2021年5月27日木曜日

久しぶりに娯楽の話でも。最近見た映画その1。

コロナで生活が変わってから、なんだかまたブログをあまり書かなくなった。

話したいことは沢山あるんだけど、なんでだろ。

実際、頭の中では、ぐるぐると、そりゃいろんな言葉の世界が繰り広げられるてるんだけど、一人の時間が沢山あるから、文字になる前に自己完結してしまっているのかも知れない。

今日はスッキリしてしまう前に奮って書こうと決めた。


さて、コロナで一人でも楽しく生きているけど、やはり心のどこかで自粛ムード(?)っていうのかな、社会全体を覆っている「楽しそうにしているのが 憚られる」という風潮にのまれている感じがある。

震災後とかもちょっとあったし、昭和天皇の崩御のときはまさにそうでした。

第二次世界大戦中の日本も、こんな感じだったのだだろうか?


まあ、そんなこんなで、いつの間にか無味乾燥な心になっていたらしい・・・ということに気づいたのは、せっかく会費を払っているんだからアマゾンプライムで映画でも見るかってことで、最近見たからでございます。


「おおっ!私の情緒、乾燥してたかっ!」・・・・て。


自分では、毎日やりたい勉強もして、アーサナもして、気に入りのインコのYoutubeも観て完璧だと思っていたんだけどね。


情緒ね~。抜かってたわ。


ということで、私の好きだった映画を紹介しようと思います。


「ブランカとギター弾き」。



何の前情報も無しに選んだ作品なんですが、これが良かった。

舞台はフィリピンのスラム。親無し家無しの少女ブランカと、盲目のホームレスギタリストのお話です。

「子供」という生き物の、真っすぐで切ない心の中を見事に描いています。人に伝える表現力や、生きるため知恵が発展途上である子供故に、様々な場所で損を被っている主人公を見ていてハラハラしました。

「将来の為にこの選択は間違いじゃないの?」と言われそうなラストシーンは、子供にとって一番に必要なのは、経済的安定なんかではなく愛情である、という重要な事実を思い出させてくれます。

映画を見終わるまで全然気づかなかったけど、監督はなんと日本人の長谷井宏紀さんという方でした。

物語はフィクションですが、主人公以外の主要キャストは、本当にストリートで暮らす人達で、路上でスカウトしたそうです。

この映画がどうやって出来たかは、コチラの記事で読むことが出来ます。


久しぶりにシンプルで良い映画に出会ったな。

見終えた後に、あ、私の心、けっこう乾いていた、と気づける映画。

良かったらみんなも観てみて。


ブランカが物質的な安全確保よりも愛情を求めたように、映画を始めとする芸術表現は「不要」では無いんじゃないかな。

「愛」とか「本質」の、追求表現なんだと思う。

これを不要と定義するならば、人類は人類でなくなる。

「家畜には芸術や娯楽は必要ない、だまって管理されていなさい」という理由で不要不急のカテゴライズしているのならば、それはお偉方さん、大きな間違いだよ。逆に気の毒な人達だ。


不要不急ではないモノの頂点、愛。

自分と非自分の違いが無いこと。

「愛」という言葉の追求については、またちゃんとしないといけないんですけどね。


次回は、また別の映画の感想文書きますねー。









2021年5月25日火曜日

6月12日(土)「土曜の午後のキールタン」シーター友永先生にご恩返し!


自然界のバランスというのは持ちつ持たれつで、人間の社会もやっぱりギブアンドテイクで成り立っている。

職人になりたい人が師匠について教わったり、学びたいことがあって先生から教わったりの場合も同様で、インドでも昔から、何かを受け取るときに、対価として何かを差し出す慣わしがあります。

よく知られるのは①貨幣の奉納。現代では一番シンプルで分かり易いかもしれないですね。

それから②必要とされる労働の奉納。私はインドでコレでした。それまで私のモノだと思っていたプライベートタイムが、完全に私のモノじゃなくなるというのは、なかなか衝撃的な体験でしたが、慣れました。

①はそのお金を稼ぐ過程そのもの、②では労働そのものが、知識の定着のための布石になっている筈です。どちらも嫌な仕事もあるし、理不尽な要求と思われることに黙って対応したりして大変なのですが、その大変さが精神的成熟度を高めてくれるのは間違いない。

