2019年12月13日金曜日

椎田万蔵の事件簿 2019 ② 体のあれこれ 

こんにちは。

シータ万蔵ふたたび。

人体というのは面白いもので、いろんなことを教えてくれますね。今年も・・・というか毎年ですけども、面白いことが沢山ありました。まあ、些細なことなんですがね。


4月某日
パイセンが施術で使ったオイルが余ったからと、背中マッサージをやってくれたんだけど、翌朝、左の背中というか腰というか、如何とも言い難い部分に違和感。

「これは噂のギックリ腰の兆候だろうか」と思って気を付けていたら、痛む場所が毎日少しずつ左下方向に移動していく。痛みの種類も、関節や筋肉のそれとは違う。

更に観察を続けると、左のウェストを回って前にきた。最終的に恥骨の横?みたいなところまで降りてきた。で、いつの間にか痛みは消えた。

これは、もしや、尿管結石では?マッサージの刺激で腎臓から押し出された石が移動していく様子を追っていたのではないかな。

自分は趣味でこういうことを観察してしまったけど、このようなことは、日常的に誰にでも起こっているんではないかな?

要らんものをちゃんと出す。体。偉いやつ。


8月某日
昼過ぎにトイレに行ったら、おしっこが緑色で、しかも草のような匂い。「なんじゃ!」と思ったが、午前中にヘナとインディゴで白髪を染めたのだった。

ちょうどタイでのミニ講義のレジュメを作っているところだったが、頭皮の経費吸収率は、腕の内側のおよそ3.5倍。ホントに頭の皮はよく吸収するのね。

10月某日
新宿の旅館に泊まって夜クラス、明日は成田・・・というケツカッチン的な日だが、トゥラシーマタこと佳代ちゃんのお休みとタイミングが合ったので、逗子へ。トゥラシーが今年開業した鍼灸院を訪ねる。

初の顔面美容鍼。頭と顔とに鍼をいっぱい打ってもらってヘルレイザーみたいになる。(知ってる人いるんだろか、ああ80年代・・・)。

施術台に横になったら、メイク(してないけど)落としてもらって、エステみたいでかなり贅沢な気分だ。


施術の前(上)後(下)の写真を撮ってもらったが、確かにほうれい線が薄くなっている。顔面だけじゃなく、脈診なんかしながら全体の体調バランスを見て貰えるのが良い。


美容鍼という看板は最近よく見かける。

が、よくよく話を聞いてみると、顔と頭部への鍼は、睡眠の不調や自律神経の調整に効果が高いとのこと。まあ、脳神経がわんさわんさと繋がってきている場所だから、納得ではある。脳幹への良い刺激となるだろう。

私のような、交感神経過剰な働き方をしてしまう人に合っている。私だけじゃなくて、日本人の殆どがそんな感じだと思うから、いっそ美容鍼という呼び方を別なものに変えた方が広く一般に認知されるのでは、と思った。

副次的な効果として美容もあるでよ、ってことで。

逗子の女性専用鍼灸院 ASKはこちら。鍼もいいけど経験豊富なトゥラシーのオイルマッサージおすすめ。かなりお値打ち。アロマセラピーや吸い玉、竹の輪灸、ネパール灸、小児鍼といったマニアックなものも揃っているので、自分にあった施術が構築出来るのが良い。


12月某日
これを書いている今も、実は体がやばい。

先月の通訳中から自律神経の疲弊がドカンと来た。16時間オンデューティーだから過労死ラインとっくに超えてて当たり前なんだが(笑)。蕁麻疹と単純ヘルペスと紫外線アレルギー発疹がいっぺんに出た。

アーシュラム出て自由時間いっぱいになったから「運動してリフレッシュ!ルンルン!」と一日二回アーサナやったりしてたんだけど、三日目くらいから背中の中が痛くなった。朝夕の瞑想とチャンティングの時、要は背筋を伸ばして座っている1時間が痛いので大変困った。

じーっと内観してみると多分副腎疲労だな。あはは。

下手な鉄砲、数打ちゃ当たるで、とりあえず、お灸をしまくったけど、こういう時に本職のトゥラシーに訊ねると、いろいろと対処法を教えてくれて本当に助かる。


こういう体の不調をつぶさに観察するのは、まあ趣味のようなもので、自分の身で人体実験している感じ。東洋医学の知恵も、身をもって検証できてよろしい。

日頃、体のことはかなり疎かにしているけど、こういう機会に、そのメカニズムの素晴らしさ、人体の、宇宙の、神秘っていうの?を垣間見れて、ありがたいなあと思う。

体もまた叡智、叡智、叡智。

叡智そのもの。








2019年12月11日水曜日

椎田万蔵の事件簿 2019 ① ムーちゃんの求愛

みなさま、こんにちは。

気が付けは今年もあと数日で終わり。
毎年のことながら・・・早いもので・・・

フゥ~・・・(←ためいき)。



さて、私はアーシュラムでのお勤めを、今年から早めに切り上げることにして、現在はケーララ文化の中心、トリシュールという町のJJKグルクラム の建物にひっそりと滞在しています。

