衝撃を受けなくなった。

そのかわりに、なんともいえぬ甘い回想がある。

それは先輩たちが注いでくれた愛情の甘さなんだと思う。

その甘さが、時代の中に途切れないように、また誰かに分けて行こう。

それが故人から渡されたバトンかな、と思います。



















2021年6月6日日曜日

「ヨーガスートラ」7月からのウパーサナサンガ



私にこの書を教えて下さったのはSwami Haribrahmendrananda Tirta 先生で、2019年のお正月のことでした。

アーシュラム仕事の自分の役割もあるので、例によってかなりの身体的負担ではあったのですが、Swami Gが私の仕事を減免してくれたので、ヨーガスートラの生徒向けのアーサナだけ教え、あとは事務仕事をこなしながら、授業に出させて貰っていました。本当に感謝しています。

日本語で出版されている本もあるけど、一葉に判然としない内容だったので、この機会に恵まれたことは本当に有難かった。そもそも読んだからとて解るような書物では無いのですが・・・。


さて、Haribrahmentrananda スワミジは、最初のクラスで、とても意味深い役立つこの教典について、「学んで、またそれを求めるあなたの生徒に伝えて下さい」と仰いました。

「ハイ」と頷いたからには、私は、いつかそれを実行に移そうと思っていたのです。

しかし「学んで」というのはつまり「理解して」ということ。かなりハードルが高い。


更に、こうも仰った。

「私の本懐はアドヴァイタ(一元論、ヴェーダーンタ)です。この教典はドヴァイタ(二元論)の視点において説かれる物で、私にとって副次的な位置にありますが、あなた達に役に立つものとして解説します。」

「ただし、アドヴァイタとドヴァイタをごっちゃにしては、意味を成さず、混乱するだけです。その区別をしっかりつけた言葉でお話ししますので、皆さんも頭を切り替えて下さい。

(↑ いや、だから、それがいちばん難しいよね・・・シーター心の句)

そんなわけで、私自身が覚悟を決めるのに時間を費やしたと同時に、ご希望下さっていた生徒の皆さんには、この一年をかけて、頭の中の整頓作業に勤しんで頂いたわけです。


ということで、ようやく意を決して、7月からのウパーサナサンガのトピックは「ヨーガスートラ」となります。「読む」というより、逐一解説しながら進めていきます。週一回なので、期間は半年以上見て下さい。


もちろん7月からの新たに参加希望の方も、ご相談下さい。


「ヨーガスートラ」はヴェーダのメインストリームに位置する文献ではありません。そのトピックは人生のゴールや、存在の根源の追求ではなく、社会に生きる人としての生き方を説くものでも無い。

また、皆さんが知っている「ヨーガ」の話でもありません。

極めて狭い範囲に焦点を当てた、副次的な専門書になります。

いわば、「思い巡らし考える機能」=「思考」の解体新書。

それを解明するのに使える道具は、当の「思考」だけ。しかも、それがまた落ち着かない道具でやっかいなんですよ。

そこでパタンジャリ先生が、ガイドしてくれているのです。


この本は、静寂かつ統合された精神の醸成を目指す、瞑想者のためのマニュアルブックです。

正直簡単ではありません・・・というか、むしろ難解。

なので多分、根性が要ります。

アーサナクラスで使える「ネタ」にもならないと思います。


しかし・・・

自分自身の修練実践の指南にはなる。


さて、静寂な精神をもって何をするかは、

おわかりですよね?



ちなみに、写真は上野、不忍池の弁天堂の宇賀神さま。


ウパーサナサンガ「ヨーガスートラ」(月4回)

①木曜クラス:毎週木曜 8:30-10:00am(調整中)

②土曜クラス:毎週土曜 8:00-9:30am(調整中)

会場:オンライン(ZOOMを使います)

月謝:8000円(開催の為のネット回線とZOOMpro契約の維持費となります。)

お申込・お問合せ sivanandakendram@gmail.com またはSNSでご連絡下さい。