そしてもうひとつ、③自分の持っている知識を奉納するというパターン。「お琴の先生に、生け花の知識を差し出すことでお琴を学ぶ」みたいなことです。

20年前、私は友永淳子先生の教室を訪ねて以来三年間、毎週金曜日に通っていました。先生のお言葉や立ち居振る舞いに、私は、なにか心髄みたいなものを垣間見て、追及心を高めました。先生は、私の道の初めに無くてはならない存在だったと思います。

ちなみにその前は、教室から100Mくらい離れたスポーツクラブで習っていたけど、混んでいるので続かなかったのよね。(ちなみにその時の先生にも一言お礼を申し上げたい願っている。名前も知らないけど、髪の長い綺麗な先生で、総武線の車内で一度お見掛けしました。お心当たりあったら教えて下さい。)

話を戻して・・・

お世話になった先生達に恩返しをするには、教わったことを次の世代に伝えていくことが一番な訳ですが、自分が歳をとり、先生達もお歳を重ねるなかで、気持ちを先生達の前で表現したいなあ・・・と思っていました。

そんな時に突然③の機会を頂いてしまった・・・。

「友永淳子院長先生にキールタンを教えて下さいませんか?」

ええーーっ!恐れ多くて昇天!

と言っている場合ではなく

「やらせていただきます!やらせて下さい!」

と即答しました。

だって、こんな機会はもう二度とないかも知れない。躊躇している間にチャンスの女神は走り去るに違いないのです。つかめ、女神の前髪。

なので、皆さんも、どうぞどうぞこの稀有なイベントをお見逃しなく。

開催はオンラインです。お夕食の準備の前に是非。リアルタイムが難しい方は、録画で受講も可能です!

クラスでは「キールタンて何?」「インドの神様とは?」などのお話も併せつつ、実際に声に出して歌ってみましょう。お部屋で一人で、或いはご家族と。人目を気にせず皆さんの思いの丈を表現して下さい。院長先生が皆さんのお供をして下さいます。ご唱和下さいね!

【土曜の午後のキールタン(オンライン)】

日時:6月12日(土)16:30~17:30(録画での受講も可能)
参加費:1000円
主催:友永ヨーガ学院
詳細&お申込フォームはコチラ
※当講座はキールタンのオンラインレッスンです。Sitaのリードで友永淳子先生にご唱和下さい。


2021年5月21日金曜日

港のシータ♪ヨコハマ横須賀「7月・8月☆ おうち時間充実スペシャルWS」

 


おうち時間は好きですか?おひとりさまは得意ですか?

関東は夏の横須賀ワークショップ、今年は2ケ月連続企画になります。

(関西では7月に会場を分けてたつの京都です。)

ステイホームを求められる今日この頃。退屈している人も多いのではないでしょうか?ヨーガの立場から見てみると、一人で過ごすおうち時間は実はとっても贅沢です。なぜならヨーガとは、瞑想とは「私が私と一緒にいること」だから。この貴重なチャンスを有意義に使って、精神と肉体に安らぎをもたらしてみませんか?

今回のシリーズでは、「体」と「思考」という異なる二つの媒介を通して、自分自身に向き合うプロセスを確認してみたいと思います。

 


7月は「身体と思考を観察する」をテーマに、一人で行う身体運動、通称「ゆみこストレッチ」と「ひとりで行う瞑想」の手順をお伝えします。巷では「ヨーガ=先生の号令に合わせてポーズを取ること」、「瞑想=先生のガイドに合わせて考えを巡らせること」と認知されていますが、それは間違いです。余分なものを一つずつ削ぎ落して、自分自身に安らいでゆく道程の、最初のステップを学びます。

 


8月のテーマは「身体と思考の向こう側へ」。伝統的なポーズと呼吸法を通して、体や心など区別される「意識」の可能性を確認することが目標です。座学では、ヨーガのポーズの中でもっとも奥が深く難解とされる「シャヴァ―サナ(屍のポーズ)」について解説し、ガイド付きで体験して頂きます。短時間で精神の深いレベルまで癒すシャヴァ―サナ。ヨーガニドラや他のポーズとの違いを理解し、方法を学んで下さい。あらゆる条件から自由になる“ひととき”を、ご自身で再現出来るように練習しましょう。

 

