2016年12月31日土曜日

屋久島の森へ!

大晦日なのに、呑気にこんにちは~。
暖かいと、クリスマスとか、年の瀬、という気分にはなりにくいものですね。

「誰かが来た時のために、とにかく受付に座っている」という業務のため、久々にゆっくりインターネットです。うれしい。

例によって日々、なにかと慌ただしく、なんだか潤いがなくなってきて、スカスカな感じになっているのですが、潤いを求め、この春には屋久島へ飛ぶのです。インドから帰って、羽田で飛行機乗り換えて、すぐですよ。




だからいいや。インドでこれでもかっ!て位スカスカになってもいいのです。

告知が地味に遅れてしまい申し訳なかったのですが、リトリート、Suryaのこけら落としに呼んでいただきました。光栄です。

Suryaはお料理の上手な佳代さんの運営するリトリートハウス。佳代さんの専門はアーユルヴェーダです。アメリカにお住まいですが、日本でも各地でワークショップを行っているので、ご存知の方もいらっしゃいますね、きっと。

今回のリトリートはアーユルヴェーダの智慧を健康管理に生かそうというコンセプト。


そして料理番として、いつも四万十でお世話になっている、Tane のちかちゃんが来てくれるのですよ!

ちかちゃんの菜食料理は美味い!どのくらい美味しいかというと・・・・

一般の募集はしなかったのですが、ウパーサナサンガ神戸のメンバーを中心に、この夏、四万十で二泊三日の合宿を行ったんですね。そこで胃袋担当してくれたのが彼女なのですが、「お腹いっぱい食べて欲しいから!」と十二分に用意してくれていた米が、二日で底を尽きるくらいの美味しさです。

いやー食べましたね。

料理上手のちかちゃんと、佳代さん、食べる担当の私の、三人のコラボレーションです。

詳しくはリトリートのサイトを隅々ご覧ください。

残席は2名様の早い者勝ちですが、先のことですので、キャンセルも出るかもしれません。満席の場合はキャンセル待ちの希望をお伝えくださいね。

屋久島でもきっと奇蹟が起きるぞー。

https://yakushimayoga-ayurveda-retreat.jimdo.com/

本年も、ほんとうに、沢山の方にお世話になりました。

ありがとうございました。

幸多き新年がもうすぐ、そこです。

良いお年をお迎え下さい!










2016年12月25日日曜日

「Sita」 CD発売のお知らせ。


Merry Christmas ! All my friends!
みなさん、いかがお過ごしですか?

ただいま、リアルタイムで、アーシュラムでのクリスマスセレブレーションのために、今年もキャロルとコスプレの準備中。外では、インドのディスコパーティーがズンドコ、ズンドコ騒がしいです。

気付けば、すっかり年の瀬で、私は今年もまた、浦島太郎。

もう七年も日本の冬を知らずにいます。

そして、今年も、またブログを激サボりしてしまいました。

でも、自分にダメ出しはしないの。
ダメ出しは人にやっても`らって、自分だけは自分に100%OK出すことにします。

ても、来年こそはスローダウンして、ゆっくり文章を書くのを楽しみたいな・・・。
そんな日が来るのはいつのことやら。


ところで、この夏私が、いつも以上にバタバタしていた理由。

実は、CDを制作する幸運を授かりまして、それでなんです。ちゃんと出来上がって、我が目で確かめるまで、黙っとこうと思ってたんですが、ついにインドの私の手元にも届きました。

今日のクリスマスに、このお知らせが出来てうれしいです。私が今の仕事を始めてから12年目の初日なんです。


ジャケットデザインは IDEHA Creation の三浦雄大さんが手掛けて下さいました。もともとは別のタイトルで、装丁はイラストを起用する予定でしたが、音を録ってみた段階で、プロデューサーの岡野さんのインスピレーションにより最終案が決定した次第。


       

ささっと書いてくださったスケッチを見て、岡野さんの見ている風景が見えた気がしたけど、それに見合う川と風景が日本に思い当たらない。インド行きが迫っていて、ロケハンしている暇もない。

でも、一か所だけ、閃いた場所があった。限られたスケジュールの中で、お天気一発勝負だったんだけど、曇りの日の合間をぬって賭けてみました。勝算はあったんです。どこだか知りたいでしょ?それについては、また今度。



 写真を手掛けてくださったのは、Kamalesh こと、フォトグラファーの吉江好樹さんです。奥様ともども、インドにも足をお運びいただいて暫く同じ釜の飯を食べた仲間です。

川ではなく海になりましたが、イメージ通りの、むしろイメージ以上の装丁になりました。三浦さんと好樹さん、ありがとうございました。






そもそものはじまりは、タイでのリトリートに来てくださった、生駒さんの一言でした。


「岡野弘幹さんという方のネイティブアメリカンフルートのコンサートにいって、心打たれました。岡野さんのフルートとシータさんのキールタンのコラボが、絶対聴きたいです。」


岡野弘幹さん、岡野弘幹さん、岡野・・・・!大御所じゃないですか!?
めっそうもない!ムリ、ムリ、ムリ!

と心の声。

「そうですねー、機会に恵まれましたらその時に、ぜひ!」とお茶を濁していたのですが、

「岡野さんにお話ししたら、いいですよ!って言ってくれました!」


ええええええーーーーーーーー‼

生駒さん、めっちゃグイグイいくし!


だって、私、歌って素人だし、人見知りだし、ムリムリムリムリー!

こうなったら覚悟を決めて一度ご挨拶に伺って、断られたらそれを良い思い出に・・・・!

・・・という、そういうスタートです。

緊張しまくりまる私を、岡野さんはとても穏やかに、しかもとてもカッコよく、奥様の純子さんは太陽のように明るく、迎えて下さいました。岡野さんは、映画の音楽でお忙しい最中にも関わらず、勝手のわからない私にいろいろご指導くださり、本当にありがとうございました。

岡野さん夫妻は、シヴァとパールヴァティーなんですよ、私にとって。まさにピッタリそういう感じに見える。ご紹介が遅れましたが、岡野さんは、天空オーケストラの岡野弘幹さんです。祈りの音霊の大御所です。

録音の時の記録も、またこちらで追々書きますね。






「あかねちゃん、私、CD作るんだ。岡野弘幹さんという人がサウンドプロデューサーなの。」

「えええ!シータマン!私岡野さんの大ファンだから、ケータリングしに大阪ついていく!お菓子並べるの得意!」

お菓子は並べないでいいから、コーラスやってもらおう、ということで、急遽コーラス隊が結成されました。録りの前夜に突然お願いしたにもかかわらず、来てくださった、あゆみちゃんとまほちゃん、東京から駆けつけてくれたあかねちゃん、そういや、彼女たちも、みんなインドで私と同じ釜の飯を食べている。



更に、同じ釜飯ということで、読者には御なじみかも知れないマー吉(中学生)に法螺貝をお願いしました。




 CDの内容は、とてもとてもシンプルなものです。

インドで私は毎日演奏しているけれど、古典をやっているわけではないし、ご詠歌だし、歌い手のキーも様々だし、臨機応変に伴奏をしなくてはいけないため、どんな軸にでもこっちから併せにいく癖がついてしまっている。自分は出来るだけ消すというか、自分軸がきわめて曖昧なものになっているため、ハーモニウムのチューニングがまさかのヨレヨレだってことに気づいていなかったんですね。

他の楽器が合わせられない!致命的!


