東京に戻ってまいりましたシータ万蔵です。
四国関西でいろんなことをしていましたが、その中で、ものすご〜く直前に決まったスケジュール。
「studio るん」さんは乗り鉄シーターが乗ってみたかった能勢電鉄の沿線の畦野駅のそばにありまして、自然に囲まれた素敵なエリアなのですね。
とてもコージーなスタジオで、クラスの後はプチ女子会さながらおしゃべりで盛り上がってしまいました。
その時にね「るん」の知子先生が煎茶を淹れて下さったんですよ。
それが鮮烈に美味しくて、思わず聞いてしまった。
「こんなに美味しくなるなんて!何かコツはあるんでしょうか?」
知子先生「うーん」とまず言葉を止めて、一息置いてから
「待つこと、ですね。」
このお答えに私はなんだか物凄く感銘を受けてしまって・・・そっかあ、そうだよなあ、そうだよねえ〜。
「お湯を沸かして、それを冷まして、茶葉に注いで、それからまた待って、辛抱強く・・・」
お茶の話にとどまらず、これはえらく意味深いことだぞ、と思った次第。
なので、重くなった腰をよっこいしょとあげて書き残しておきます。
クラスとその後のおしゃべりに夢中でスタジオの写真を撮り忘れましたが、見せていただいたお母様の羽織の柄だけはなぜかしっかりとレンズに納めたのでそちらの写真を貼っておきます。
辛抱強く紡がれた生糸が、辛抱強く織られて、辛抱強く描かれて、母の手に渡り、娘の手に渡り、それは「美」となって私たちを感動させてくれました。
華やかな「美」の根底にある「忍ぶ強さ」。
知子さん、そして時間を共にして下さったみなさま、ありがとうございました!