『疲れちゃってるから今日はとにかく癒されたいの💖』という方もヴェリーウェルカムです。

 

おうち時間充実スペシャルワークショップ(全2回)in 横須賀

7月回〉711日(日)「ゆみこストレッチ&おひとりさま瞑想」13:0017:00

8月回〉8月1日(日)「シヴァーナンダヨーガ&究極のリラクゼーション・シャヴァ―サナ」13:0017:00

会場:横須賀駅から徒歩8分、汐入駅から徒歩6分(本町コミュニティーセンター)

参加費:各日程ともに、前半(120分)3500円、後半(90分)2500円、通し5500

※入場時の手指消毒、マスクのご着用をお願いしています。

お申込・お問合せは yogasalaleela@gmail.com 迄

※お名前(複数の場合は全員)・電話番号・参加希望のクラス日時をご明記ください。Yogasala Leelaからの返信をもってお申込み完了となります。

 

★7月の内容

     前半13:00-15:00 アーサナクラス「ゆみこストレッチ講座」

ゼロから身体と向き合う「ゆみこストレッチ」は誰でも簡単に出来るホームストレッチです。全身の隅々まで呼吸させて、体に対して意識的になることが出来ます。身体が硬くても、まったく問題ありません。

     後半15:30-17:00 座学と実践「おひとりさま瞑想」

基本的な知識を得て一人で座れるようになりましょう。あとは実践あるのみ。

 

★8月の内容

     前半13:00-15:00 アーサナ「シヴァーナンダヨーガ」

ウォーミングアップから、アーサナ・プラーナーヤーマまで、Sivananda Yogaのフルシーケンスをガイダンスに沿って行います。ポーズのバリエーションが豊富なので、あらゆるレベルの方にご参加いただけます。

     後半15:30-17:00 座学と実践「究極のリラクゼーション・シャヴァ―サナ」

基本的な知識を得て、全てのプロセスを一人で出来るようにしましょう。

2021年5月1日土曜日

5月13日(木)「新月の夕べのサットサンガvol.7」 ~カワシマ君の先生の話

こんにちは。久しぶりにこのイベントのためのブログ記事を書いてみる。

というのは、自作の告知用素材の出来に気を良くしているからです(笑)。

 


・・・我ながら・・・良き!

とは言え、我々チーム”シー友”。

手持ちの写真素材が少ない(とくに私は持ち前の添乗員気質のため、人の写真を上手いこと撮るものの、自分の映っている写真が無い)ので、来月は早くもネタ切れの予感。

ま明日は明日の風が吹きましょう。ふははは。

前にも書いたかも知れないんだが、昔、カワシマ君という人が「中学の先生が『続けることが大切ってこともある』って言ってたぞ」と私に言った。

バンドをやっていた私には、当時j、割と引くあまたな時代があった。神奈川県の片隅にいる名も無き一人のベーシストとして、「人の目にとまったら話に乗っかってみて、違うと思ったらバシバシ切る」。そんな感じで、波を乗り換え、乗り換え、云わば「わらしべ長者的」に道を開拓しようと思ったわけですよ。

そんな私を引き留めようと、カワシマ君は、中学の先生の話をしてくれたわけです。

結局、音楽で人前に立つのは辞めてしまったんだけど、今は、続けることも辞めることもどちらも大事だってことがわかる。

もちろん、何をどのような目的の為に続け辞めるか、が重要ではあるが。

引き留めてもらったにも関わらず、結局そのバンドとはサイナラした。

でも、あの時のカワシマ君の言葉を、私は、実は胸に大切に保存している。
あれから三十年近く、思い出さない年は無い。

タフだったけど、スワミジのお手伝いを10年も続けられたこと。京都のワークショップや、タイでのリトリートも然り。

(タイでのリトリートは、コロナで途切れてしまっているけれど絶対に再開させる意気込み!)

10年同じことを、同じように繰り返していける「価値」を、私は扱いたい。

このトークライブも、毎月「もうそろそろ辞めよっか?」と言いながら、生後7カ月になります。めでたいね。

今月のテーマは「老いと病」です。


トークライブ『シー友の 新月の夕べのサットサンガvol.7』
日時:2021年5月13日(木)20:00-21:00
開催場所:オンライン(録画視聴も可)
チケット:500円
お申込&詳細はコチラから