そんな悪条件の下で、タブラ(チューニングがとっても大事な楽器)を演奏して下さった、広本雄次さん、ありがとうございました。やっぱりタブラを聴くと無条件に萌える。



それから、写真をお願いし忘れてしまったけど、珍しいパーカッションの数々を、やはり天空オーケストラの、のぶとうまさざねさんに演奏していただきました。もう、大御所ぞろい、例のヨレヨレが、惜しまれてなりません。ゴパールジに Paul &Co.にメールしてもらって、注文しちゃいましたよ。今最終チェック中とのことですが、ちゃんとチューニングに狂いなく日本に届くころを祈ります。

岡野さん、奥様の純子さん、総合プロデューサーの生駒さん、そしてコーラス隊と。






当初、アマゾンなどでの販売を予定していましたが、いろんな奇跡の結晶であるこの音源を大切にしていただけるよう、まずは手から手にお届けしていこう、ということになりました。そこで販売チーム善の秘密結社マックス団(?)を結成しまして、まずは身近なところから販売していく予定です。販売価格は3000円。


直接お目に掛かれる方は、ぜひお声をかけて下さい。インドにも25枚の在庫がありますから、こちらにいらっしゃるかたは、私にメール下されば取っておきますね。

郵送をご希望の方、お問い合わせは seedwellmusic@gmail.com 「Sita CD担当」までメールにてご連絡お願いします。

このCDを応援して下さる(そして私が応援したい)ショップやスタジオなどの販売店も、追ってこちらでアップしていこうと思います。


私が今インドにいるきっかけは、ネイティブアメリカンの祈りの儀式でした。
毎日、日の昇るよりもずっと早く、フルートの音で目覚めていました。
長い軌道をめぐって、岡野さんのネイティブアメリカンフルートの奏に、私が響きが重なった。

なにかが一巡りしたような、そんな不思議なところに、私はいます。

祈りのCDです。

世界と、生きとし生けるものすべてに、平安がありますように。

音楽のように、響きあえたらいいなと思うのです。

みなさん、よいお年をお迎えくださいね。

本年もお世話になりました。


愛をこめて。

Sita




2016年9月12日月曜日

小腹の話

いゃ〜、忙しゅうございました。我ながらスケジューリングが上手いのか下手なのか、貧乏性なのかなんなのか、毎年こういう感じになっているよね、私・・・。

今日は気分転換におやつネタ。

12日ぶりに東京の部屋に帰ったら、ボロ雑巾のような私に、うれしいものが届いていた。スナックミーという、ナチュラル系のおやつを宅配してくれるサービスが出来たということで、お願いしていたのです。やった!やっと来た!

そっそく開ける!


中に入っていたのは
・ドライ温州みかん
・ドライフルーツとナッツ
・ドライキウイ
・手作りビスコッティ
・おさつチップス
・ヴィーガンクッキー




おおーー!これはいつも「ナチュラルローソン」で買ってるBIOKURAのクッキーではないか!ていうか全体的に我らの小腹の見方「ナチュラルローソン」仕様だし。

スナックミーさんの「ギルティーフリー」ってコンセプトも面白い。

とはいえ、私は、あんまり、恒常的な間食の習慣は無いんですよ。罪の意識というのも、あんまり。

しかし、ちょっと甘いものが欲しい時がある。でコンビニしか空いてない時間に変なおやつを食べて、舌がベローンと変な感じになっちゃうわけです。あれは何なのでしょう?添加物?

「ああっ!やっちまった!まじで後悔!」ともう200回くらい思ったね。


で、ボロ雑巾と化して帰宅した私に話を戻しましょう。

「このお菓子たちは〜🌟、朝のコーヒーのお供に毎日少しずつ食べて〜💓」

と思っていたのに、連日の深夜作業で、お腹減りまくり!しかも晩御飯めんどうだからサボったし。コンビニ行く時間も惜しいし・・・・うわー!

そんな真夜中に、がしっといただきましたよ。

スナックの数々を。

ドライフルーツたちは可愛く写真をとって〜 💖 と思ってたけど、空腹に負けて、ちゃっちゃと食べちゃいました。

ああ、ギルティーフリーだわ。

やっと意味がわかったわ。

しかも舌が痺れない。


かろうじて撮った写真。

今回の出張中、関西での行く先々で、食の大切さ、というのを教えていただいたので、まさにタイムリーなスナックミーさんでした。

子供さんのいるお家とか、やっぱり気にされてるのがよくわかったし、子供だけじゃなく大人の体も食べ物で出来てるものね。

自分は急に燃料が切れるタイプなので、機内食のないLCC飛行機の中とか、こだま新幹線の中とか、意識朦朧となることが度々あるので、ポケットにこういうヘルシーな「つなぎ」を忍ばせていくといいのかも知れない。

ちなみに、ボックスの中身はある程度リクエスト出来るみたい。私はナッツが美味しかったな。一箱1600円弱だけど、トータル2000円分くらい入ってるから、ナチュラルローソンや成城石井よりお得だよね。


スナックミーさんありがとう!


2016年8月21日日曜日

雲の上の雑記帳



話したいことは山のようにあれど、あれど、それもままならず・・・・・。

なぜなら、本を読みふけるとか、惰眠を貪るとか、そういうことがとってもやりたかったっていうか、まあ、ズル休みですよ。「自分と、自分の好きなものとだけで奏でる静かな時間」に、飢えていますから。そういう時間、インドには無いし。

昨日ね、「人とつながる」って言葉を引用しましたが、実は私自身は、人とつながること、実はそんなには好きでは無かったりする。

あんまり繋がりすぎると、この愛すべき「静かな時間」が、侵蝕されてしまうし、自分の求めるライフスタイルにおいては、ネットワーク作りが、そこまで必要とは思っていない。

というか、必要な繋がりには、ちゃんとアクセス出来ている自信があるっていう、それだけなんだけど。


しかしですよ!


逆に、人と人とを繋げることは、ちょっと好きなんだなー。

っていうか、とっても好きだ。お見合い斡旋おばさんみたいな感じ。そこから思わぬ巡りあわせ的に派生して、いい感じのことが起こっていくのを眺めるのが好きだ。それを草葉の陰で、そっと見守っているのが面白い。

そういう媒介みないなモノでいたい。
ショッピングモールの総合案内窓口みたいな。

窓口だから出来るだけ間口は広くして、感じの良い応対をしたい。

受付のお姉さんは誰にでも優しく親切だ。

それは誰にでも等しく冷たいのと一緒と実は同じなんだけどね。


多分、私は、この窓口のお姉さんと同じだから、誰かを否定することによって、他の誰かを肯定したりすることは出来ない。

だってそれは私の職務の向こう側にあることだからね。


お姉さんは、あなたの 欲しいバッグを売ってあげることは出来ないが、そのバッグが手に入るように案内をする。

その結果として、人と人を繋げるお手伝いさんみたいなことになっているわけだ。


今年はなんだかとても、新しいです。どこかを一周回って、新しい 時間軸から、もとの景色を見ているような、そんな感じかな。

一見過去だと思っていたことが、とても温かに、今ここにある。そういうことを実感させられることが、今年は本当に多かった。

その一周分の時間と、経験と、思いとを、形にして刻み込むタイミングかな・・・なんて思っています。

もうすぐ私の「窓口のお姉さん」歴の12年目がスタートです。

























2016年8月19日金曜日

魂の!



おいーっす!

