時は二月・・・。今シーズンもインドに来て早三ヶ月が過ぎてしまいました。三つ目のコースがもうすぐ終わろうとしています。今行っているのは一ヶ月のアドヴァンスコースで、スワミジが独立されてから今回で二回目なんだけど、生徒さんの構成によって内容がガラッと変わるんだ!っていう面白い現実をダイナミックに見せてもらってます。
例によってアドヴァンスコースは殆どの生徒が既に先生なので、とても成熟した雰囲気なんですが、生徒さんたちの雰囲気に乗じて先生のレクチャーの内容が深く、一歩も二歩も進んだ内容になりました。以前、私が一生懸命 Pujya Swami Dayananda 先生のお話を聞いている姿を「美しい」と評してくれた先生がいましたが、本当に私もそう思う。学びたい気持ちの皆さんの、学ぶ姿の美しさ。輝き。
日々のスケジュールは、朝4時半に始まって、21時半に終わるまで、合計6コマのクラスがびっしり。全部英語。そんな中に、よっちゃんが、たった一人の日本人としていらっしゃいます。しかもよっちゃん、ノーストレス。本当に幸せそうに、熱心に勉強している。そんな姿を見てると私も頑張ろうって心底思う。先生達の講義に熱が入る気持ち、よーく分かるよ。
よっちゃんは、私が日本で始めた最初の勉強会に、6ヶ月間一回も欠かさずにクラスに来続けてくれた唯一の生徒さん。ハッキリいってそんな人、滅多にいないっす。
「あ~、この人はよっぽど学びたいんだな~」って、胸の奥にずしん来まして、「そんなら私が手伝わないでか!」って思ったの。で、六ヶ月頑張りました。これまでに出した宿題も、家事とお仕事の合間を縫って、完璧以上にこなしてくれた。その結果、今の、幸せそうに学ぶ彼女の姿を見れて私も幸せ。よっちゃん、また次のステップへ、一緒に頑張ろう。
麗しきかな、二児の母よっちゃんと。
昨日久々に時間が出来て、ちらっとフェイスブックで遊んでいたら、高校の時のY先輩が記事をアップしていた。それが特に練習もしないながらもフルマラソンをここ10年位、毎年走っているっていうお話だったんだけど、よくよく考えてみたらなんかすごいな・・・と思えまして、その旨コメントさせて貰ったの。それに対して「たんなる物好きです」とのお返事。
いやいや~、待てよ、もの好きといったら世界で一番絶賛される対象のうちの一つではないか?10年続いたら立派なポリシーでは・・・。よっちゃんじゃないけど、よっぽど走りたいんだな・・・と私は思った。
で、思い出したんですな。マネージャーだった私が何で選手になろうかと思ったかというと、その先輩が駅伝を走るのを見たからなんだよね。なぜ他でもなくY先輩だったのかというと、先輩は、対戦相手への熱い闘志バリバリって訳でもなく、楽しそうに走ってるって訳でもなく、暑苦しい男の戦いの中で、なんか静かって言うか、一瞬エゴがないみたいな感じ?(なんじゃそりゃ?)みたいな・・・。
まったく言葉で説明できないんだけど、そんな風に見えたんだと思います。
「いいなー。走ると何が見えるんだろうなあ」・・・と。
エゴの塊の私は、この新たな思いつきに興奮しまくって「先生!選手にしてください!」と熱く宣言した訳ですが、二年ほど走りました。楽しかった。
その時にみた風景は、後に音楽を通して見た風景と、あるいはヨーガや瞑想を通して見た風景と、たぶん一緒です。そして、その風景はたぶん、本当は、いつでも見ている風景なんではないだろうか。透明すぎて無いみたいに見えるけど、その気になればいつでもそこにある風景では?
・・・という気がしている今日この頃でございます。
先日は、我らが愛すべきゴパールジの65歳のお誕生日でした。この三年間、毎年ゴパールジのお誕生日をお祝いさせて貰えて幸せ。今年はなんとプージャまでやっちゃいました。
ゴパールジ、長生きしてね。
ではまた!