2020年12月11日金曜日

おろちの道!(前編)

 私は昔から、格安物件、格安航空券、格安ホテルなどを見つけるのが得意。これまでに最もお得だった航空券は東京‐NY往復2万円代、2005年のことである。

今住んでるアパートもかなりお気に入りのグッドディール。この不景気で生活を可能にしているのは、やりくり一本と言っても過言ではない。

25年前、「24時間の大半を働きまくって、やることといえば金を使うことだけ。なんと阿保らしいことよ・・・」と私は思った。当たりまえとして受け入れている社会構造だけど、これって人間を消費者という家畜として飼いならすシステムじゃん・・・みたいな。


斯く言う私もその構造の中に住まう人間なんだけどさ、そのシステムを理解して煙に巻かれないように暮らしていきたいな、と思うわけですよ。

ランニングコストを抑えて、好きなことをする時間を手に入れたい。だからこそ、やりくり。

さて、私のアパートは小さな1K。掃除は毎日したいので短時間で終わる狭さが良い。狭いのでベッドは入れず、喫茶店の二人掛けテーブル2000円に「不用品あげますアプリ」で探した椅子は無料。

問題は二つある本棚が小さく、手持ちのCDとか、本や資料が入りきらないことなんだけど、メルカリで茶箱を手に入れて、無印良品のミニ台車の上に載せてテーブルの横に設置。さらにメルカリで手に入れたA4サイズが縦に収まる木箱を乗っけて、すぐに使う本やノート・・・まあ勉強道具ですね・・・を収納したわけです。




この木箱が大活躍。木箱の出現以前は、お茶箱の上に縦積みしていたので、日々の雪崩が大変だった。

夜は部屋が暗いので、リングライトを活用します。



ということで、これが私の勉強環境。

ボールペンの替え芯とノートのストックは必須。

ちなみに授業を聴くときには、裏が白い紙を見つけたら何でもかんでも取っておいて束ねたものを使います。これはここ10年インドで出来た習慣ですね。インドでは弘美さんに「ボンビーマックス!」と呼ばれていた。

(ボンビーマックスとはつまり創意工夫のことだけど、私のボンビーマックスは結構すごい。物のないところから何でも作る。枕、ふんどしパンツ、クリスマスツリーも作った。マギー麺を使った高級中華風汁麺とかも。そしてそれらのどれもが貧乏臭いからボンビーマックス。服は人が捨てていったものを着ていた。どうせ色んな作業で汚れてしまうので。)


で裏紙に取った授業をちゃんとしたノートに纏めていくんだけど、ボールペンを使いたいので修正テープが必須なのよ。ここはケチらずに120m分まとめ買い。今年だけで50mくらい使いました。修正液だと乾くまでの時間が勿体ない。

ノートは何冊にもまたがるので最終的に製本テープを使って一冊にまとめる。


・・・というようなことをやって暮らしています。


インドでスワミジ達に教えて貰ったこと。講義を聴いて終わりな訳はないんですよ。教わったことを理解するまで、残りの人生の寝ている時以外、ずっと考え続けてろ!ということなんですわ。で、たまたま私は、これを「好き」だったから出来てる(もちろんまだまだではあるけれど・・・)。


だからみんなも、心から好きだと思えることをしたらいいんだと思うんだよね。「手持ちのアイテムを増やす」ことが目的だと勉強は楽しくない。心から打ち込めること思う存分やっているうちに、好きの対象が勉強に移る日も来るかも知れない。

逆に、多少覚えが悪くとも、好きならば学び続けて欲しい。こういうのは他人と比べてどうこうって話ではない。


これは勉強だけに限った話ではないんだけど

「私には何か足りないから補わなければ」

という考えはこの際捨ててしまったらどうだろう。


・・・って「習いに来てください」って言ってる立ち場でこんなこと言うのもなんだけどね。


「そんな悠長なことは言ってる暇はない。それなら勉強を好きになりたいんだ」という人。寝ても覚めてもその対象の事ばかり考え続けていれば、多分好きになるよ。言い方悪いけどストーカーになれ、って話です。


学びの成就の極意をお伝えしておきますよ。


「教えられたら学び返す・・・・100倍返しだ!」


それ以外にはないね。うん。

もはや変態の道ですよ。


筋トレと同じではないでしょうか?自分で実践した分しか身にはならない。


ちなみにこの半沢的な執念を私と弘美さんは「おろち」と呼んでいる。

おろち部、部員募集中です。