残暑お見舞い申し上げます。

むかし大槻ケンヂが「日本をインドにし〜てしまえ!」と歌っていたが、もうそろそろ、なってるんじゃないでしょうか、インドに。

先日、YOGAJAYA時代の生徒さん「えみ子さん」とまさかの再会が果たされました。ほとんど10年振りくらいでしょうか。

当時、クラスが終わると自転車に乗ってピューンと、たぶん会社とかお家とかに、すっ飛んでいった彼女なので、ゆっくりお話する機会はあまりなかったのよね。

そもそも、不特定多数の人に接するのが私の仕事なわけで、5年前くらいの時点で、クラスを教えた生徒さんは、述べ2000人くらいだったわけですよ。キリがないので数えるのやめた。

一期一会・・・すべては come and goであることを受け入れて、求めず、しかし求めに応え、黙々とやっていくしかありません。


そんなわけで、彼女とお喋りの機会が持てたことは、まさに予期せぬご褒美のようなものでした。楽しかった。ありがとう。


ひとつ、教える身として嬉しかったことは、えみ子さんが、日々のメンテナンスにSivananda Yoga をチョイスして毎日自分で練習してくれているってこと。

以前にもここで書いたかもしれないけれど、私としては

「アタシんとこなぞ帰ってこなくても、自分で家で練習できるようになって貰おう」

という心算で教えているので、彼女はまさに優等生なわけです。ちなみに私は、えみ子さんにとって初めてのSivananda Yoga Teacher だったとのこと。むむー、身にあまる光栄でございます。


えみ子さんを、ひとこと、私の言葉で表すならば、ずば抜けて「知的な人」ですね。

知性というのは、人の上に、どういう風に現れるかというと、人間的な旨味というか、まろ味というか、全てに等しく注がれる愛情みたいな感じ・・・と私は思っているわけです。


知性・・・それは味わいといっても過言ではない。


最近、行く先々で、彼女の話題を耳にする。味わい深い彼女ですから、そりゃ愛されるよね。このブログの読者の皆さんも、きっとごご存知だと思いますよ。


日頃から「赤信号、一人で渡れば危なくない」と豪語している私ですが、彼女の著作の中でたいへん共感した文章を、みんなにもシェアしたい。

生きるということ、働くということ、について、分からなくなってしまった人に、特に読んでいただきたい。やさしく(易しく&優しく)、朗らかで、実はとても知的な本です。

しかし「アフロでおなじみの」ってすごいざっくりとしたキャッチコピーだな(笑)。

ちなみに私も脱サラ組のフリーランス。念願叶ってついたコピーラーターの職を辞したのは23歳だったけどね(はやっ・・)。三年間と短かった会社員時代ですが、あれは「魂の退社」だったと思ってる。


ではまたね〜。



・・・・以下、「魂の退社」(稲垣えみ子 著)より抜粋。




 大事なのは「一人」ということだと思ったのです。
 この頃になると私は、「会社とは、組織と個人の戦いのば」であると思うようになっていました。組織は強い。しかし強いゆえに弱いのです。事なかれ主義、長いものには巻かれろ。人間の持つ本質的な欲や弱さが集団になるとたちまち顕在化し、組織そのものを蝕んでいく。
 これを止めるのは個人の力しかありません。一人で判断し、一人で責任を引き受け、一人で動く。それは小さな力ですが、自分一人が決断さえすれば、誰にも止めることができない。それゆえに弱いけれど強いのです。

道を歩いていても、お茶を飲みに行っても、買い物をしていても、私は人を観察している。で、どこの誰であれ、わずかでも心が通じ合えるような、感じのいい人を探している。

それは多分、一人だから。で、一人では生きていけないから。気がつけば、同じく一人で生きている人を応援してつながろうとしている。いや別にそう大したことじゃない。ただ目を合わせて、相手の言っていることを一生懸命聞き、笑顔でお礼を言って別れる。それだけのことだ。でもそれだけのことが案外、いちばん人を勇気づけられるんじゃないかしら。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人の人間として、つながる。人を助け、そして助けられる。そんな関係を一から積み上げていけば、無職でも生きていくことができるはずだ。っていうかそうやって生きていくしかないんだよね。多分、いやきっと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「つながり」がこれからの社会のキーワードだと言う人がいるし、私もそう思うけど、つながるためにはまず一人になることが必要なんだ。みんな知ってた?私は初めて知ったよ。





2016年7月21日木曜日

8月28日(日) は垂水ティケティケで逆立ち

「インヴァージョンクリニック」&「インドの神様サットサンガ」

私がブログとウェブサイトの管理を怠っているにも関わらず、皆さんにお申込いただいて、ありがとうございます。スケジュールページの文字数もいっぱいのようなので、こちら本編の方に移動させます。

毎年お邪魔させていただいている垂水のティケティケ。

今年はお引っ越しもされて、(いろんな意味で)ますます明るいティケティケです。
まず、二人のオカンが明るい。

今じゃあ、私もUFOの踊り手として中々の成長を見せてはおりますが、そもそもの発端は、二人のオカンのうちの一人、きみちゃんです。彼女の初めの手ほどきがあってこそ。今や、アーシュラムの慰労会で、毎回ハズレなしの鉄板ネタですからね。

観客の喝采をバネに、今年はヴァルカラ新喜劇を始動して、こちらも爆笑の鉄板出し物となっているので、オカンもいつか見にきて下さい。


新喜劇の主要メンバー(左から)
シータラン:脚本、演出、小道具製作を担う。舞台では主にヴィシュヌ役。
モヒニ:妖艶なモヒニから噛みつきワニまで、幅広い役をこなす。
ヒロミダス:当劇団の看板、当たり役のシヴァで不動のポジションを得た。


・・・・・・・ていうか・・・・

なんだ、この写真・・・・・・・。


8月28日のワークショップとサットサンガは真面目なやつなので、どうぞ安心してご参加ください。逆さまになるポーズをガンガン行います。苦手な方、もっと上達したい方、おまちしています。


8月28日(日)神戸 ティケティケ
お申込:thiikhae@gmail.com 

第1部 10:00-12:30「インヴァージョンクリニック(150分)」
参加費:4000円 

逆転のポーズの攻略法をたっぷり学ぶ二時間半。基本のアーサナでウォーミングアップした後、逆転のポーズにフォーカスします。目標とする逆転ポーズを出来るようにしたい方、逆転系の指導法を知りたいインストラクターの方、普段なかなか客観視しにくいポーズを、互いにサポートしあうことで視覚的にも理解していきます。以前東京で行った6週間のコースのダイジェスト版。
・逆転のポーズの意義とは?
・押さえておきたいヘッドスタンドの成功条件

・その他ヴァリエーションの為の応用編
第2部「インドの神様サットサンガ(120分)」
参加費:2500円(ティケティケ特製のチャイ&お菓子付)

過去に3回だけ講演されたインドの神様のお話をティケティケで。今回は瞑想で心を鎮めた後、神様の名前を音楽にのせて歌います。その後どんなお話が飛び出すかはお楽しみ。最後の火の儀式アーラティまで目が離せません。

※午前、午後通しのお申込で500円割引。
※ランチタイムの幻のティケカレー(700円)をご希望の方は事前にご予約ください。






TOKYOバジャンサンガ 2016年 9月11日(日)






昨年の夏、十三のカフェスローで盛り上がった大阪バジャンサンガ。今年は東京です。

今回この企画を一緒にする「さらすわ亭」の料理人あゆみ先生と打ち合わせ中に

「あの〜、バジャンサンガっていつものキールタンと何か違うんでしょうか?」

と聞かれました。

「あ、それバンド名だから」

と答えておきました。

実は、

大阪で演るずっと前から、東京バジャンサンガという名前があったんです。でもメンバーが私しかいなくて・・・。DUBAIってのもやりましたけど、やっと念願叶ってのTOKYOです。

