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2010年4月14日水曜日
二つの道
ロハス茅ヶ崎、Jayadeva先生の教室です。写真はスッドーダナのお抱え預言者ではなく、マニ先生と私ですが、永遠の平和を予言するティーチャーズ・・・ていうんですか?ま・・・単なるピースサインなんですけどね。本当に、穏やかで温かい場所なので、みなさん是非足を運んでみてください。
スッドーダナは、サンスクリット語でシュッドーダナ。日本語では浄飯王(じょうぼんおう)だったけかな?お釈迦様の父王です。マニ先生は、ブッダ関連話がけっこう好きで、サットサンガの時も、よく話してくれます。「この話を貴方に教えた先生は、どの教派の仏教徒なの?」と尋ねると、「ほら、前に話したヒンドゥのスワミジだよ!」とのこと。あ~あの博学先生ですか。禅とか芭蕉なんかにも詳しい、大変な物知りらしいです。
お釈迦様の話が出るのは、通訳する私にしてみれば大変ラッキーなこと。自分のバックグラウンドですし、既に知っている話も多い。ちょっと気が楽です。しかし・・・最後のサットサンガの話は、きつかった!
「おいおいおい!これ私に言ってんのか?」
って通訳しながら思わず笑っちゃいました。こういうお話です。
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シッダールダが生まれたとき、シュッドーダナに伺いをたてられた占師達は、二本の指を立てて手を掲げ、宣言します。この赤ん坊の将来は、偉大な王になるか、偉大な出家者になるか、二つのうちのどちらかです・・・と。でも、一番若い占い師だけが、一本の指だけを掲げて、こう言いました。
「彼は王子として生まれて来たんです。王位を継がないなら、出家の道だけが残るのは当たり前。どっちに転んでも無難な予言なんて馬鹿げています。私は優れた預言者として、ハッキリ申し上げることが出来る。この子は、偉大なる出家者として悟りの道をゆくでしょう。」
ガーン!やっと生まれた後継ぎが出家だなんて、スッドーダナ大ショック。
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マニは私に(&別の者に)、こう言っていたんです。「君がどの人生を選ぶかは君の自由だ。どんな組織も、どんな他人もそこには関与できない。でも、仲間として言わせてもらう。人間は、右の道と左の道の、両方に進むことは出来ない。つまりモクシャは、アルタ・カーマとは、同時には追求出来ないんだよ。いつまでも寝ぼけたこと言ってんじゃねーぞ、こら!」ってことでした。
グサーッ!その通りざんす。 正しすぎて、ウケました。
腹の底から笑ったら、それで、 ストンと落ちました。
翌日、インドに帰国したマニ先生。みんなの心に色んなことを残して行きましたね。今回はとりわけ、そのように感じました。彼が日本に残したエネルギーを絶やさないよう、私たちは繋いでいかねばならないって、そう思いました。みなさん、これからも宜しくね。
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今回、集って下さった皆さん、お手伝いして下さった皆さん、本当にありがとうございました。また、遠方の皆さんから沢山のメールを頂いたのに、なにしろバタバタで、お返事を出せずごめんなさい。「マニ先生によろしく、シータも頑張って。」 その愛をしっかり受け取って頑張りましたよ。みんな、心からありがとう!みんなも元気でね!