ここに来るのは、実は三回目。建設前の地鎮祭、建設後の開所式、そしてようやく初めての滞在なのですが、まったくもって平和な養生とサーダナの日々です。この広いおうちに、なんというか、一人でお留守番・・・みたいな状況なんですが、通常は、スワミタットヴァルーパーナンダジがいらっしゃる時であれば、どなたでも訪れることが出来ます。このお話はまた別の機会にね。


さて、時代はSNSが賑やかですが、とかく逆行しているシータマン。10年以上前に作ったっきりホーチミン(放置するの意)のインスタグラムのアカウント、久々に使おうかどうか悩み中です。

ま、とりあえず、今のところはやっぱりホーチミンということで、ここに忘備録としてまとめることにする。

あっという間だった2019年の椎田万蔵、衝撃の事件簿①。


8月某日 

三年ぶりに岡山県は笠岡のリカ&コーキ夫妻を訪ねる。初めましてのユミさんを紹介してもらって女子三人、カフェなど巡って素敵な休日を過ごさせていただいたのも束の間・・・・事件です。

寝込みを襲われた!

右のお耳にムーちゃんの熱烈なキッス!

ムーちゃん↓




夜中の1時くらいにチクッときて目覚め、すぐに立ち上がって電気をつけ、持参の対策キッドを取り出す間に、手がドンドン震えて覚束なくなってくる。

な、なんじゃこりゃぁーーーーーーーーーっ!
痛えぇーーーーーーーーーーーーーーーーっ!

夫妻に助けを求めに行こうにも、あまりの痛みに手がいうことを聞かず、隣室へのゲートを開けられないので、やむなく「助けてー!」と叫ぶ羽目に。

種類によって毒性の強さも様々なのだろうが、私のムーちゃんはなかなかのツワモノで、その痛みを例えるならば、焼け火箸を耳だかどこだか、そのあたりにガツンガツンと絶え間なく突き刺されている感じ。

いや、実はこのような事態に遭遇する予感はあったのだ。

なぜなら、インドはヴァルカラ時代、私の部屋のバスルームには毎日のようにムーちゃんが現れるもので、捕獲してはトイレに流したりしていたからね。

まあトイレに流しても、きっと死ななかっただろうけど。


だから東京から自分なりに考えた対策キッドも持参していたのに。
枇杷の葉エキス、ぜんっぜん

効かなねぇーーーーーーーーーーっ!

と思わず言葉も汚くなるほどである。

リカちゃんとコーキさんは、睡眠を犠牲にして看病してくれて、とくにムーちゃんと親交の厚いコーキさんのアドヴァイスが偉く役にたった。

ムカデの毒の成分はタンパク質なので、46度以上の熱を加えて毒の作用を抑制する・・・とか。

なりふり構わず風呂場に直行、右側頭部に熱めのお湯を浴びせる。

これが本当に効いた。冷やしているうちは叫ばずには居られない痛みだったのに、温めた直後から、とりあえず、叫ばなくても大丈夫になった。

そこにコーキさんがお庭のアロエヴェラを切ってきてくれて、耳に張り付け包帯で固定。アロエがどんどん熱を吸収して熱くなってくる。そのぶん頭はクールダウン。






噛まれたのが耳の中ということは分かっているのだが、右の頭部がガンガンに痛いし、どこが傷なのかも分からないくらいであった。

平和に眠っていたところを、焼け火箸で刺された恐怖で、眠ろうにも眠れない。いつまた火箸が襲ってくるか分からないので、朝まで明かりをつけてまんじりともせずに過ごした。

翌朝、地元の病院に見て貰って、弱いステロイド錠剤を一日分と、同じく弱いステロイド軟こうを貰う。1週間くらいで噛まれた箇所がわかる程度まで回復。


・・・・というのが、ムーちゃん事件です。


普通の時の耳



ムーちゃん時代


なんだかお金の貯まらなそうな耳ですね。
まあ、めったにお目にかかれない良い経験だったかな。

ただ、一つだけ困ったのは、身体の中で発せられた警戒宣言がなかなか解除されなかったこと。身体の筋肉が硬直したまま解けない。

東京に戻ってすぐに上手なマッサージに行ったけど、それでもダメで、特に頸椎回りの緊張がすごい。しかも夜になると目がカーッと開いて眠れない。交感神経アンテナバリバリといったところ。

軽いPTSDなんだろうけど、緊張のあるまま暮らすのは不快だし、かといって自分で即座になんとか出来るレベルでも無かったため、いろいろ考えたあげく、レイキのセラピストを訪ねてみた。

これが一発で効きましたね。びっくり!

レイキって効くんだ・・・・!

・・・と、自分もレイキのセラピストの資格を持ってるくせに言う(笑)。

精妙な領域の不調には、精妙なヒーリングが効果的ということですかね。

トラウマのこととか、神経のこととか、エネルギーのこととか、なんだか色々と勉強させて貰った、ムーちゃんとのアフェアでした。


後日、タイのバーンロムサイを訪れた際、代表の名取美和さんがちょうどムカデに噛まれていて、ムカデの話で二人は盛り上がりましたとさ。

タイではサソリよりも痛いと恐れられているそうですよ。

リカちゃん、コーキさん、ほんとにお世話になりました。

クーちゃん、カイちゃん、ムーちゃんによろしくね。