ということで、今年は、私とあゆみ先生、そして参加される皆さんがバンドのメンバー。

声という響きを使って、まずは自分を、そしてそこから繋がる世界を癒していきましょう。

「祈る」という行為の純粋さを、ご自身の体で感じて下さい。




インドの賛美歌「東京バジャンサンガ」 
インドのお話をまじえながら、天真爛漫に歌いあげよう。
音の向こうに、心穏やかな世界が、叶いますように。

日程:2016年9月11日(日)
場所:代々木上原 haco plus (東京都渋谷区西原3丁目1-4)
参加費:3500円(チャイとサモサ付)
お申込み:sivanandakendram@gmail.com 迄
「東京バジャンサンガ」のタイトルでメールにてお申込み下さい。
※スペースに限りがありますので、お早めの予約をお勧めします。

《プログラム》
13:15 開場 インドのカフェタイム by「さらすわ亭」
14:00 開演 観客参加型コンサート「東京バジャンサンガ」
15:30 終演

※太鼓やベルや笛など、ご自身で演奏したい楽器(アンプラグドに限る)をお持ち込みいただけます。



内柳 亜由美
料理を通して人を繋げる「さわすわ亭」の亭主。スパイスを使った "世界のおうちごはん" をテーマに、インド、中東のヴェジタリアン料理を中心としたケータリング、イベントの出張料理(5〜100人分)、クッキングクラスなどを行っている。

今回はチャイとサモサで、インドの午後のティータイムを。




Sita 寺崎 由美子 
2005年より東京にて指導をはじめ、インド各地の Sivananda Center、アジア・中東諸国のヨガ教室やアーユルヴェーダ施設などでローカル向けの指導を行う。2008年から2010年にかけて、SYVC Neyyardam, Uttarkashi, Madurai(インド)、Chiang Mai(タイ)にて指導者養成、上級指導者養成コースにてハタヨーガアシスタントおよび、チャンティング主任講師を勤めている。

 2010年よりインドNPO法人Sivananda Yoga Vidya Peethamの設立に際し、師であるSwami Govindananda Saraswatiの助手として現地運営に携わってる。アーシュラム(修道場)ではローカル向けの指導、指導者養成他のインターナショナルコースの指導にもあたる。












2016年7月10日日曜日

シータ万蔵の趣味の旅市 7/18

いや〜、爽やかな季節ですね。

・・・なんて涼しいことを口ずさめる日は、過ごしやすい日なわけで、さもなくば「あっぢぃ〜!やってられん!」なんてほざいてるわけで、お天道様、斯くも偉大なりってとこですかね。

先日、大阪から帰って、あらためて思ったんだけど、若干、関西よりは、東のほうが若干涼しいようです。

ホットな京都の誓願寺様でのワークショップの日が迫ってきました。

早いもので、今年で5年目、いや6年かな?ちょっと忘れちゃったのですが、変化の激しい世の中で、こうして、毎年同じことを続けさせていただけることは、個人的に大変ありがたいことです。


先日、湘南の海の家「ブルームーン」でバーンロムサイの映像の上映会に行った際に、一瞬マイクを持たせていただきました。 

バーンロムサイジャパンの運営する「ホシハナヴィレッジ」でのリトリートも、気がつけばもう5年目なんですよね。


ちなみにブルームーンでは、さとーりー、あかね、よしこの各先生「スーパー天然スリー」の夢のコラボを間近でみることが出来て大興奮でしたが。私のボケはSTSの三人にはまだまだ追いつけないぜ〜!

ちなみに、私の応援しているバーンロムサイの映像の上映会を企画してくださる方、ぜひご一報下さい。


どこのスタジオさんでも、なかなか、こういう継続は難しいし、逆につねに流行に先駆けないといけないから、余計に難しいのかもし知れない。

なにか目新しいこと、特別めいたこと、雰囲気もの、etc...。

サトーリーが言っていた。今回の選挙と、ヨガの世界と重ねてみていたそうな。「シータとか俺みたいなのは三宅洋平みたいな」ってそれは大光栄でございます。


「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」


に添わないこと。


それが、いろんなことを継続させてることができた決め手なのかも知れないな、とふと思いました。


それも、陰ながら背中を押してくださる皆さんあってのこと。

ひとりで渡れども、ひとりでは無い。

感謝しています。


とはいえ、京都ではちょっとの変化もあるんだよね。

毎年、勝手に京都の恒例にしている「シータ万蔵の趣味の世界」ですが、今年はインドでの睡眠不足を取り戻す為に、睡眠に邁進していたため、趣味の手芸はお休み中。

なので、「シータ万蔵の趣味の旅市」します。インドの衣類とかSivananda yogaの先生たちが教える時のための白パン黄シャツなんか、ちょこっとだけ持参します。


こういうものとか・・・。


京都のワークショップは残席あと10名様。
あるいは広々やろうかな〜って感じです。

5年前と比べても、な〜んにも新しいことはありませんよ。
な〜んにも特別なことも神秘めいたこともないです。

なんにもないけれど、50年後に古ぼけず、みんなの心に残っているようなことをお伝えしたいです。

だって、大事なことは、本当はみんなが知っていることなんだもの。

詳細はこちら

★7月18日(月・祝) 「Sivananda Yoga / キールタンWS」
場所:京都市 誓願寺 ・ 予約:sivanandakendram@gmail.com
11:00-13:00 Sivananda Yoga アーサナWS 3500円
14:30-16:00 キールタンWS 「鳴らす体、響く心」3500円(※1日通し 6500円) 





シータ万蔵の趣味の旅市 7/18

いや〜、爽やかな季節ですね。

・・・なんて涼しいことを口ずさめる日は、過ごしやすい日なわけで、さもなくば「あっぢぃ〜!やってられん!」なんてほざいてるわけで、お天道様、斯くも偉大なりってとこですかね。

先日、大阪から帰って、あらためて思ったんだけど、若干、関西よりは、東のほうが若干涼しいようです。

ホットな京都の誓願寺様でのワークショップの日が迫ってきました。

早いもので、今年で5年目、いや6年かな?ちょっと忘れちゃったのですが、変化の激しい世の中で、こうして、毎年同じことを続けさせていただけることは、個人的に大変ありがたいことです。


先日、湘南の海の家「ブルームーン」でバーンロムサイの映像の上映会に行った際に、一瞬マイクを持たせていただきました。 

バーンロムサイジャパンの運営する「ホシハナヴィレッジ」でのリトリートも、気がつけばもう5年目なんですよね。


ちなみにブルームーンでは、さとーりー、あかね、よしこの各先生「スーパー天然スリー」の夢のコラボを間近でみることが出来て大興奮でしたが。私のボケはSTSの三人にはまだまだ追いつけないぜ〜!

ちなみに、私の応援しているバーンロムサイの映像の上映会を企画してくださる方、ぜひご一報下さい。


どこのスタジオさんでも、なかなか、こういう継続は難しいし、逆につねに流行を追いかけないといけないから、余計に難しいのかもし知れないし。

サトーリーが言っていた。今回の選挙と、ヨガの世界と重ねてみていたそうな。「シータとか俺みたいなのは三宅洋平みたいな」ってそれは大光栄でございます。


「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」


に添わないこと。


それが、いろんなことを継続させてることができた決め手なのかも知れないな、とふと思いました。


それも、陰ながら背中を押してくださる皆さんあってのこと。

ひとりで渡れども、ひとりでは無い。

感謝しています。


とはいえ、京都ではちょっとの変化もあるんだよね。

毎年、勝手に京都の恒例にしている「シータ万蔵の趣味の世界」ですが、今年はインドでの睡眠不足を取り戻す為に、睡眠に邁進していたため、趣味の手芸はお休み中。

なので、「シータ万蔵の趣味の旅市」します。インドの衣類とかSivananda yogaの先生たちが教える時のための白パン黄シャツなんか、ちょこっとだけ持参します。


こういうものとか・・・。


京都のワークショップは残席あと10名様。
あるいは広々やろうかな〜って感じです。

5年前と比べてもね、な〜んにも新しいことはありませんよ。
なんにもないけれど、50年後に古ぼけず、みんなの心に残っているようなことをお伝えしたいと思います。

詳細はこちら

★7月18日(月・祝) 「Sivananda Yoga / キールタンWS」
場所:京都市 誓願寺 ・ 予約:sivanandakendram@gmail.com
11:00-13:00 Sivananda Yoga アーサナWS 3500円
14:30-16:00 キールタンWS 「鳴らす体、響く心」3500円(※1日通し 6500円) 





2016年6月27日月曜日

今日も国際ヨーガエブリデー



25歳はお肌の曲がり角・・・といいますけど、ちょうどそのくらいをピークに、私のイベントへの興味がなぜか著しく減少。それから20年降下しつづけております(笑)。まあ、お正月なんかは子供のころから苦手だったんですけどね。なんだろうね、25歳。


昨年、インドのモディ首相の頑張りで国際ヨーガデーなるものが制定された。

6月21日スペシャル!イェ〜イ!という感じにはなれず、いつも通り地味に一人マットの上でだらだらとアーサナしてました。


・・・・ていうか、毎日ヨーガデーで、それでいいんではないかい?


