私は、2005年からyogaを教えているのだけど、最初にクラスをしたのが東京のyogajayaというところ。一身上の都合でクラスの数は減らしましたが、今もずっとそこにいます。ボスのpatrickに初めて会ったのは、表参道のお洒落~なカフェで、「ちゅ、中央線(※東京のヘンテコな人達が専門に住んでる路線、詳しくは「中央線の呪い」を参照のこと。)と世界が違う・・・こんな青い目のカッコよさげな人のとこで働くの~!ひえ~っ。杉並に帰りたい!」・・・とビビったのです。
聞くところによると、yogajayaの採用条件は結構厳しいらしい。でも、なぜか、私には何もなかったというか、唯一のやりとりは、
「あ~、ゆみこはスコーピオンできる?」
「あ、はい」
それだけ。
そうして彼は、「変人ばかり集まるね、ふはははっ・・・!」と嬉しそうに、パンの付け合わせの蜂蜜をスプーンですくっては舐め、すくっては舐め、全部食べてしまった。えーっ!「くまの子ウーフ」か、君は?・・・ていうか、なんで変人って解かった?もとい、この人、同じ血の匂いを感じるんですけど・・・!(こっちは上手く隠してるつもりなんだけど)、何かが似てる、私に。
かくして、まるちゅう(※ 中央線に生息する人の呼称 )の私は、♪ ぁーあ~果ってーしーない~大都会で教え始ることとなったのです。その時、私の中には、ある勝手な決意がありました。
「これからの3年間は、東京に恩返しをしよう。(3年間、東京の先生のところで勉強させて貰った分です)。とりあえず人の嫌がる仕事も全部やろう。」
それで、ありがたいことに多忙を極め、更に、恐らく誰もがやりたくなかったのであろう、朝7時のクラスも引き受けました。
家は中央線だから、近くないんですよ。しかも、このオレンジ色の電車は、よく止まるので有名。とはいえ、代わりの利かない仕事なので絶対に穴は空けられない。4時に起きて、5時に家を出る日々が続きました。お金のこと?ここだけの話(ってかなり公の場なんですけどぉ・・・)結構、赤字でした(笑)。それでも、一年半続けたら、少しずつ朝ヨガも認知されてきましたね。その時初めてお会いした方達が、未だにクラスを受け続けてくれてる。ありがたいことです。
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そんな朝のクラスに、いつも着こなしのお洒落な、ひょろりとした女の子がいた。ポパイに出てくるオリーブみたいで可愛かった。「金曜日はパンの日(?)だから、朝ごはん買わないでいいんです」などと言う。どうやら金曜の朝は、会社がパンをくれるらしい。「わー、なんて良い会社なの~!」と思った。他にも、忘年会がしゃぶしゃぶだったとか、いろいろ教えてくれた。私が会う時は、大抵ほえ~っとしていたけど、ほんの時々辛そうだったので、その時は、真面目で負けず嫌いな性格だったのかも知れない。でも、本当はとても素直。だって、アトピー肌が大変な時に、アーユルヴェーダの友人を紹介したら、たった一回のアビヤンガで治ってしまったもの。
その「パンの人」が、大きくなって(※体が・・ではない)福岡で教えるようになった。愛される先生になったことと思います。今は遠くに暮らす彼女のブログを、いつも楽しみに読む日々なんですよ。で、今日もね、見てたの。そしたら、「あれ?何か変わった!」って思った。彼女の本音の中の本音が、初めて聞けたような気がしたのです。少し、生きることが楽になってるみたいに見えて、泣けちゃったというか、自分を愛するってこういうことなのよね、って。人を許すことが出来るのは、自分を許せる人だけ、自分を、愛せる人だけ。なんだかちょっぴり嬉しかったシーターなのでした。
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そういえば、いつだったか、Patrickがドタドタと現れて、
「あ、ゆみこ?ゆみこの給料を上げたいよ。」
聞くところによると、yogajayaの採用条件は結構厳しいらしい。でも、なぜか、私には何もなかったというか、唯一のやりとりは、
「あ~、ゆみこはスコーピオンできる?」
「あ、はい」
それだけ。
そうして彼は、「変人ばかり集まるね、ふはははっ・・・!」と嬉しそうに、パンの付け合わせの蜂蜜をスプーンですくっては舐め、すくっては舐め、全部食べてしまった。えーっ!「くまの子ウーフ」か、君は?・・・ていうか、なんで変人って解かった?もとい、この人、同じ血の匂いを感じるんですけど・・・!(こっちは上手く隠してるつもりなんだけど)、何かが似てる、私に。
