2024年5月14日火曜日

写真でめぐる「源六」 、スペシャルオファー有り〼。

聳り立つ山々の、木々が湛える雪解け水は、安曇川になり、関西の水がめ琵琶湖に注ぎます。
そんな安曇川のほとりの古民家、「里山舎 源六」にお泊まりしてきました。

いや〜、びっくり。
期待を裏切られました、良い意味で。
源六さんのウェブサイトからの想像を、遥かに超えてました。

「ここではないどこか」に興味のない、かつ寒さを苦手とする私が、初めて「ちょっと住みたいかも」と思ってしまうくらい魅力的でした。

物理的な云々より、地域の人の営みの在り方に、何というか、揺るがない普遍性を感じたからだと思います。

揺るがない何かって、多分、大いなる叡智への清らかな敬意

未来永劫に失われませんように、って思うけれど、未来のことは私には分からないので、友人達には、時を待たずに今行って欲しい、そんな場所でした。

せっかくなので、スマホで撮った写真で綴る滞在記録で、源六をご紹介したいと思います。

未来のことはわかりませんけれど、現状この上ないリーズナブルな宿泊費。
ご予約に際して源六さんからプレゼントがあるので、最後までお目を通してみて下さい。


では、写真でめぐる「里山舎 源六」ツアーにレッツゴー!



最初びっくりしたのは、私の住む関東平野の里山のイメージとの乖離です。
ご主人、これは・・・里山じゃない、山里だ!



ちなみに私は、ヨーガの合宿7名で利用させていただきました。裏手にウッドデッキがあり、近々サウナと五右衛門風呂を作る計画だそうです。安曇川の向こう、東の山から顔を出す太陽の神々しさ。山里ですよねぇ・・・。



源六のある町居集落は、どの家も綺麗に手入れされていて、でも空き家もボチボチあるのだそうです。驚くなかれ、源六さんの築年数は160年越えだそうです。



そして、どの家もてっぺん近くに何か書いてある。「水」と書いてあるのだそう。火を封じる水。楷書体の家もあるし、草書体の家もあります。火事になりませんように、という祈りなのですね。ちなみに源六さんには、囲炉裏の他に薪ストーブがあります。煙突が可愛い。



奥に見えるのが薪ストーブで、手前が囲炉裏。



居間には座卓がありますけど、せっかくだから皆で囲炉裏を囲みました。



おしゃべりする時も、なんとなく囲炉裏に集まっちゃう。



ちなみに素泊まりのお宿なので、食事はみんなで作ります。7名だったので、シンクがもう少し広かったら・・・と感じましたが、勝手口を出て外にも洗い場もあるので、そちらも活用出来ましたね。可愛いキッチン萌え。



冷蔵庫も炊飯器も、お鍋もボールも、食器もたくさん揃っていて、本当に普通のお家と同じように使えます。電子レンジもありました。



これは草餅作っている様子。紆余曲折はあったものの、すり鉢を使ってつきました。



餅なら任せろ!蓬の季節ですよ。すっごく美味しかったです。



山菜と春の木の芽は天ぷらになる。



山の宝物たち。




食卓まわりの話ばかりですが、外には安曇川を見下ろすデッキがあって、川音を聞きながらのお食事は涼しげで格別。



「旅行に来てまでご飯作りたくない」という方に朗報のお弁当宅配。ヴィーガンも対応してくれて、めちゃめちゃ美味しかったです。写真は、おかず多めの600円。ご飯を弁当箱に収めると500円になります。



きまぐれ食堂さんは、昨年末にこの地域にいらっしゃったとこのとで、お爺ちゃん、お婆ちゃんが、どれだけ助かっていることか。潰えて欲しくない。だから皆さん、源六にいって、沢山注文して下さい。お願い!



この小さな集落の氏神様、町居神社。合宿の前にみんなでお参りしました。太陽の神様と、山神様とお水の神様シコブチさん達がいらして、合宿のプログラムは朝6時の瞑想で始まるのですが、私はその前に毎朝ご挨拶に行っていました。シコブチさんとガワ太郎のお話、源六のご主人にぜひ聞いてみて下さい。



合宿での授業風景。襖を外して14畳のこのお座敷で、6枚マット並べてヨーガしました。



写真の手前右に見える居間を使えばあと2枚いけるな、と思いました。私が毎年お世話になっているYOGA FARMたつのと同じ形の建屋です。



ヨーガは、裏窓の向こうのウッドデッキでも。マット10枚位はいけそう。



5月です。日中は20度越えの夏日でしたが朝晩は10度位まで冷え込み、朝露の乾くのが8時。しかし雲の無い快晴の朝9時ともなると暑いですね。途中から向きを変えました。夏になれば、もう少し早い時間に出来るのでは?ちなみに午後3時とかは大丈夫そうに見えました。