まあ政治的な意味合いとか、商業的な意味合いとか、いろいろあるでしょうから、なんとかデーっていうのは、もちろんあって良いと思うのだけどね。


訥々と、でも、毎日を生きる。
まあそれだけだよね。



会社を回すために、「売る」ことが目的化してしまってはヨーガを伝えることの原点から離れてしまう。ヨーガを伝えることの原点はあくまでも、「喜び」を交換することにあるはずだ。

というのは、実はある方の文章の一部を置き換えたもので、本当はこういうの。


会社を回すために、「売る」ことが目的化してしまってはものづくりの原点から離れてしまう。ものづくりの原点はあくまでも、「喜び」を交換することにあるはずだ。

計画と無計画のあいだ・・・「自由が丘のほがらかな出版社」の話 三島邦弘 著)


出版業界の方はご存知でしょう。現在進行形のレジェンド「ミシマ社」。


未曾有の出版不況の中で、あらたに会社を立ち上げた三島さんの、「良いものを、感動を、喜びを人から人に伝えたい」という正直な情熱が奇跡を起こしているわけで、すごいなって思います。

というのはですね、私の最初の就職先は、二流だか三流だか、いちおう出版の会社で、入社前に「出版業界には不況はない」って散々聞かされていたんです。

その定説もいまは昔だからね。音楽出版も同様。大変な時代なのはわかる。そのせいか大量に流通するメジャーどころの音楽が、使い捨てみたいに本当につまらなくなった。

もしかしたら利益のみ追求して心の入ってないものを出版するから不況になったんじゃ?と疑っちゃうくらい。きちんと作ろうとするものが売れない、作れないという状況は、消費者にとっては残念以外なにものでもない。


ミシマ社のお話を人から聞いて、おーっ!と思いましたよ。

三島さんは、根腐れしていく出版の世界に杭を打った。
たった一人で、しかもほがらかに。

か、かっこいい!
ロックだわ、アナーキストだわあ。

実は、私には小さな夢がある。本を出版したい。もともと学生の時からやりたかったことなんだけど、でも使い捨ての本では嫌なんだ。

100年後の人たちに福利をもたらせるものがいい。

100年後にそれを見た誰かが、まっすぐに受け取ってくれて、次の100年の人にわかるように伝えて下さるように、偽りのない思いで、純粋な情熱で書かなくてはいけないよ。


まあ本の話には限らないんだけど、その正直な情熱の、いまにも消えそうな灯火を、毎日きちんと守っていくのが、大切なしごとだし、私のヨーガなんだ。


照る日も、曇る日も、毎日がその日。

もうすぐ六月も終わるけど、それでも毎日がその日。


泣いても沈んでも、灯火は消えない。


とりとめのがなくなっちゃったけどさ、また明日も地道にいこう!


写真が古いけど、悪しからず(笑)。

またねー!











2016年6月15日水曜日

雨の日のシータマ書店 ヴェーダーンタ篇




梅雨ですね。
うーん、けっこう嫌いじゃない、かもしれない。

中学校一年生のときの国語の先生が言っていた。
文学とは真実を伝えるものであると。
フィクションだけど真実を伝える。

ファクトではなくて、フィクションだからこそ、真実にフォーカスすることができる のかもしれない。もちろん読み手がそこにフォーカスしてくれるかどうかは別問題ではあるのだけれど。作者が投げてくる真実を拾うと感動する。


それでは勉強会のみなさま。いつも私がクドクドお話していることを、文筆家の美しい文章で見てみましょう。


ヴェーダーンタのテキストでは、真実を明確にするために、真実でないもの、世界とは何かが細かく解かれていますよね。世界とは何かということが。それからもちろん私とは、真実とは何かということ。

そういったことが、美しい文章で表されているから、小説好き。



たとえば、よしもとばななの「スウィートヒアアフター」。
 
 そうだ、交換してるんだ、お互いに。

 私はこの世界にこんなに影響を与えている。そのことを知らなかった。世界は私が輝くと輝きをきっちり同じ分量で返してくれる。ときにはすばやく、ときにはゆっくりと、波みたいに、こだまみたいに。

 こんなちっぽけな私がどういう気持ちでいるか、そんなことが世界を確かに動かすことなのだ。
 目に見えない世界で確かにそれは起こっていることで、見る目を変えればいつでもその影響を見ることができるのだと、私ははっきり知って戻ってきた。


主人公が、真実でないもの(世界つまり客体)を語ってるんだけど、実に美しくジャガット(世界)と、その法則性であるカルマというものを含めて捉えてますね。


それを客体化できているということは、裏を返すと、語り手は、真実(私つまり主体)をある程度つかんでいるということです。九死に一生を得、ニッテャーニッテャヴァストゥヴィヴェーカした人のお話でした。

「私」の本質は死なないことを知る人は、恐れを超えます。

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お次。

田口ランディの「キュア」。これはガンを得て、多くのことに気付いていく人の話。


人間てなんだろう。いろんな微生物やウィルスと共生している。一つの生命じゃない、無数の生命の共生体だ。自我だけが、勝手に自分を一人だと思っている。バカだな自我って。愚かだ。

そうなんです。バカなんです自我。だってそもそも自我も客体だから。ものです。追ってクラスで詳しくお話しましょう。

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以下、二つの生命の対話。


じゃあ、なぜ人間は意識をもったんだろう?人間だけが・・・

理由はない。それも因果による必然。意識もまた反応の一部だわ。



「意識」って言葉は守備範囲が広いので、区別するために、「認識」とか「思考」に置き換えてください。「認識」や「思考」は「私」の本質ではなく、反応であり、ジャガットの一側面です。

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どうしたらこの意識から抜け出せる?

思い出して、海で生きていたころのことを。魚だったとき、あなたは水を意識できたかしら。水のなかで生きている魚が水について認識できるかしら。魚が溺れることがあるかしら。


もがかないことよ。もがくと溺れる。あなたはもともと泳げる魚なの。

だからそのままでいいのよ・・・・。


私の本質をあらわす美しい比喩だよね。

ここでも、各箇所で別のことを意味する「意識」という言葉が複数でてきますので、冒頭の「この意識」を自我や思考を私と勘違いする「誤った自己認識」に置き換えます。もがくことは混乱した知性ですよね。

ヨーガは、自己についての正しい知識がやどる綺麗な体と心と知性をつくる道のことです。もともとの私を思い出すために。


あなたはもともと泳げる魚なの。
だからそのままでいいのよ。

これがヴェータンタの答え。

詳しくはまたクラスで!

