字の汚さでは定評のあるSitaです。講義を聴くときは、猛スピードで反射的に書きなぐるので、罫線は完全無視、ノート一冊は、あっというまに終わってしまいます。写真は、こないだのVedanta Campのノート。
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4月16日(金) 夕方、こんな質問が出ました。「ポジティブシンキンについて、何かアドヴァイスがあればお願いします。」 さて、 これに対するスワミジのお答ですが、汚ノートを解読して、Sita語に翻訳。
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ミルクに関する二つの事実。
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①コップに半分もミルクが有る。
②コップに半分しかミルクが無い。
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Positive Thinkingというと、短絡的に②はNG・・・とされますが、その場合②の背景にある「いま私は、コップに一杯のミルクが欲しい」という事実を見落してやしませんか?という話です。Positive Thinking という傘を利用して、現実から目を背けようとするリスクがあることを、忘れてはいけないよ・・・とスワミジはおっしゃっていました。
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「There is emotion. There is hatred. There is anger. 痛みはただ、そこに「在る」だけなのに、なぜあなたは、そこに罪悪感を加えるのですか?emotionにpositiveもnegativeもない。emotion は、ただそこに存在するだけ。Don't skip it. Emotion has source.」
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常に思考の源を、客観的に捉えていかないと、Positive Thinking は形骸的なものになってしまうってことです。Positive Thinking という言葉を傘に、不都合なものを見落せる。これ、けっこう大きな落とし穴だと思います。
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では「不都合なもの」って何か?それは・・・最もキッパリした言葉でいうと、Fear=恐れ じゃないかな。
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ヨガの周辺では、私がどんなヘマを語っても「あー、でもそういうのも、逆に良いってことですよ~」と、裏付けのない謎の肯定で返されることが多いのも現実。問題を客観視し、改善したい為に、話題に出すわけですが、これでは、全てスルーです。 もちろん悪いことではないけど、「見ない聞かない」じゃ、どうやって正しい判断が出来ますか?・・・と。
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実は、年明け以来、先生方に、いろいろと言われ続けてきたんですよ。
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「感じたことをそのまま、しっかり感じてみなさい。悲しいなら、悲しいの正体をしっかり体験しなさい。恐怖があったら 『でも、それも、また修行ですから!』とかお茶を濁して、キレイゴトで回避しなさんな。恐怖の底まで、しっかり見据えて、初めて見えてくる真実があるんです。」
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エライ厳しいんですけど~!
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だいぶ向き合えてる方だと思うけど、それでもまだ足りないだなんて、私はまだ許されないのか、なんで罪深き魂なんだ・・・と嘆いていたわけですね。そんな折の、スワミジにとどめの一発ですから、笑っちゃいましたよ。なんでみんなして、同じこと言うの~って。でも、お陰で、先生達が仰っていた意味が、やっと解かった。guru の daivam ~Amazing Grace、大きな宇宙の働きを、感じずには居れませんでした。
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あっち⇔こっち
良い⇔悪い
好き⇔嫌い
正しい⇔正しくない
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人類は今日も、引き裂かれた二つの世界の隙間を埋められなくって、苦しんでいる。でも、ほんとうは、There is no negative, no positive. 絶え間ないコンシャスネスが満ちているだけ。