お天気に恵まれ、洗濯物は軒下であっという間に乾きました。洗濯機をお借りしましたが、懐かしの二層式なので、大人数の場合返って良い。二層式を見たことの無い人は、使い方教わって下さい。私は環境に負荷をかけないタイプの洗剤を持参してました。リスペクト to 安曇ちゃんと、シコブチさんと、ガワ太郎。


写真に収め忘れましたが、こじんまりとしたお風呂もお手洗いも使い易かったです。毎日自分たちでお掃除をすると自分の家のように思えて大変よろしい。いっときですが、この素敵な古民家のオーナー気分を味わえますよ。



では外に出てみましょう。

安曇川を渡った向こう側、地域を守る地主神社さん、そして千日回峰行で有名な明王院がございます。写真は地主神社。マニアックな話になりますが、日本の古いお社って、インドの伝統的なお寺の構造と一緒なのが分かります。南インドの同サイズのテンプルを訪れたことのある方、比べてみて下さい。・・・ということでこのお社の古さが垣間見られます。



明王院のお堂の中から外を写しました。明王院を写せ・・・って話ですが、すみません、なぜだかこうしてしまった。修行の僧が三の滝で瞑想している時に、不動明王=シヴァ神が現れたので思わず抱きついたら、一本の丸太だった・・・と。その流木から像を削り出して納めたというお堂です。私たちが拝見できるのはレプリカだそうです。源六から徒歩で15分。



その三の滝に行ってみましょう!明王院から2km、徒歩30〜40分。



回峰行の修行の山。右に見えるのはホーマ(護摩)を行う場所で、砂利を敷き詰め、屋根がかけられています。



三の滝の入り口は、立て看板が目印です。お腹の赤いマムシに注意です。



下ります!



三の滝を見ることが出来ました。お堂の裏から下に降りられる道もありましたが、今回はここまで。



メインルートに戻り、もう少し先に進みましょう。山の岩清水を汲めます。持ち帰って珈琲など淹れてみては?



さらにもう少し進むと、橋の手前で川に降りることが出来ました。



沐浴したい・・・。



しかし雪解け水は冷たい。次は夏に来ます。



身も心も清められた感じがハンパない。




ところで、公共交通機関を利用する場合、人口もバスも減っている今、源六までのアクセスはどうなのでしょう? 

最寄のJR堅田駅までは、京都から僅か20分前後。駅からは事前予約制の乗合タクシー「光くん号」が存在しているようです。詳細はコチラのリンクから、北部エリア  葛川・伊香立地域利用案内PDFをご参照下さい。黄色の⑥番、町居で下車。表を見ると料金は800円です。


あ、それから、お車でいらっしゃるならお勧めしたいお店があります。

蕎麦とCafe Le seul 杢 さん。お優しいシェフがきめ細やかなお料理を作って下さいます。これまたお優しいお母さんにおねだりして、マリンバの生演奏まで聞かせていただき、うっとりでした。建物全体を見学させて貰ったのですが、葛川の渓谷を見下ろすお部屋にまたうっとり。ご来店の際には予約をお勧めします。



話を源六に戻しましょう。

現在、町居集落はインターネット回線につながっていません。使えるのはモバイルデータ通信のみ。

しかし、事件です。なんとこの6月にケーブル回線がやってくるとの噂がある。そうなると、ワーケーションの拠点にもなり得るってことですよね。 ちょっと長めに滞在もありですよね。


もうすぐ梅雨が来るけど、雨音を聞きながら、あったかいお風呂なんか入って、囲炉裏で暖をとりながら沸かしたお湯で、コーヒーをハンドドリップ・・・なんて、静かな雨安居・・・最高だな。


ちなみに私は、キッチンのテーブルが一番集中出来ました。広いので、複数人で来ても、それぞれのお気に入りの場所を見つけられるのが良い。






2名様から、1泊1名 5000円、 小学生は2500円、未就学児は無料・・・?

お得すぎて内緒にしたい、私だけの秘密の場所にしたい・・・

・・・けど、そんな心の狭いことではダメだ、シータマ!

家族みんなで行っちゃって下さい。

ご予約の際、合言葉「シータマに聞いた」とお伝えいただくと、先着10組様に、煮出して使う、お風呂用よもぎのハーバルボールを1回分プレゼントして下さるそうです。

濃厚で漆黒の、山の蓬のお風呂。私も浸からせて貰いましたが、力強くて、朝までポッカポカでした。写真は、すみません、浮かれていて撮り忘れたので、実際に目で見て肌で感じてみて下さい。→ 参考



源六さん、山の神様、水の神様、太陽の神様、たくさんの愛情と恵をありがとうございました。

またきっと会いに行かせて下さい!