追伸:妙なところばかり勝手に切りとって紹介しましたけど、小説として普通に面白い本です。読んでみて。


2016年6月14日火曜日

メールに関するお願い!

みなさまお元気ですか?

今日は緊急にお願いです。

タイのリトリートの件で、お問い合わせやお申し込みのメールを頂戴するのですが、返信すると、不達になってしまうケースが多くは発生しています。とくに携帯電話のアドレスからメールくださった方、セキュリティの設定を変更していただくか、パソコンで開けるアドレスをお教えくださいますでしょうか?

お友達に、リトリートの情報をシェアしてくださった方、こちらの記事をシェアしてくださるか、お心当たりのお友達がいらっしゃる場合は、その方にお伝えいただけると大変助かります。

どうぞよろしくお願いいたします!





2016年6月2日木曜日

拝啓ウパーサナ様

北国に縁のあるウパーサナさんに向かって、ガンガン更新宣言をしたので、有言実行を目指します。るんるん。

ウパーサナさんは北国で元気にしているでしょうか?
ウパーサナさんじゃない人も、各地でお元気に過ごされているでしょうか?

私は、東京で、比較的のんびり過ごしています。

このギャップ・・・。

インドでちょっと働き過ぎた分、取り返すようにのんびりしています。


最悪の時は2時に寝て5時に起きてたからねえ。その場合1時間の昼寝が必要だったけど、1日20時間労働って・・・禿げるわ。

インドでなにをしているかというと、お父さん(スワミジのこと。北国のトゥラシーさんと私が勝手にこう呼んでいる)のもとで、ヨーガのコースの運営をしています。事務部門と、経理とまではいかなくともお金の出し入れ窓口。


そんな私の事務職経験は、たったの1年。なんとかやれているのは、あの時に色々なことを教えてくださった社長と専務のおかげです。


それから生徒を教える部門。生徒の相談窓口。スタッフをなんとなく管理する部門。


6年前に、アンボリで細々と始まった頃には、それこそ他に誰もいなかったので、すべてを自分ですれば良かった。日本人だし器用だし、忍耐力あるし、そこそこ一人でなんでも出来るし。


いまは人もわんさか増えて、ジュニアスタッフを管理、育成する中間管理職っぽい感じ。
「中間で管理しやがって!」という、まあ、ちょっとした憎まれ役です。


正直いうと、自分でやった方が早い場合も多い。

これまで全部自分でやってたんだから当然できるし、教える為の時間が二倍かかる。

小心者の私には「人に頼むことで嫌な顔されるんじゃないのストレス」もある。

しかし、お父さんに「全部自分でやるんじゃない!」と怒られた。



お父さんがそう仰るのは、後輩の育成という意味も大きいでしょう。

私の大好きな松岡修造は、合宿で子供たちを大声で叱りつけもするけれど、出来るだけ褒めるようにもしているのだそうです。

「人間には圭のように叱咤激励されると気持ちが引けてしまうタイプもいれば、追い詰められる方が力を発揮できるタイプもいます。部下を指導するときも、一人ひとりの性格をあらかじめ知り、タイプによって対応を決めるべきでしょう。」

「そして、 僕が圭に人前でスピーチをたくさんさせたように、その人が自分の弱い部分と戦わざるをえない環境をつくり、どうすれば弱い部分を克服できるか、答えを自分自身で出させることが大事です。」

課題を与え、叱咤しつつ、褒めることを忘れないこと。

タレントショーでおかしな芝居(コント?)をいろいろやらせましたけどね、それはすべて、ま、いわば「弱い部分の克服」「自分強化」の課題ということでね、ご勘弁ください。うはははは。




みんな目を閉じていて、誰だか判別できませんからね(いやバリバリわかるって・・・)h写真載せますよ。


ライターは私だけど、脚本は毎回違うものを書いてます。英語劇ですが、毎回知的(そうは見えないけどねえ・・・)な内容でインターナショナルに爆笑をかっさらっている。


若手女優の卒業に伴い、来年から名前変える。「ヴァルカラ新喜劇」、俳優スタッフ随時募集中です。



後続の育成という点ではウパーサナサンガという私塾のような、少人数の勉強会をやっています。今年も東京で始まりました。



ヨーガが爆発的なコマースとなってからは、ワークショップとか、コースには、手っ取り早く肩書きが欲しい人や、明日自分のクラスで使えるネタを拾いにくる人が(ますます)増えた。

そんな中で、本当に理解したい生徒さんたちと、彼らの理解を確認できる距離で、お互いに誠実な気持ちで向き合いたいと思い、この勉強会を始めた。それももう5年目だ・・・。

肩書きをあげることは出来ないけれど、いつか彼らがクラスで生徒につっこまれた時に、ちゃんと説明出来るようになって欲しいし、自分もそうありたいから、まだ続けてる。

これまでにドロップアウトの人の数はたくさん。だけど、しがみついてくる人の数もけっこうたくさん。

大阪での特別編は来月始まります。


北国のウパーサナもいつか参加してください(笑)。


またね!















2016年5月31日火曜日

8月28日(日)垂水「インヴァージョンクリニック」「インドの神様サットサンガ」

あれから四十年(これがわかるあなた・・・解答お待ち申す。)

もとい、あれから三年。

ティケティケが三周年を迎えました。ということで今年の8月も垂水へお邪魔します。勝手に三周年感謝祭、インドの神様、再降臨です。


8月28日(日)垂水ティケティケ
要予約:thiikhae@gmail.com コチラを参照

①10:00-12:30(150分)インヴァージョン・クリニック」 
参加費:4000円



天地をひっくり返せっ!

逆転のポーズの攻略方をたっぷり学ぶ2時間半。基本のアーサナでウォーミングアップしてから、逆転のポーズにフォーカスしてみましょう。ヘッドスタンドが出来るようになりたい方、逆転のポーズの指導法を学びたいインストラクターの方。普段なかなか客観視しにくい逆立ちのポーズを、お互いにサポートしあうことで客観的に理解していきます。とおい昔に東京で行った6週間のコースのダイジェスト版です。

・逆転のポーズをする意義とは? ・これだけは押さえておきたい!ヘッドスタンドの必須条件 ・その他ヴァリエーションの為の応用編


14:00-16:00(120分)インドの神様サットサンガ 料金:2500円(チャイとお菓子付) 


3年前、2013年8月5日、幻の地下室企画。


過去に3回だけ開かれた幻の講演「インドの神様」をティケティケで。今回は、瞑想で心を鎮めたあと、神様の名前を音楽にのせて歌ってみましょう。その後、どんなお話が飛び出すかはお楽しみ!最後のアーラティ(火の儀式)まで目が離せません。カフェのおいしいチャイとお菓子つき!


※2クラス通しの方は両方で6000円です。


お申し込みはティケティケまで。
ご予約は下記アドレスまでメールをお送りください
件名 に「○○WS予約」と入れてください
お名前・お電話番号・ご予約希望日と時間をご記入お願いします.




2016年5月28日土曜日

シータマ書店

チックタック、チック タック
私のなかの時間の音。

ラブダブ、ラブダブ
めぐる血液が、まるで地球創生のドラマのようだ。

ある嵐の夜、だあれも来なかった教室の、
灯りを消してマットの上で、自分の鼓動を聴いていた。
脳裏に広がるジュラ紀の風景。


ようやく少しづつ、地面にランディング出来るような気がしている、2016年。

こんな時間を過ごしていたんだよなあ。あの西荻窪のボロアパートで。

いつからこんなに、せわしなく、走って、走って、走っているんだろう。

どんどんスピードの上がるランニングマシーンの上で、猛ダッシュをしているみたい。


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いや〜、はっきり言って、昨年の私はけっこう病んでいた。

インフルエンザにはかかるし、気管支炎を起こすし、一ヶ月くらいゲッソリしてた。

そのうえメンタルもけっこう病んでいた(・・・と思う)。

プライベートで私に 会った人、気づいた人もいるんじゃないかな。
ただでさえ人に慣れるのに時間がかかる私なのに、ハートは絶賛閉店中でしたからね。


ちょっとしたセクハラとかモラハラとか、そういうことが重なって、けっこう傷ついちゃったというか、女であることが心底恨めしく、男どものゲスっぷりには正直閉口だった。

今年は本なんか、読めてる。

いい感じでリハビリ出来てるんじゃない?