かくして、まるちゅう(※ 中央線に生息する人の呼称 )の私は、♪ ぁーあ~果ってーしーない~大都会で教え始ることとなったのです。その時、私の中には、ある勝手な決意がありました。
「これからの3年間は、東京に恩返しをしよう。(3年間、東京の先生のところで勉強させて貰った分です)。とりあえず人の嫌がる仕事も全部やろう。」
それで、ありがたいことに多忙を極め、更に、恐らく誰もがやりたくなかったのであろう、朝7時のクラスも引き受けました。
家は中央線だから、近くないんですよ。しかも、このオレンジ色の電車は、よく止まるので有名。とはいえ、代わりの利かない仕事なので絶対に穴は空けられない。4時に起きて、5時に家を出る日々が続きました。お金のこと?ここだけの話(ってかなり公の場なんですけどぉ・・・)結構、赤字でした(笑)。それでも、一年半続けたら、少しずつ朝ヨガも認知されてきましたね。その時初めてお会いした方達が、未だにクラスを受け続けてくれてる。ありがたいことです。
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そんな朝のクラスに、いつも着こなしのお洒落な、ひょろりとした女の子がいた。ポパイに出てくるオリーブみたいで可愛かった。「金曜日はパンの日(?)だから、朝ごはん買わないでいいんです」などと言う。どうやら金曜の朝は、会社がパンをくれるらしい。「わー、なんて良い会社なの~!」と思った。他にも、忘年会がしゃぶしゃぶだったとか、いろいろ教えてくれた。私が会う時は、大抵ほえ~っとしていたけど、ほんの時々辛そうだったので、その時は、真面目で負けず嫌いな性格だったのかも知れない。でも、本当はとても素直。だって、アトピー肌が大変な時に、アーユルヴェーダの友人を紹介したら、たった一回のアビヤンガで治ってしまったもの。
その「パンの人」が、大きくなって(※体が・・ではない)福岡で教えるようになった。愛される先生になったことと思います。今は遠くに暮らす彼女のブログを、いつも楽しみに読む日々なんですよ。で、今日もね、見てたの。そしたら、「あれ?何か変わった!」って思った。彼女の本音の中の本音が、初めて聞けたような気がしたのです。少し、生きることが楽になってるみたいに見えて、泣けちゃったというか、自分を愛するってこういうことなのよね、って。人を許すことが出来るのは、自分を許せる人だけ、自分を、愛せる人だけ。なんだかちょっぴり嬉しかったシーターなのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういえば、いつだったか、Patrickがドタドタと現れて、
「あ、ゆみこ?ゆみこの給料を上げたいよ。」
「は !? なんで !?」
「ゆみこは、むかし、みんながいやな朝のクラス、赤字でもずっとやってくれたでしょ。ワタシ、ずっと、すっごくカンシャしてる。」
あんた、給料上げたいなんて言い出す人、前代未聞なんですけどぉ・・・?でも、ちゃんと見てたんだ。ビックリしたし、嬉しかった。ヨーガを教えた結果、お金を頂くときもあるし、頂かない時もある。「だけど、お金と引き換える為に、教えてはいけないよ」と言われて送り出されたので(※お釈迦様も同じこと言ってる。布施の代償として法施をしてはいけない)、金のことはとやかく言うまい・・・と、私にしてみれば、それだけだったんだけど、彼は心の隅でアリガトウと思い続けていてくれた。
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強面でいかついし、変わり者風情だから、いろいろ誤解され易い人だと思うんだけど、でもやっぱり私の思ってる通りの、私の好きなPatrickだな~って思ったよ。今も変わらずそう思ってる。初めて会ったあの時のまま。目には見えないけれど、小さな種みたいな、同じ何かをシェアしてる。老後、一緒にバンドでもしますか?
あの場所から始まったこと、
沢山。
そして今に続いてる。
今日はちょっぴりノスタルジックなシ~タ~でした。
あの場所から始まったこと、
沢山。
そして今に続いてる。
今日はちょっぴりノスタルジックなシ~タ~でした。
「金曜日はパンの人」、もといKumari と。
みんな!下半身は温めよう!どんだけっ!?