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読書に嵌っているルームメイトのイチ推し本「Lean In」に、アメリカの大学教授の行った研究のエピソードが書かれている。

彼らは「破天荒な女性起業家ハイディ・ロイゼン」が、「ベンチャーキャピタリストとしてどのように成功したか」という事例を用意して、Aグループにはそのまま、Bグループには、ハイディをハワードという男性名に変えた文章にして読ませたわけです。


結果、Bグループはハワードを好ましい同僚と感じ、Aグループは同じくハイディを「一緒に働きたくない人物」とみなした。

同一人物の、同一のストーリーなのに、性別を変えるだけで、これだけの印象の差異が!


話が前後するけど、直観的な感想として、私が女じゃなかったら、多分あんな嫌な目にあわなかったのではないか、という気がしている。


「ったく、ケ ◯の穴の小さい男どもがっ!」

と目くじらを立てていた私だけど、まあそういう出来事があったおかげで、「もしかしたら私できる女だったのかな?」なんて、今じゃ思えるわけで、何の穴が小さかろうが「嫌な相手に慈悲の心を持てるようになること」が今の目標です。


この本は、FacebookのCOOのシェリル・サンドバーグのエッセイなんだけど、この人も、いやな目に遭ったんだろうねえ。なのにこの笑顔。お綺麗ですね。あとでじっくり読んでみます。



併せて、こじらせ女子のバイブル、ジェーン・スーの「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」。

いわゆる「おちゃらけ本」的なやつかな、と思ってたんだけど、素晴らしく中身の濃い、愛に溢れた本でびっくり。

自分の職業つながりで「今月の牡牛座を穿った目で見るならば」の章をピックアップしましょう。

私は「スピリチュアル」とか「パワーなんちゃら」とかいう言葉を言われると、そこに誤魔化しというか、それ以上に無知蒙昧というか、そういうものを感じで「なんかいやだわ〜」と思うわけです。

狙って使ってる方はマーケティングの確信犯だから、まあ良しとして、とりわけモヤモヤ感が残るのはそれ以外の場合ですね。誤魔化しの仕組みに化かされている無知蒙昧が嫌なんです。多分。

「じゃ、あんた日本語で説明してみ、あんたのいってるスピリチュアルってなに?」

と問いたくなる。

出来ないんですよ。多くの人は。化かされてるから、きつねに。




私が、ジェーン・スーが知的だ、というのは、化かされない人であるからだけではなく、蔓延る「スピリチュアル」を文章で表すことが出来るから。


言葉とは状況を分析し、考えを整理する道具であり、辻褄のあう文章は整理された考えですからね。


笑わせてくれつつも、たいへん知的な本。40代のみならず、すべての働く女性におすすめです。

では、またね!



2016年5月26日木曜日

7月18日(月・祝)京都誓願寺ワークショップ



はやいもので、今年で5年目ですね。夏の海の日の誓願寺。コンスタントに、同じことをコツコツと。そういうことを、きっとしたいんでしょうね、私は。

(他人事みたいにいってますが・・・笑)、そんなんでしょう、きっと。

午前の部はみっちり2時間アーサナクラス。



午後の部は、今年は満を持して「キールタンワークショップ」です。
誓願寺さんにご迷惑がかからないよう、マイクは使いません。私の馬鹿デカい生声とハーモニウムの伴奏で。


余談ですけど、ハーモニウムは確かイギリスの楽器でして、なんとサンサースもこの楽器のための楽曲を作曲してるそう。いまやイギリスでこれを作ってるところがあるとは思えないのですが、まあ、あるのかもしれませんね。

そういえば小学校の下校の音楽がサンサースの「白鳥」だったなあ。いまでも「白鳥」を聞くと夕方4時のあの寂しい感じを思い出します。


元気が有り余ってる人も、なんだか悲しい気分の人も、夏バテをぶっ飛ばしたい人も、誓願寺さんにお詣りして、ヨーガして歌って、みんなで響き合いましょう!

17日は祇園さんの前祭。遠方からお越しの方は、片泊まりの宿(ゲストハウスも増えたしね)で一泊して、京都満喫もありですね。


7月18日(月・祝)京都市 誓願寺
Sivananda Yoga ワークショップ「鳴らす体、響く心」

午前の部 11:00-13:00 「アーサナ・プラーナーヤーマ」
午後の部 14:30-16:00「キールタンワークショップ」

参加費:各クラス 3500円、2クラス通し6500円
定員:30名
お申し込み:sivanandakendram@gmail.com まで
(お名前、開催日、午前・午後・2クラス通しかのいずれかを明記してメールにてご連絡ください。)







しいたけ占い忘備録



昨年あたりから、「おやっ?」と思っていた「しいたけ占い」。

私の中でしいたけといったら、吉田戦車の漫画に出てくるシイタケだし、なんで占いが「しいたけ」なのか、あまり考えたことなかったんだけど、久々にチェックしてみて、「おぬし、なにやつ!?」となった。

なんか、私の心をめちゃめちゃ代弁してくれちゃってるんですけどっ!

今年は、今後10年に先駆けて、少し矛先を変えていくんじゃないかなあ、って思ってた。転換はフェイドイン、フェイドアウトで、その為に自分と、自分をとりまく状況がどう変化するのか、眈々と定点観察だって。


なかなか筆の進まない、今日この頃の天秤座の気分をしいたけ(?)に語ってもらおうぞ!ってことで、以下は忘備録として部分的にコピペです。スルーしちゃって!
しいたけ占いはコチラ。チェックしてみて。



2016年上半期の私


■2016年上半期、天秤座を巡るキーワード■

・「内面の充実やプライベートを重視する」
・2016年=「これまでやってきたこと」と「これからやっていくこと」が交わる場所
・今後10年の展望に目を向けていく時 


ネイビーという色は天秤座には馴染みの深い色なのです。この色は「ミッション」という性質を持っていて「自分が決めたことや、自分に求められていることは誰よりも完璧にこなす」という、一種の仕事人やプロフェッショナルとしての性質ですね。自分がやると決めたことに対しては、自分に対しても言い訳を許さないかのような厳しさを持っているのです。

しかし2016年上半期のあなたの意識というのは「外の世界で何を成し遂げるか」ということよりも、「自分の内面や健康面での充実」という方向に関心が向いていきます。

「仕事」というものの考え方が、あなたは他の人たちとそもそも違うのです。あなたにとって仕事とは、人生の目的ではありません。もちろん仕事というのは、自分の人生の中でとても大事なものではあるし、先ほどネイビーという色が「ミッション」という性質を持つと言ったように、あなたは任された仕事に対して決して手を抜きません。でも、それでいながら、仕事は人生の目的ではないし、「すべてではない」という感覚をあなたは持っています。
ですから、一度入った会社なり学校なりが「自分と合わない」と思ったとします。そういう時に多くの人の場合は「頑張って続ける」ということを選ぶのですが、あなたはそこまでストレスを溜めて合わないもののために頑張るのならば、さっさと今の自分にできる努力をしてその場を離れます。

余談なのですが、たまに天秤座の人たちは「ずーっと愚痴を言っている人たち」を見ると驚くことがあります。「いや、そんなに嫌だったらその場を離れればいいんじゃない? 」ってシンプルに思うから。

「今の自分がいる場所は確かに大事なものではあるけど、“絶対”ではない」という、どこかクールな考え方も持っているのです。

ここまでの文脈からも、あなたという人は「外からただ与えられるのを待っている」というタイプではないことが読み取れます。かといって淡泊なわけではなくて、むしろ「欲」や「快感」に関してはかなり貪欲な方なのです。

あなたにとって2016年という年は「これまでやってきたこと」と「これからやっていくこと」が交わる分岐点にあたります。
この分岐点にあって、あなたが気にしていくことがふたつあります。ひとつは、プライベートです。今までは「仕事などや社会面など、“外の世界”で活躍する私」を作り上げるために、プライベートという“内側”については必要最低限にしか考えてこなかったという人もいると思います。そしてもうひとつは「健康面」と「体」についてです。

天秤座の人の生活ってどこか「機能的」なのです。「機能的」というのは、必要ないものや余計なものは自分の部屋に置かないというイメージなのです。なぜか知らないけどこの人たちには「自分にとって不要なものを手元に置いておくのが我慢できない」という面があるのです。
どういうところに「機能的」な性格が出るかというと、本当に気を許している人と会う時と、社交辞令的な人と会う場合で、着ている洋服が全く変わります。社交辞令として人と会う時のあなたは、服装にまったく隙がありません。逆に、心許している時のあなたが着る洋服って「中学生や高校生がはじめて買った服」みたいにシンプルで飾り気がなくて、こう言ってはなんですが「ちょっとダサい」という面もあります。あなたの機能性というのは、いつも「必要ないものは身につけたくない。すぐに脱ぎたい」というあなたの願望に根ざされているものです。
2016年はその「必要のないものは身につけたくない。脱ぎたい」という気持ちがプライベートの面で特別強く高まります。つまり、「部屋着の延長で会える人」との時間を濃密にして、「ビシッ」と決めて社交辞令で会わなければいけない人との距離をあけようとしているのです。それだけあなたにとって「プライベートを充実させる。もっと楽になりたい!」という気持ちは2016年においてさらに明白なものとなっていきます。とにかく、自然体でいたい。
2016年という年は、ちょっとスロースタート気味でいいと思います。「分岐点」に当たる時って、あんまり顔を前に出して「積極的に自分の目の前のものに関わっていく」というイメージではなく、ちょっと一歩引いた状態で自分を客観的に眺めるという態度の方がいいのです。
「あ、私はこういう役割がこれからも期待されるのか。でも、こっちの方はもう私自身興味がなくなってきたな」と。客観的に「自分に何が入ってきて、何が自分から抜けていくか」というものを眺める感じ。
キーワードは「中学生のままの自分」と「部屋着の延長で会える人たち」。2016年はこのふたつの感覚を重視してみてください。これはあくまで一時的な現象だと思って聞いていただきたいのですが、「これまで一生懸命取り組んできたこと」に対して一時的にやる気がなくなったりもします。
違う言い方をすると「目の前にある、やらなければいけないこと」だけに縛りつけられるのではなくて、もっと広い視線で「人生全体からみた今の自分」という観点から自分のことを見つめ直していくのです。「今の自分に与えられたミッションを全部こなしていくのではなく、もうちょっと別の方向の幸せを見つめてもいいのかも」という“ふと手を休めて窓の外を眺める”かのような時間が多くなっていきます。
2016年はそこまでがむしゃらにならずに、ちょっとゆっくりを意識してください。

今週の私

「今の自分」と「次の自分」が入り混じる時って、今までの自分がなんとなく「やらなきゃ」と思ってきた習慣に突然興味がなくなってきたりもします。例えば「いつもみんなの前で元気な私」を多少演じてきた人は、少しそのテンションがおとなしくなったりもするのです。今のあなたは「みんなに受け入れられる自分」より「自分にしっくりくる」という感覚の方を大切にしているので、「もう無理してやらなくていいもの」を次から次へと手放しています。

今、「心の底から必要なもの」と「もういらなくなったもの」が混じり合う時だから。こういう時は白黒ハッキリつけすぎないで。縁あるものは自然に残っていくものだから肩の力を抜いて。

2016年 ダライ・ラマ法王の来日講演



この5月は、ダライ・ラマ法王14世猊下の講演がライブ中継されましたね。

実際に大阪の会場に行かれた方も、ハイテクの賜物であるライブ中継をご覧になられた方もいらっしゃったことでしょう。私も初日に中継で拝聴しました。


パソコンを立ち上げると、臨機応変で流暢な、素晴らしい通訳が聞こえてきまして、「あ〜、できれば猊下の言葉を直接英語で聞きたかったなあ〜」なんて思ってたら、通訳越しに聞こえてくるのは、耳慣れない言語。

むむ・・なんじゃこりゃ・・・チベット語?

おおー、チベット語の通訳だなんて!すごい!

閑話休題。


今回、一連の講話は、入菩薩行論の解説ということでしたが、最初のクラスは、そのプロローグという感じで、そのテキストに無知な私にも理解できるお話でした。

すっごく簡単にまとめてしまうとですね、

「信仰の形にはいろいろあるが、(例えば仏教徒であったら)ただお念仏を唱えたり、阿弥陀菩薩の名前を繰り返しているだけでは、仏の教えを真に理解しているとは言えない。これは他の宗教にしても同じです。」


というようなことをお話されていました。


まあ信仰ですとか、修行ですとか、いろいろな形式があるわけです。なにかしらの経文を唱えるとか、日本だったらお詣りするとか、韓国のパクさんのお寺では、観音様のお経にあわせて、スクワットして床に額づく礼拝の所作を繰り返すのを見ました。滝行とかもそうなのかしら。

インドだと広大な寺だとか山(それらをご神体として)の周りをひたすら歩いたり、寝転んでゴロゴロ転がりながら何周も回る(いや、まじなんです、これが!)なんてのもある。

こういった利己行(?)は、自己の怠惰を一蹴したり、生活を律する為に非常に有効で、しかも実は簡単なことではありません。

しかし今回法王は

「形式も大切だけれども、それはあくまでも形骸であって、信仰の道においては初歩である。では、独りよがりの信仰を脱却するには、または真に理解した者とは、どうあるべきか?」

という、より突っ込んだお話をされていました。これは、会場の聴衆を「初歩の人」ではないとみなしてのことでしょう。


数年前に、法王がヴァルカラを訪問された時のお話(聴衆の多くはヒンドゥーの出家者達でした)と同様に、

利他行しなさい。人に繋がって伝えなさい。社会に奉仕し生きる見本となりなさい。

というようなことを徹底して強調されているように思えました。

以前ブログに引用した名言集にもありますが

「あなたの知識を分け与えなさい。そうすれば人に死などないのです。」

ということですよ。



一億総引き篭もり時代(ごめん、作った!笑)は言い過ぎでも、個人の趣向も尊重され、バーチャル傾向が強い社会ですから・・・っていうか、私自身がこっそりひっそり、誰にも関わらずに生きて行けたらどんなに楽だろう・・・と強く思う人間ですから、法王になにげにお説教をされているような、まいどそんな気がしております。


「書を捨てよ町へ出よう」(寺山修司)じゃないけれど、経を捨てよ・・・あ、捨てなくていいか、「経を胸に町へ出よう」ですね。


そんな素晴らしい先生、ダライ・ラマ14世の素敵なお姿を皆さんにもシェアせねば。NEVERまとめ の記事よりお写真拝借しました。


大地をその御足で踏みしめる法王の、真理と愛に満ちた生き様に、本当に憧れます。